堀本一徳 
PCゲームやスマホゲーム、テレビゲームなど、最近のゲームはオンラインでプレイできるものばかりです。そのため快適にゲームを楽しむには、高速で安定した通信環境が欠かせません。
通信環境が不十分だと、MMO（大規模多人数参加型）RPGではラグ（遅延）ばかり発生したり……、FPS・TPS（シューティングゲーム）では撃ち負けてしまったり……。これでは、せっかくのオンラインゲームを存分に楽しめなくなってしまいます。
では、具体的にオンラインゲームに必要な通信環境とはどのようなものなのでしょうか？ ここでは、通信速度の目安や、光回線をおすすめする理由などをご紹介しています。
オンラインゲームに必要な通信速度の目安！
オンラインゲームに必要な通信速度は、参加者の人数によって大きく異なります。
・大規模多人数参加型（十数人から100人以上も）：70Mbps
・小規模複数人参加型（1対1や1対3、3対3など）：50Mbps
・個人プレイ型（育成、謎解き、ギャンブルなど）：10Mbps
「Apex Legends（エーペックスレジェンズ）」や「Fortnite（フォートナイト）」のように1度に100人規模のプレイヤーが参加するゲームでは、通信速度が遅いとラグが起きて、ゲームの進行についてゆけなくなります。
一方、「ウマ娘」や「放置少女」のような個人で完結できるゲームでは、リアルタイムで通信する必要があまりないので、通信速度が遅くとも十分快適に楽しめるわけです。
通信速度が目安以下でもプレイはできる
大規模多人数参加型のオンラインゲームは通信速度が遅いとラグが起きる、とご説明しましたが、目安以下だからといってまったくプレイできないわけではありません。Apex LegendsやFortniteを例に、通信速度ごとに考えられる影響をあげてみます。
・70Mbps以上：フリーズやラグなく快適にプレイできる
・50〜70Mbps：稀にラグが発生するが問題なくプレイできる
・30〜50Mbps：フリーズやラグが頻発してストレスを感じる
・0〜30Mbps：回線が切断されてプレイできない可能性がある
通信速度が遅くなるほど影響が出やすくなるのも確かなので、快適にプレイしたい、そして対戦相手に負けたくないのなら、少しでも速い環境を選びたいものです。
オンラインゲームに光回線がおすすめな理由
では、結局のところオンラインゲームを快適に楽しむためには、どのような回線サービスがいいのでしょうか。結論から言うと、「光回線」と呼ばれるものを選べばまず大丈夫です。
通信速度がとにかく速い
光回線とは光信号を使い、光ファイバーケーブルでインターネットに接続する回線のことで、主要サービスは最大1Gbpsを謳うサービスが多く、通信速度がとにかく速いのが特徴です。ただ、この1Gbpsは理論値で、実際にそれだけの速度が出るわけではありません。
それでも、光回線（1Gbps）であれば平均300Mbps程度は出ていることが多いため、大規模多人数参加型のオンラインゲームに求められる通信速度も十分に満たせるはずです。
ラグ（遅延）が起きにくい
いくら通信速度が速くとも、通信が不安定だとオンラインゲームでは致命的です。その点、CATVなどのほかの回線と比べ、光回線は電磁波の影響をほぼ受けないため通信が安定していて、ラグが起きにくいとされます。
通信制限がない
さらに、プロバイダとの契約にもよりますが、光回線には実質的に通信制限がありません。ホームルーターや、ポケットWi-Fiなどでよくある「3日間で10GBを超えると、速度が1Mbps以下になる」のような制限を心配する必要がないので、安心してゲームを楽しめます。
オンラインゲームなら迷わず光回線を選ぼう
今回は、オンラインゲームに必要な通信環境とは何か、についてまとめました。
オンラインゲーム、と一括りにしていますが、大規模多人数参加型から個人プレイ型までいろいろあり、ゲームの種類によって求められる通信速度も異なります。それでも、いろいろなオンラインゲームを楽しむのならおすすめは「光回線」。大規模多人数参加型でも十分以上の速度なので、今後、どのようなオンラインゲームをすることになっても快適にプレイできるでしょう。
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*1 IPv6に対応していないサービス/サイトはIPv4接続となります。
*2 最大通信速度は光回線タイプによって異なります。最大通信速度はお客さまのご利用機器、宅内配線、回線の混雑状況などにより低下します。
光回線についてもっと詳しく知りたいという方は、
以下の記事も併せてご覧ください。
