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アプリからWebページに飛ぶときに開くブラウザの正体

アプリからWebページに飛ぶときに開くブラウザの正体

スマホアプリを使っていると、外部サイトへのリンクを踏んだときにブラウザが開くでしょう。しかし、このときに開くブラウザは普段使用しているブラウザとは異なることがあります。外観や操作性などに違和感を覚える人もいるかもしれません。

 

本記事では、スマホアプリで外部サイトへのリンクを踏んだときに立ち上がるブラウザについて解説していきます。

一部のアプリにはブラウザが組み込まれている

アプリで外部サイトへのリンクを踏んだときに立ち上がるブラウザは、「アプリ内ブラウザ」といいます。そのアプリに組み込まれており、アプリの一部として機能しているものです。アプリ内ブラウザを利用することで、通常のブラウザに切り替えることなく、外部サイトを閲覧できます。

 

ただし、アプリ内ブラウザが組み込まれているのは一部のアプリのみです。具体的な例としては、LINEアプリやTwitterアプリ、InstagramアプリなどのSNSアプリが挙げられます。

アプリ内ブラウザと通常のブラウザとの違い

アプリ内ブラウザは、操作性や機能などが通常のブラウザとは異なります。あくまでリンク先のWebページを一時的に見ることを想定しているため、複雑な機能はなく閲覧できるだけのものが多いです。複数のサイトを見ることを想定していないため、タブも使えません。

 

キャッシュやCookieなどは通常のブラウザとは共有していません。つまり、通常のブラウザでWebサービスなどにログインしている場合でも、アプリ内ブラウザではログイン状態が維持されません。

▲同じサイトにSafariでアクセスした画面(上)とLINEのアプリ内ブラウザでアクセスした画面(下)。見た目はそう変わらないように見える

アプリ内ブラウザを使用するときの注意点

アプリ内ブラウザを使用する際には次のような点に注意が必要です。

通常のブラウザと設定が共有されない

アプリ内ブラウザと普段使用している通常のブラウザは、全くの別物であるため設定は共有されません。例えば、ChromeやSafariを使用している人ならパスワードを保存していることも多いでしょう。しかし、アプリ内ブラウザでは、保存済みのパスワードが自動で出てくることは基本的にありません。また、履歴も通常のブラウザとアプリ内ブラウザでは別の扱いです。

トラッキングされる可能性がある

GoogleとAppleは、ブラウザのCookieを利用したトラッキング(ユーザーの行動の追跡)は極力行わない姿勢を示しています。そのため、ChromeやSafariを使用したサイト閲覧では、トラッキングされる心配はほぼないと言っていいでしょう。

 

しかし、アプリ内ブラウザの場合には、アプリの提供元でトラッキングをしようとすればできてしまいます。トラッキングされるということは、リンク先のサイト内で閲覧したページや入力した内容などが詳しく分かるということ。そのため、アプリ内ブラウザを使用しているときには、パスワードや個人情報などの入力は避けるのが無難です。

アプリ内ブラウザの使用を回避する方法

アプリで表示されたリンクを踏んでも、通常のブラウザで開くこともできます。そうすれば、アプリ内ブラウザの使用を回避可能です。

 

では、主なアプリでアプリ内ブラウザを使わず、通常のブラウザを開く方法について見ていきましょう。

Twitterアプリの場合

Twitterでは、「設定とサポート」>「設定とプライバシー」の項目から「設定」に入り「アクセシビリティ、表示、言語」を選択します。

iOSの場合は、「画面表示とサウンド」へと進みましょう。

そして「リンクをリーダー表示で開く」のスイッチをオフにします。この「リーダー表示」がアプリ内ブラウザを指します。

Androidの場合は、「表示」の項目へ進み、「アプリ内ブラウザを使用する」のスイッチをオフにしましょう。

Instagramアプリの場合

Instagramでは投稿内にリンクを貼ることはできません。ただし、ストーリーズではリンクが貼れるので、そのリンクにアクセスするときはアプリ内ブラウザが起動します。

 

このとき、Instagramではアプリ内ブラウザを使わないように設定することはできません。そのため、リンクを踏んでアプリ内ブラウザでWebページに飛んでからメニューボタンをタップし、「ブラウザで開く」を選択しましょう。そうすると、標準ブラウザが立ち上がり、同じページが開かれます。

LINEアプリの場合

LINEはiOSの場合のみ、アプリ内ブラウザを使用しないように設定できます。

設定から「LINEラボ」の項目に入り、「リンク先をデフォルトのブラウザで開く」のスイッチをオンにしましょう。これで、Webページのリンクを踏んだときにアプリ内ブラウザは立ち上がらず、標準ブラウザで立ち上がるようになります。

 

Androidスマホの場合にはこの設定ができないので、Instagramと同様にアプリ内ブラウザでリンク先に飛んでから、標準ブラウザでアクセスし直しましょう。

まとめ

アプリでリンクを踏んだときに開くブラウザは、アプリ内ブラウザと呼ばれる、アプリの機能の一部です。通常のブラウザとは別物であるため、やや使いにくい面があり、トラッキングなどのリスクも伴います。気になる人は、通常のブラウザを使用してリンク先のサイトを閲覧するのがいいでしょう。

 

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Contributor

T.A

IT系やスマホの話題から、転職や節約術まで幅広いジャンルで執筆を手がけるWebライター。デジタルモノが好きで、新しいガジェットやWebサービスなどには目がない。

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