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オンラインゲームを楽しむのに必要な回線速度の目安は?

オンラインゲームを楽しむのに必要な回線速度の目安は?

ゲーム実況コンテンツの流行や、ここ数年の巣ごもり生活によって、オンラインゲームのプレイ人口が増えつつある昨今。

 

好きなYouTuberや芸能人、アイドルが楽しそうにゲームで遊んでいるのを見て、自分でもパソコンを買って遊ぶようになった――。そんな人も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

 

オンラインゲームといえば、遊ぶための条件としてまずチェックするのが「パソコンのスペック」です。多人数同時プレイのできる本格的なゲームで遊ぶには、性能の高いゲーミングPCが不可欠。最近は比較的安価なエントリーモデルもありますよね。

 

そしてもう一点、オンラインゲームを快適に遊ぶために欠かせないのが、インターネットの「回線速度」です。というのも、通常のインターネット利用ではそれほど気にしなくても問題ありませんが、オンラインゲームを遊ぶ際にはPing値などの数値も重要になってくるのです。

 

本記事で取り上げるのは、そんな「オンラインゲーム」と「回線速度」の関係について。快適なゲームプレイのために必要な通信速度の目安や、よく耳にする「Ping値」の解説、回線速度の測定の仕方に、改善方法まで説明します。

オンラインゲームを快適に遊びたい!通信速度の目安はどのくらい?

オンラインゲームの話をする前に、まず「通信速度」とはどのようなものなのかを改めて確認しておきましょう。

 

通信速度とは、インターネット上でデータを送受信するときの速さのこと。基本的には「Mbps(メガビーピーエス)」という単位で表されます。この数値が大きければ大きいほど、大容量のデータ通信ができる=通信速度が速い、というわけですね。

 

光回線サービスのサイトなどでは「Gbps(ギガビーピーエス)」という表記を見かけることもありますが、これはMbbsよりも大きな数値を表すための単位です。1000Mbps=1Gbpsとなっており、光回線では1Gbps以上の通信速度が出るサービスもあります。

 

ですが、実際のところは、このように表される「最大速度」はさほど重要な要素ではありません。「オンラインゲームを快適に遊ぶための通信速度の目安」を考えるにあたっては、それよりも大切なポイントがあります。

ポイント1「重要なのは最大速度より平均速度」

まず大前提となるのが、「最大速度ではなく平均速度が基準になる」というポイント。

 

多くの光回線サービスが「最大1Gbps」を謳っていますが、これはあくまでも「最大速度」。常にこの速度でインターネットを使える回線はそうそうありません。それよりも、普段のネット利用でどのくらいの速度が出るか、つまり「平均速度」をチェックしましょう。

ポイント2「Ping値がオンラインゲームでは重要」

SNSの閲覧や動画の視聴など、一般的なネット利用に関しては、「平均速度」がインターネットの速さを判断する際の目安になります。一方でオンラインゲームに関しては、無視できないポイントがもう一点あります。それが「Ping(ピン)値」です。

 

Ping値とは、インターネット上でデータを送受信するときにかかる時間のこと。送信したデータがサーバーまで返ってくるまでの「応答速度」と言い換えることもできます。単位はms(ミリセカンド)で表され、この数値が小さければ小さいほど応答速度が速いと言えます。

 

では、なぜPing値が重要なのでしょうか。答えはシンプルで、複数のプレイヤーがリアルタイムにやり取りを行うオンラインゲームにおいては、応答速度が遅いと画面のカクつきや操作の遅延が起こりやすくなるからです。いわゆる「ラグ」の問題ですね。

 

Ping値は通信速度とは別の指標ですので、「通信速度が速くても、Ping値が大きいためにラグが発生してしまう」というケースも珍しくはありません。オンラインゲームをプレイするのであれば、この点は忘れずに抑えておきましょう。

回線速度は30Mbps〜100Mbps、Ping値は50ms以下が目安

以上のポイントを踏まえて、オンラインゲームを快適に遊ぶために必要な数値の目安は、それぞれこのようになります。

 

  • 回線速度:30〜100Mbps
  • Ping値:50ms以下

 

プレイするゲームのジャンルにもよりますが、最低30Mbps以上の回線速度は必要で、100Mbpsも出ていれば十分だと言えるでしょう。また、リアルタイム性が特に重要になってくるFPSや格闘ゲームでは、Ping値は小さければ小さいほど良いとされています。

回線速度を測定するには?端末別に方法をチェック!

回線速度とPing値は、実は簡単に調べることができます。パソコンやスマホ、ゲーム機でもすぐに計測できますので、端末ごとに以下の手順を試してみてください。

パソコンの回線速度を確認する方法

パソコンの場合は、Googleの「インターネット速度テスト」を使うのが手軽でおすすめです。

 

  1. Googleで「スピードテスト」と検索する
  2. 検索結果に表示された「速度テストを実行」をクリックする
  3. 上り速度・下り速度・Ping値が表示される

 

※「FAST.com」「Speedtest by Ookla」などの計測サイトを利用してもOKです。

スマホの回線速度を確認する方法

スマホで回線速度を測定する場合は、専用のアプリを使う手段もあります。前述の「FAST Speed Test」「Speedtest by Ookla」などがそれぞれiOS/Android向けアプリを提供していますので、アプリをインストールして測定してみましょう。

PS4・PS5の回線速度を確認する方法

PS4・PS5での回線速度の測定は、以下の手順で行います。

 

  1. ホーム画面から「設定」を選択する
  2. 「ネットワーク」を選択する
  3. 「インターネット接続を診断」を選択する
  4. 回線速度が表示される

 

※Ping値は測定できません。

Nintendo Switchの回線速度を確認する方法

Nintendo Switchでの回線速度の測定は、以下の手順で行います。

 

  1. ホーム画面から「システム設定」を選択する
  2. 「インターネット」を選択する
  3. 「接続テスト」を選択する
  4. 回線速度が表示される

 

※Ping値は測定できません。

オンラインゲームを自宅で快適に楽しむための改善ポイント

回線速度やPing値を調べた結果、快適にプレイできる目安に届いていなかった。あるいは、普段からオンラインゲームをプレイしていてラグが気になっていた――。そんな時は、どうすればいいのでしょうか。

 

各家庭ごとにインターネット環境もさまざまですので一概には言えませんが、回線速度やPing値は、いくつかの方法で改善することができます。Wi-Fi接続か、有線接続かによってもアプローチが変わってきますので、ここからはその改善策を見ていきましょう。

Wi-Fiの場合① デバイスとルーターの位置関係を見直そう

Wi-Fiでインターネットに接続している場合、まずチェックしたいのがデバイスとルーターの位置関係です。

 

無線で通信を行うWi-Fiは、デバイスとルーターとの距離や位置、障害物の有無によって、電波が繋がりにくくなることがあります。ルーターとの距離が離れていないか、あいだに壁や障害物はないか、電波干渉を引き起こす家電がないかなどを確認してみましょう。

 

もしデバイスとルーターが別の部屋に置かれており、距離も離れているということでしたら、中継機の導入もご検討ください。

 

関連記事はこちら

Wi-FiにつながりにくいならメッシュWi-Fiを導入してみよう

Wi-Fiの場合② ルーターの通信規格をチェックしよう

通信規格とは、無線でデータをやり取りするときのルールや方式のこと。

 

同じルーターを長期間にわたって使っている場合、ルーターに対応している通信規格が古く、十分な回線速度がでなくなってしまっている可能性があります。古いルーターに関しては、新しいものに買い替えることで通信品質が向上するかもしれません。

Wi-Fiの場合③ Wi-Fiの周波数帯を切り替えよう

Wi-Fiには「2.4GHz」と「5GHz」という2種類の周波数帯があります。

 

2.4GHzは電波が強く、遠くまで届く特性を持っていますが、干渉を受けやすく、速度は遅め。一方、5GHzは電波が弱く、近くまでしか届きませんが、干渉を受けにくく、速度は速め。2種類の周波数帯には、それぞれこのような特徴があります。

 

一見すると2.4GHzのほうが安定性が高そうに感じますが、この帯域は多くの機器や家電で使われているため、電波干渉を引き起こしやすい問題があります。その点、5GHzはルーター以外では今のところ使われていないため、通信が安定しやすい、というわけですね。

 

そのため、5GHz対応のルーターを使っている場合は、切り替えることで通信速度が改善する可能性があります。一度試してみてください。

Wi-Fiの場合④ IPv6方式に切り替えよう

IPv6とは、IP(Internet Protocol)の一種。これは、パソコンやスマホなどのコンピュータが、ネット上で情報をやり取りする際に用いられるルールのことです。「IPアドレス」という言葉なら聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。

 

IPv6はIPv4よりも新しい規格であり、「IPoE」という接続方式に対応しているのが特徴です。詳しい説明は省きますが、簡単に言えば、「新しい通信の方法であるIPv6 IPoEは遅延が起こりにくく、安定性に優れている」というメリットがあります。

 

ですので、利用中の回線がIPv6 IPoEに対応している場合は、IPv4から切り替えることで回線速度やPing値が改善するかもしれません。設定を変更するだけで切り替えられますので、まずは対応しているかどうかを確認してみてください。

 

関連記事はこちら

光回線の最新技術IPv6とは?メリットや利用の仕方などを解説

Wi-Fiの場合⑤ 有線接続にしてみよう

根本的な改善策としてよく言われるのが、「有線接続にする」という方法です。

 

近年はWi-Fiの技術も向上していますが、それでもやはり無線ゆえの「通信が不安定になる可能性がある」というデメリットは無視できません。通信の安定性が何よりも求められるオンラインゲームにおいては、なるべく有線でインターネットに接続するのがおすすめです。

有線接続の場合① LANケーブルのカテゴリーをチェックしよう

Wi-Fiと比べると通信品質が安定している有線接続ですが、「思うほどの回線速度が出ない」という声を聞くことがたびたびあります。

 

その代表的な原因のひとつとして挙げられるのが、使っているLANケーブルの「カテゴリー」の問題です。ここで言うカテゴリーとは、LANケーブルの性能や規格を表すものです。

 

CAT5やCAT6などの種類があり、数字が大きければ大きいほど新しく、高速で安定した通信ができます。ですので、LANケーブルの表面に記載されている数字が古い場合は、新しいカテゴリーのケーブルに買い替えてみましょう。回線速度が改善される可能性があります。

有線接続の場合② LANケーブルを差し直してみよう/断線していないか見てみよう

有線接続に関しては、有線ゆえの物理的な原因によって、通信品質が低下しているケースもゼロではありません。LANケーブルがデバイスやルーターにしっかりと差し込まれているかどうか、改めて確認してみましょう。

 

また、ケーブル自体はしっかり差し込まれていても、どこかに断線や損傷があると、通信速度に影響を与える可能性があります。普段はあまり気にすることがないので、改めてケーブルの状態を確認してみてください。問題があれば、新しいものに交換しましょう。

オンラインゲームには光回線が必須!

以上、オンラインゲームと回線速度の関係について説明してきました。

 

回線速度に影響を与える要素もさまざまですので、ひとつひとつチェックするのは大変かもしれません。もしすべての方法を試してみても改善が見られないようでしたら、ルーターを新しいものに変えるか、光回線自体を別のサービスに乗り換えるのもひとつの手です。

 

乗り換え先を検討中ということでしたら、選択肢のひとつとして「ビッグローブ光」はいかがでしょうか。

 

通信の安定性とリーズナブルな価格設定に定評があり、プランのわかりやすさも大きな魅力。工事費が実質無料になるおトクな特典やキャンペーン割引も用意しているので、この機会にぜひご検討ください。

 

 

 

光回線についてもっと詳しく知りたいという方は、
以下の記事も併せてご覧ください。

光回線とは?仕組みや種類、メリット・デメリットや選び方まで徹底解説

 

Contributor

けいろー

フリーライター。ネット大好きゆとり世代。趣味のブログをきっかけに依頼をもらうようになり、勢いで独立。書評・アニメ・グルメ・旅行など何でもござれ。

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