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【光回線】引っ越しをする前に回線事情を確認しよう

【光回線】引っ越しをする前に回線事情を確認しよう

引っ越しした部屋には自分の利用したい光回線を引きたいと思うのが当然ですが、そうはいかない場合があります。
エリアの問題、戸建て住宅の事情、マンションの事情などによって、工事が行えないことがあるのです。引っ越し先は自分の利用したい光回線を導入できる物件かどうかをよく事前確認してから決めましょう。引っ越しの物件選びの条件には、ぜひインターネット環境も付け加えてください。

引きたい光回線にエリアが対応していない

光回線は、基本的にNTT東日本/西日本のフレッツ光回線が全国に張り巡らされています。ほかにも、auやソフトバンクなどが独自回線を築いています。とはいえ、これらの回線をすべて合わせても、どの地域にも光回線があるとは限りません。

すでにCATVが普及している

地方の郊外や山間の地域では、光回線ではなくCATV(ケーブルテレビ)が普及している場合があります。その場合、CATVだけでテレビや電話、インターネットなどの需要を満たせるので、ほかの回線が用意されていない可能性があります。

光回線によってサービス地域が異なる

都市部であっても、NURO光やauひかりが対応していない地域もあります。たとえば、NURO光は2023年1月現在、全国の一部地域で対応していません。

 

auひかりは、愛知県、静岡県、岐阜県、三重県、大阪府、京都府、兵庫県、和歌山県、奈良県、滋賀県、福井県では戸建て契約を申し込むことができません。

光回線の工事ができない戸建て住宅

対応エリア内にあるのに光回線が引き込めない戸建て住宅があります。ここでは4つの場合について説明します。

新しく電柱を立てる必要がある

自宅から最寄りの電柱までの距離が遠すぎる場合には、新しく電柱を立てなければなりません。そのために発生する費用は10~30万円。これだけの費用を追加してまで回線を通すかどうかは、ちょっと迷うところですね。もし近隣に電柱がなくても、無電柱化が進み、地下に回線パイプが通っている場合はこの限りではありません。

隣家の上を通して回線を引き込む許可が下りない

電柱が近くにあっても、回線を引き込むために隣の家の上を通さなくてはいけない場合があります。もし隣人の許可が下りなかった場合は、やはり工事ができません(隣家への許可取りは回線業者が行います)。

国の許可が必要

最寄りの電柱が河川や道路をまたぐとき、国の許可が必要になる場合があります。許可が下りなければ、回線を通すことはできません。

所有者に工事を認めてもらえない

戸建てであっても賃貸の場合、所有者が許可を出さない場合があります。「固定回線の工事をすると壁に穴が空く」「壁に金具跡が付くのは嫌だ」(実際は異なります)というイメージから回線工事を拒否されてしまえば、工事は行えません。建物所有者の意思は事前に確認しておく必要があります。

光回線の工事ができないマンション

対応エリア内にあるのに工事が行えないマンションやアパートなどの集合住宅があります。ここでは次の4つの場合について説明します。

すでにマンションの回線が決まっている

マンション全体としてすでにインターネット契約を済ませている場合には、入居者はその回線を利用せざるを得ないことがあります。この場合は、回線利用を希望する戸数が一定以上にならないと導入できないなどの理由で、集合住宅に新たに回線を引くのは困難です。

管理会社や大家さんの許可が下りない

集合住宅が光回線を引いていない(LANポートやモジュラージャック、光コンセントが配置されていない)建物だった場合は、新たに内部設備工事や各戸の工事などが必要になります。入居時の契約書に「工事をする場合は許可を得ること」と記してあるところがほとんどなので、勝手に工事を進めることはできません。許可が下りなければ、当然工事は行えません。

電柱の高さが足りない

回線が引き込まれていない建物でも、アパートなど2階以下の高さであればホームタイプでの契約で工事が行える場合があります。規模の小さな集合住宅ではマンションタイプに必要な設備機器がないため、電柱から直接部屋に引き込んで対応するわけです。しかし、3階以上になると電柱よりも部屋の位置が高くなってしまうため、ホームタイプの適用もできないことがあります。

集合装置のポートに空きがない

古いマンションやアパートの場合、建物の回線を管理している集合装置のポート不足で、インターネット回線を利用できないことがあります。回線を利用するためには、ポートを増やすか、固定回線を利用する人が減るのを待つしかありません。入居してすぐにインターネット環境が利用できるかどうかもチェックすべき項目です。

今の光回線を引っ越し先でも継続する場合の手続きの流れ

現在利用中の光回線を引っ越し先でも利用する場合の手続きは、以下のようになります。
まず、今使っている光回線業者に、インターネットか電話で移転手続き申請を行います。このとき必要な情報は「新居の住所」「利用中の電話番号や名義など契約者の情報」「開通工事の希望日」です。

 

申請が受理されたら、引越し前に回線利用に必要な書類が送られてくるので、保管しておきましょう。
次に、いま使用している機器を返却します。継続する場合でも、住宅のタイプによって使用するモデムの種類が違ったり、機器の型が違ったりするためです。その後、開通工事を行います。工事が不要の場合は、機器接続だけを行います。

 

申請を行ってから工事が始まるまでは通常で1ヶ月くらい、4月の繁忙期には2ヶ月くらいかかることもあります。引っ越しが決まったら、なるべく早く申請することが大切です。

工事費がかかるケースとかからないケース

光回線の工事は戸建て住宅で2万円から4万円、集合住宅で1万5千円から3万円ほどかかります。しかし、回線業者とプロバイダの組み合わせによっては、工事費が無料となることもあります。


無料には、工事費無料と実質無料の二種類があります。工事費無料とは文字通り、工事費が無料となるサービス。実質無料とは月々の代金から工事費が差し引かれるキャンペーンです。
後者の「実質無料」の場合は、途中で乗り換えを行うと、残っている残債をまとめて支払わなければなりません。

引っ越しに伴って今の割引が適用外にならないか注意

光回線には、さまざまなオプションや割引サービスがついています。
引っ越し時には、それらのオプションや割引が打ち切られないか、解約扱いにならないか、支払い方法が変更にならないか、ということをあらかじめ問い合わせておいたほうがいいでしょう。回線業者とプロバイダを別々に契約している場合には両方に問い合わせましょう。

今の光回線を引っ越し先で乗り換える場合の手続きの流れ

引っ越し先で現在とは異なる光回線を使いたい場合は、手続きがすこし複雑になります。新規申し込みと解約手続きを同時に進めなければならないからです。具体的には以下のような流れです。

 

まず、乗り換え先の回線へ契約の申し込みを行います。
次に現在使用している回線業者とプロバイダに解約の連絡をします。
それぞれから指定された書類に必要事項を記入して提出します。
撤去工事日および開通工事日を決めます。
レンタル機器を返却し、本人立ち会いのもと撤去工事を行います。撤去工事は不要の場合もあります。
引越し先の開通工事を本人立ち会いのもと行います。

引っ越しに伴って乗り換える場合のメリットと注意点

乗り換えのメリットは主に速度と金銭面です。
たとえば、CATVから光回線に乗り換えた場合は、光回線の高速性を体感できるかもしれません。


金銭面では、新規契約のキャンペーンサービスを受けることができます。
一方、乗り換えを行った場合、違約金が発生することがあるため、注意が必要です。具体的には、工事費用の残債です。乗り換えた場合は一括して支払わなければならないので、残債が大きいと、せっかくのキャッシュバックと相殺されることになるかもしれません。

 

また、プロバイダを変更した場合、いまのメールアドレスは使えなくなる可能性があります。メールアドレス機能のみ利用できるサービスを利用するとしても、元のプロバイダにそのための利用料金を支払い続けなければならず、結果的には月々の支払い総額が高くなる可能性があります。乗り換えを機会にGmailなどのフリーメールに移行するのもひとつの選択肢です。

乗り換え先の選び方

月々の料金がいまよりも安くなるかどうか、おトクに感じるキャンペーンがあるかどうかが決め手となります。


選び方のポイントのひとつは、スマートフォンのキャリアと光回線業者をそろえるという方法です。ビッグローブ光ならauスマホやUQモバイルのスマホ料金が割引対象になります。スマホ料金割引はもちろん、そのほかにも特典が多いので、この点は見逃せません。
そろそろスマホを切り換えたいと思っているなら、引っ越しと同時にキャリアを切り換えるのもひとつの戦略です。

まとめ

以上、引っ越しにかかわる光回線の事情をまとめてみました。
いまの時代、高速インターネット回線がなければ不自由なことが多いので、引っ越し前に引っ越し先の光回線事情を調べることはマストです。
光回線を自由に使えることを確認した上で、現在使っている回線を継続するか、新しい回線に乗り換えるかを検討しましょう。

 

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*1 IPv6に対応していないサービス/サイトはIPv4接続となります。

*2 最大通信速度は光回線タイプによって異なります。最大通信速度はお客さまのご利用機器、宅内配線、回線の混雑状況などにより低下します。
                   

 

Contributor

深川岳志

1960年、兵庫県生まれ。大学時代はSF大会(Daicon3、4)の運営にのめり込む。卒業後、編プロを経てITライターに。ショートショートを書くのが趣味。note:https://note.com/fukagawa

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