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光回線とテザリングを比較!回線契約が必要なのはどんな人?

光回線とテザリングを比較!回線契約が必要なのはどんな人?

新生活を始めるにあたり、インターネットの導入を検討している方が増えることでしょう。しかし、なかには「光回線の導入はお金がかかるし、スマホのテザリングで十分じゃないの?」と思う方もいるのではないでしょうか。

 

実は、光回線とテザリングは、回線の利用スタイルによって明確に向き・不向きがあります。この記事では、光回線の導入はどんな人におすすめなのか、テザリングだけで良いのはどのような場合か、詳しく紹介します。

光回線とテザリングの特徴

まず、光回線とテザリングの基本事項をおさらいしておきましょう。

 

テザリングとは、簡単に言うとスマホをWi-Fiスポットとして利用し、PCなどほかの端末でインターネットに接続することです。ポケットWi-Fiのように外で利用することも可能で、手軽に利用できるメリットがあります。

 

テザリングの接続機器がスマホの通信回線に相乗りする形になるため、通信品質はスマホの回線によって変わってきます。また、無線接続が前提です。

 

一方の光回線は、自宅に有線の固定回線を引き込むことで利用します。スマホとは別に契約が必要です。回線さえ契約すれば、無線接続、LANケーブルによる有線接続どちらも可能です。
スマホとは異なり、通信量に上限を設けていないことが多く、通信制限を気にせず利用できます。

自宅用としての光回線とテザリングを比較

光回線とテザリングを、自宅用のインターネット回線として想定した場合、使い心地や特徴はどうなのでしょうか。

回線の通信速度

メインの回線として評価するのであれば、通信速度は無視できないポイントです。

現在、多くのケースで利用されている「4G」通信のテザリングでは、光回線と比べると速度で大きく劣ることが多いです。今回は、筆者の自宅の同じ環境下で光回線とテザリング(4G)のスピードテストをしてみました。

 

▼光回線(NTT東日本)のテスト結果

▼テザリング(4G)のテスト結果

今回計測した環境では、4Gのテザリングの通信速度は下りで4.04Mbpsでした。この速度では、ネットサーフィンは問題なく可能でも、動画サイトでの高画質再生には耐えられないことがあります。数値のみ比較しても、光回線の通信速度とはかなりの差があることがわかります。

 

ただし、5Gでのテザリングができる場合、通信速度は大幅に向上します。

 

5G回線の通信速度は最大で20Gbpsといわれていますが、これはあくまで理論値です。実際に計測してみると、120Mbpsから300Mbps程度の速度となることが多いようです。使用環境や契約する回線提供ブランドによっても異なりますが、光回線と同程度、または一歩劣るくらい、と考えてよいでしょう。

通信制限には要注意!

いずれにせよ、スマホのテザリングは、所定の通信量を超過すると速度制限の対象となります。ソフトバンクの場合、通信制限中の速度は128Kbpsの超低速になります。自宅のメイン回線としてPCやテレビでも利用するのであれば、通信制限にひっかからないよう大容量プランの利用が前提となります。

通信の安定性

テザリングは、通信の安定性という面では光回線に一歩譲ります。

 

テザリングは有線接続ができないため、家電との干渉など、さまざまな理由で通信が切れることがあります。ただし、この点は光回線にルーターを接続し、Wi-Fiを自宅で利用している場合も同様です。

 

また、スマホの機種によっては通話中にテザリングを利用できないことがあります。オンラインゲームなど、常時接続が前提となる使用方法には向きません。

導入にかかる手間とコスト

導入にかかる手間やコストを比べると、テザリングのほうが手軽といえます。

 

光回線を自宅に導入するには、多くの場合開通工事が必要です。混み合う時期は1か月以上前の申し込みが望ましく、思い立ったタイミングで利用ができないという難点があります。工事の立ち合いや予約も考えると、手軽とはいえないのが実情です。キャンペーンで無料になることもありますが、工事費もかかります。

 

一方のテザリングは、基本的にはスマホが手元にあれば、端末と接続する機器の設定だけで利用できます。ただし、契約中のスマホプランによっては、別途有料オプションへの加入が必要です。

利用でかかる月額費用

月額費用は、契約するプロバイダーやスマホのプランによって異なります。例として「通信品質を重視して旧三大キャリアの大容量プランを契約する場合」と「光回線と格安SIMを併用する場合」を比較してみましょう。

 

現在、ドコモ・au・ソフトバンクの三社が提供している大容量プランの料金は次のとおりです。

 

※2022年3月現在
※各種割引適用前の料金

プラン名 プラン内容 料金(税込月額)
ソフトバンク「メリハリ無制限」 データ容量上限なし
テザリングは月30GBまで
7,238円
ドコモ「ギガホプレミア」 月60GBが上限
テザリングも同様
7,205円
au「使い放題MAX 5G/4G」 データ容量上限なし
テザリングは月30GBまで
7,238円

 

いずれも割引を利用しない場合、月額料金はおおむね7,200円程度です。

 

適したプランやキャリアはユーザーによって異なるため、必ずしも自宅の回線をテザリングで一本化したら、料金が高くなるわけではありません。しかし、スマホの利用スタイルによっては、光回線と併用したほうが安くなることは覚えておきましょう。

複数端末の使用

基本的には、テザリングは自宅での複数端末での利用、つまり、スマホ1台でのテザリングで家族数名がPCを使う状況などには向きません。スマホの回線を利用するため持ち運びが前提であり、所有者が不在の場合は通信が切れてしまうためです。

 

自分以外の家族が回線を使用したい場合や、Iot家電を接続したい場合などは、不便に感じることも多いでしょう。

光回線とテザリングがそれぞれおすすめの人

ここまでの内容を総合し、光回線の導入がおすすめの人と、テザリング単独での利用がおすすめの人は次のとおりです。

 

【こんな人は光回線の導入がおすすめ】
・それなりの回線速度が必要で5G対応エリア外の人
・家族でインターネットを使いたい
・自宅の外でスマホをあまり使わない
・オンラインゲームや会議などで安定した通信環境が必要

 

【こんな人はテザリングだけでも十分かも】
・スマホ以外をインターネットに繋ぐことがあまりない
・在宅時間が短く外でのインターネット利用がメイン
・セット割でキャリアの大容量プランを安くできる

光回線が必要かは状況で異なる!使用シーンや目的を整理しよう

光回線が必要かどうかは、在宅時間や外でのスマホの利用スタイル、インターネットの利用目的によって異なります。まずは自分の状況を整理し、適した通信方式を考えてみましょう。

 

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*1 IPv6に対応していないサービス/サイトはIPv4接続となります。

*2 最大通信速度は光回線タイプによって異なります。最大通信速度はお客さまのご利用機器、宅内配線、回線の混雑状況などにより低下します。

 

 

光回線についてもっと詳しく知りたいという方は、
以下の記事も併せてご覧ください。

光回線とは?仕組みや種類、メリット・デメリットや選び方まで徹底解説

Contributor

いちはらまきを

今日の晩御飯から不動産・転職までこなすマルチジャンルライター。Twitterでも活動中。Twitter:@IchiharaMakiwo

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