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使いやすくなったGoogle Chromeのアドレスバー

使いやすくなったGoogle Chromeのアドレスバー

「Google Chrome」のアドレスバーが地味に改良され、賢くなっています。自動補完機能の強化、タイプミスの検出、ブックマークフォルダ内の検索、応答性の改善など。最新機能をチェックして、Chromeを賢く使いましょう。

 

「Google Chrome」のアドレスバーはオムニバーと呼ばれています。オムニとは「すべての」「なんでも」という意味の言葉です。URLを入力する場所としてのなごりで「アドレスバー」と呼ぶ人も多いですが、現在は検索ボックスとしてなどの利用もできるので、「オムニバー」という名称が一般的になってきました。

 

Google検索を行うときには画面中央の検索ボックスに文字を入力しますが、Google Chromeではアドレスバーに検索キーワードを入力してリターンキーを押すことでも、Google検索ができるのです。

 

2023年10月18日、オムニバーに新しい5つの機能が追加されました。それぞれ詳しく見ていきましょう。

賢いオートコンプリート機能

まず第一のポイントは「スマートなオートコンプリート」の実現です。従来から、URLを入力すると閲覧履歴などから合致するものを提案し、入力を自動補完してくれる機能はありました。今回追加されたのは、途中から入力しても対応してくれるという機能です。

 

今まで当サイト「しむぐらし」の「https://join.biglobe.ne.jp/mobile/sim/gurashi/」というURLを補完してもらうためには、joinから入力を始める必要がありましたが、今回の改良により、「sim」とか「gurashi」と入力するだけで、正しい候補が出るようになりました。

▲「gur」と入力すると、候補のひとつに「しむぐらし」が表示される

タイプミスの自動修正

URLの入力では、ときにタイプミスが致命的なミスになることがあります。詐欺サイトは本物と似たアルファベットを使うことが多いからです。とくに銀行などの金融系は詐欺サイトが多く、危険が伴います。

 

たとえば、mizuhobankと入力しているつもりで、「n」izuhobankなどと入力してしまい、詐欺サイトにつながってしまったら大変です。ところが、新しいオムニバーは有名サイトの場合、正しいサイトを候補に出してくれます。誤って詐欺サイトに騙される危険が低下しました。

 

この機能はデスクトップ、Android、iOSと、すべてのChromeで提供されます。

ブックマークフォルダー内に限定して検索する

検索においては、調べる範囲を大きくとるか、小さくとるかで精度が変わってきます。新しいオムニバーではブックマークフォルダー内の検索が可能になりました。

 

検索にフォルダー名を含めれば、フォルダー内のコレクションから候補が表示されます。これで、よく使うサイトをブックマークバーを使わずに呼び出すことができるようになりました。

 

たとえば、「連絡」という意味で「R」というフォルダを作っておきます。この中に「Chatwork」のブックマークが入っています。これまでなら「R」を開いて「Chatwork」を選択していました。これからはオムニバーに「r/c」と打ち込めば候補の中に「Chatwork」が出てきます。

▲「r/c」で「R」フォルダの中の「Chatwork」を呼び出す

 

この機能もデスクトップ、Android、iOSと、すべてのChromeで提供されます。

有名なサイトを自動的に認識

それまで一度も利用したことのないサイトであっても、有名どころであれば、数文字の入力に候補があらわれます。たとえば、「top」と入力してみると、「凸版印刷」が候補のトップに出てきます。
これが「toy」になると、「トヨタ」となります。きっちりとurlを把握していなくても、だいたいの勘で呼び出すことも可能になるわけです。

▲「top」で凸版印刷が候補にあらわれる

応答性の向上

最後の改良点は、目に見えない機能ですが、応答性の向上です。
なにか文字を入力した瞬間にオートコンプリート機能が開始され、オムニバーの下に候補が表示されはじめます。文字数を足すほどに候補は変化し、正確性を増します。

 

オムニバーだけでなく、応答性の向上はGoogle検索にも用いられているので、Google検索自体が快適になっています。

オムニバーの改良でネットサーフィンも快適に!

ブックマークバーに表示されるサイトは、マウスのクリック一回でジャンプできますが、バーから隠れてしまうサイトについては操作が格段に面倒になります。今回のオムニバーの改良を把握しておけば、一度表示したことのあるサイトやブックマークフォルダのなかにあるサイトはかなり表示が楽になりますね。

 

さらに、検索はたくさんページを開きすぎているときのページ間の移動にも応用ができるため、広範囲の操作に影響を与えることでしょう。

 

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光回線についてもっと詳しく知りたいという方は、
以下の記事も併せてご覧ください。

光回線とは?仕組みや種類、メリット・デメリットや選び方まで徹底解説

Contributor

深川岳志

1960年、兵庫県生まれ。大学時代はSF大会(Daicon3、4)の運営にのめり込む。卒業後、編プロを経てITライターに。ショートショートを書くのが趣味。note:https://note.com/fukagawa

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