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AIを使った質問システム、ChatGPTの基本的な使い方

AIを使った質問システム、ChatGPTの基本的な使い方

人に話しかける感覚でいろいろな質問ができるAIチャット「ChatGPT」が話題です。検索エンジンに比べると回答に不正確な面もありますが、要約や翻訳、会話など、検索エンジンにはできないことが試せる面白いツールです。

 

開発したのは人工知能の研究開発機関「OpenAI」です。2022年の11月に公開され、使い方の簡単さ、回答精度の高さが話題となり、あっと言う間に世界中に広がりました。

 

ブラウザがあれば利用できます。iPhone用の専用アプリを使えば、音声で質問することも可能です(Android用アプリは開発中)。2023年7月現在、有料プランと無料プランがあります。

 

この記事では、初めての人でもわかりやすくChatGPTの登録から簡単な使い方までを解説します。

登録にはメールアドレスとスマホの番号が必要

メールアドレスを持っている18歳以上(または保護者の承認を得た13歳以上)の人なら誰でも利用できます。準備するものは、メールアドレスとスマホの電話番号のみ。

 

PC版の登録手続きを見ていきましょう。まず、ブラウザを開き、ChatGPTのページにアクセスします。

▲ブラウザからChatGPTのページにアクセスする

 

「ChatGPTを試してみる」をクリックします。アカウントを作る場合は「サインアップ」をクリックします。

▲「サインアップ」をクリックする

 

電子メールアドレスを入力し、「続く」をクリックします。パスワード(最低8文字)を入力します。もう一度「続く」をクリックしてください。

▲電子メールアドレスを入力し、続いてパスワードを入力する

 

OpenAIからさきほど入力したアドレスに電子メールが届きます。「Verify email address」をクリックします。

▲受け取ったメールを開き、「Verify email address」をクリックする

 

認証が完了し、個人情報の登録画面に移ります。名前と生年月日を入力し、「続けます」をクリックします。続いて「電話番号」を入力します。「+081」のあとに続けて、スマートフォンの番号を入力してください。下に「コードを送信する」というボタンがあるので、クリックします。

▲電話番号を入力し、「コードを送信する」をクリックする

 

スマホのSMSにOpenAIからの認証コードが届くので、その数字を入力すれば、登録作業は完了です。ChatGPTのトップ画面が表示されます。

 

スマホからChatGPTを利用する場合もブラウザを利用できますが、専用アプリから利用したい場合はこのページからダウンロードして、PC版と同様の登録手続きを行います。

ChatGPTと会話してみる

ChatGPTは膨大なデータを学習しています。しかし、2023年7月現在、学習データは2021年9月までしか入っていないので、最新の状況、たとえばウクライナ戦争の話題には答えることができません。その前提を頭に入れておきましょう。

 

まずはご挨拶。画面下の「プロンプト」と呼ばれる入力ボックスに「こんばんは」と入力しリターンキーを押すと、答えが返ってきます。そのまま会話を続けてもいいし、違う質問を振っても構いません。

▲「こんばんは」という入力対する返事

ChatGPTに質問をする

次に質問をしてみましょう。プロンプトに、「明日の朝食、なにを作ればいいかな」と入力してリターンキーを押します。
ChatGPTはしばらく考えて答えを返してきます。ここではいくつかの候補を出してきました。

▲ChatGPTは無難な回答を返してくる

具体的な答えを得るには

具体的な情報がほしい場合は、こちらの持っている情報を開示します。たとえば、冷蔵庫にある食材をもとに、サラダのレシピを作ってもらいましょう。

▲質問に情報を入れることで、より詳細な回答を引き出す

 

具体的な回答を得ることができました。料理が得意ではなくても、これだけの情報があれば、サラダが作れますね。

回答が途中で途切れてしまった時は

ChatGPTの回答文には文字数制限(およそ1000文字)があって、回答が途中で停止してしまうことがあります。
このような時の対処は簡単です。プロンプトに「続けて」と入力すれば、回答の続きを最後まで出力してくれます。

▲プロンプトに「続けて」と入力する

質問以外の使い方

ChatGPTには質問に回答する以外にもいろいろな特技があります。そのいくつかを紹介してみましょう。

要約してもらう

たとえば、ChatGPTは文章の要約も得意です。「以下の記事を要約してください。」と入力して、約1600文字の記事を貼り付けます。間に改行を入れるときには、SHIFTキーといっしょにリターンキーを押しましょう。本サイトから「TVer」を紹介する約1600文字の記事を貼り付けたところ、438文字に要約してくれました。

▲ChatGPTの回答部分

 

記事のポイントをピックアップしてもらいたいなら、「以下の記事を要約して個条書きで表示してください。」とリクエストしてみてもいいでしょう。AIは飽きることがありませんから、よりよい回答を得るために何度も言葉を変えて質問することができます。

▲要約を個条書きに整理してくれる

校正してもらう

文章の校正は集中力の必要なやっかいな仕事です。キーボードやスマホのフリック入力などで入力していると、変換ミスや打鍵ミスによる誤字脱字が紛れ込むことは防ぎようがありません。ChatGPTは、そのような人為的なミスをたいへんな速さで、自動的に訂正してくれます。

 

ここでは打ち間違い(「テレビ」を「テレヒ」)、明らかに異なる数字(2015年を3015年と誤記)、誤変換(「増えて」を「不得手)、間違った表現(そのような背中もあり)などを紛れ込ませましたが、すべて正しい表現に訂正してきました。内容の推敲はともかく、機械的な誤りを訂正する場合にはとても役に立ちます。

▲プロンプトに貼り付けた文章を校正した結果

 

いかがでしょう。ChatGPTは簡単な登録作業さえ行えば、暇つぶしにも、困りごとの相談にも、実用的な作業にも使えます。ぜひ一度試してみてください。なお、有料プラン(月額20ドル)に切り換えると、より精度の高いChatGPT4.0を利用することができます。

 

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*2 最大通信速度は光回線タイプによって異なります。最大通信速度はお客さまのご利用機器、宅内配線、回線の混雑状況などにより低下します。

 

Contributor

深川岳志

1960年、兵庫県生まれ。大学時代はSF大会(Daicon3、4)の運営にのめり込む。卒業後、編プロを経てITライターに。ショートショートを書くのが趣味。note:https://note.com/fukagawa

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