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今話題のAIチャットをスマホで始めよう!

今話題のAIチャットをスマホで始めよう!

最近、ニュースでもSNSでも取り上げられることが増えたAI関連の話題。中でも、「AIチャット」の技術が業務改善に役立つのではないかといわれています。

 

では、AIチャットとはいったい何でしょうか。いつも手元にあるスマホでも使えるのでしょうか。

AIチャットとは?

▲AIチャットサービス「新しいBing」で生成した「AIチャットのイメージ画像」

 

AIチャットとは、ユーザーの質問に対して人工知能(AI)が回答やアクションを行う対話全般のことを指します。

 

インターネットに通じている人であれば、GoogleやYahoo!のサイトの検索窓に、調べたい内容のキーワードを入力して検索したことが、一度ならずあることでしょう。その際に入力するのは、ほとんどの場合、単語の羅列です。

 

例えば、ジャンガリアンハムスターの飼い方について調べたい場合「ジャンガリアンハムスター」「飼い方」などという単語を入力して検索します。そして、そこで上がってきたWebサイトをひとつずつクリックして情報を集め、自分なりにまとめます。

 

AIチャットの場合、調べたいことがあれば、人に対して質問するような“文章”で質問を行えます。上の例であれば「ジャンガリアンハムスターの飼い方を教えて」という具合です。

 

それに対する回答は、ブラウザ上でのWeb検索と異なり、自然な文章です。用意するケージの大きさや種類、餌のやり方、水の与え方などを読みやすい文章で教えてくれます。サービスによっては、その根拠となるURLを末尾に掲載するので、正しい情報かどうかを自分で確かめることもできます。

 

AIチャットサービスには、OpenAIのChatGPT、Microsoftの新しいBing、GoogleのBardがあります。そして、これらはスマホからでも使うことができます。さっそく、それぞれの使い方を見ていきましょう。

ChatGPTをスマホで始める

ChatGPTは、人工知能の研究・開発を行っている団体OpenAIが開発するAIチャット製品です。2022年11月に公開され、GPT-3.5とGPT-4というエンジンで動きます。GPTは「Generative Pre-trained Transformer」の略。このことから、回答を生成できるよう、事前に訓練(この場合は学習)させておいたもの、ということがわかります。

 

GPTが2つあるのは、数字の大きさにより、新旧のバージョンに分けられている、と考えておけば良いでしょう。なお、古いバージョンのGPT-3.5は無料で使えますが、新しいバージョンのGPT-4は有料で、月額課金が必要です。

 

ChatGPTをスマホで使うには2つの方法があります。Webブラウザを立ち上げてChatGPTサイトにアクセスするものと、ChatGPT公式アプリからアクセスする方法です。ただし、ChatGPT公式アプリは2023年7月現在、iOS版しかありません。Androidスマホユーザーは、Webブラウザで使うことになります。

Webブラウザで使う

Webブラウザで使う方法は簡単です。ChromeやSafari、あるいはスマホにプリインストールされているものなどのブラウザでもよいので、「ChatGPT」と入力して検索してみましょう。検索結果の中に、「ChatGPT」があれば、それをタップしてアクセスします。

 

または、アドレスバーに直接「https://chat.openai.com/」と入力してもよいでしょう(このリンクからも移動できます)。「Log in」または「Sign up」ボタンが表示されるので、はじめて使う場合は「Sign up」から登録しましょう。メールアドレスとパスワードがあれば始められます。既存のGoogle、Microsoft、Appleなどのアカウントで登録することもできます。

登録すると、ログイン画面が表示されるので、ログインしましょう。ChatGPTが提供されている目的や機密情報を入力しないようにすること、フィードバックを与えることなど、いくつかの注意点が表示されます。「終わり」ボタンをタップしたら、使い始められますよ。

画面下にある「Send a message」に質問文を入力しましょう。入力が終わったら、紙飛行機アイコンの送信ボタンをタップします。数秒で、回答が表示されます。

「チャット」というだけあって、連続した会話を行えます。ここでは、「どのようにお手伝いできますか?」と質問されたので「あなたについて教えてほしいです。」と返しました。それに対して、意味のある回答が表示されました。

Androidには、今のところ公式アプリがないので、ChatGPTのサイトをホーム画面に追加しておくと、すぐに呼び出すことができますよ。Chromeの場合、右上にあるメニューから「ホーム画面に追加」で行えます。

アプリで使う

使っているスマホがiPhoneであれば、OpenAIが提供している公式のChatGPTアプリを使うことができます。AppStoreを開いて検索してインストールしましょう。その際、似たような名前のアプリが検索結果に表示されるので、ベンダーが「OpenAI」であることを確認しましょう。

 

インストールが終わったら、アプリを開き、メールアドレスで登録しましょう。アプリ版ではAppleIDかGoogleアカウントを使うこともできます(とはいえ、「Log in」をタップすると、Web版同様、Microsoftアカウントでもログインできるようになっています)。

 

あとは、アプリ画面の下にある「Message」に質問内容を入力し、「↑(送信)」ボタンをタップすれば、Webブラウザ版と同じように回答を得ることができます。

新しいBingをスマホで始める

新しいBingは、Microsoftが提供している検索サービスです。OpenAIのChatGPTを埋め込むことで、自然な文章で質問(検索)し、自然な文章で回答を得ることができます。なお、AIエンジンはChatGPTでは課金しないと使えないGPT-4バージョン。これを完全無料で使えます。また、Web検索機能を備えるBingに追加されていることから、最新の情報にも強いというメリットがあります。

 

新しいBingには、AndroidとiOSに対応したアプリがあります。各アプリストアで「Bing」を検索してインストールしましょう。

 

利用は無料ですが、Microsoftアカウントが必要です。こちらも無料なので作成しておきましょう。「サインイン」をタップ後に表示されるサインイン画面で作ることもできますよ。

ログインしたら、アプリ下にある「b」アイコンをタップしましょう。画面が切り替わり、説明、3モードの会話スタイル、Bingからのメッセージ、そしてテキスト入力欄が表示されます。

モードは左から独創性、バランス、厳密となっています。画像生成を行いたい場合は創造性モードを、推測を最小限に抑えた最も事実に基づいた回答を得たい場合は厳密を、検索のような一般的な作業をする場合はバランスを選びます。

あとは、「何でも聞いてください」と表示されているテキスト入力欄に質問を入力し、送信ボタン(紙飛行機アイコン)をタップすれば、答えが文章で返ってきます。

やり取りはアカウントに紐づけて保存されます。後で履歴から見返せますよ。

Bardをスマホで始める

BardはGoogleが開発しているAIチャットです(現在、試験運用中)。独自に、膨大な量のテキストやコードによってトレーニングされ、質問を理解し、適切な回答を作成します。検索した結果を自然な文章で返すだけでなく、詩、コード、スクリプトの作成も行えます。音を鳴らすことはできませんが、曲のコードを作ることもできます。

 

ブラウザを問わず、Googleアカウントがあればどの端末からでもアクセスできます。アカウントに紐づけされるため、質問のみ、履歴を後で見返すこともできます。

 

開始方法は、ブラウザを立ち上げて「Bard」と入力し、検索結果の中から「Bard-Google」をタップして、または直接ブラウザのアドレスバーに「bard.google.com」を入力してサイトにアクセスし、Googleアカウントでログインするだけです。Chromeを普段使っている人であれば、Googleアカウントでログイン済みなので、すぐに使い始められます。

あとは、「ここにメッセージを入力してください」と表示されているテキスト入力欄に質問を入力し、送信ボタン(紙飛行機アイコン)をタップして質問、数秒で答えが返ってきます。

まとめ

Web上にある膨大な情報の中から、こちらのする質問に対して適切な回答を“自然な文章で”返してくれるAIチャットサービス。基本的に、ブラウザさえあればスマホでも利用できるということがわかりました。

 

なお、質問文の解析や回答の作成は、スマホ内ではなくクラウド上で行っているため、スペックの低いスマホでも、問題なく使うことができますよ。

 

AIチャットサービスは、調べものをしたいときだけでなく、冷蔵庫に入っている食材を入力して、「今夜の献立、何が作れる?」といった、お悩みの解決などにも役立ちます。今のところ、GPT-4を使ったChatGPT Pro以外は無料で使えるので、試してみるのはどうでしょうか。

 

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Contributor

渡辺まりか

デジタルガジェットをこよなく愛するフリーライター。専門学校で約10年の講師経験あり。小型船舶操縦士免許2級、乗馬5級、普通自動二輪免許など趣味多し。

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