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メルカリでトラブルを避けるには?詐欺の事例と対策、注意点を解説

メルカリでトラブルを避けるには?詐欺の事例と対策、注意点を解説

不要になったものを気軽に売ったり、気になる商品を安く買えたりと、日常的に利用している人も多い「メルカリ」。フリマアプリとしてすっかり定着した人気サービスですが、それだけユーザー数が多いということは、トラブルに巻き込まれる可能性も少なからずある、ということ。以前から詐欺被害の話を耳にすることはありましたし、その手口も多様化しつつあると聞きます。

 

詐欺やトラブルを回避し、メルカリを安全に利用するには、どのようなことに注意すればいいのでしょうか。本記事では、メルカリにおける詐欺やトラブルの事例と対策、そして購入者と出品者を問わず注意しておきたいポイントを紹介します。

【購入編】購入者としてメルカリを使う際のチェックポイント

まず、出品されている商品を買う「購入者」としてメルカリを利用する際には、どのようなトラブルが起こり得るのでしょうか。対策とあわせて見ていきましょう。

トラブルA「偽物が届く」

まず考えられるのが、偽物の出品です。

 

インターネット上で取引されるブランド品の偽物の存在は、以前からネットオークションやフリマアプリで問題視されていました。メルカリでもこの手の被害は少なからず報告されており、いまだになくなってはいません。

 

むしろ「ブランド品に似ている偽物」が届くなら、まだマシと言えるかもしれません。というのも、メルカリではそれ以上に悪質な「偽物」の被害が話題になっているからです。

 

たとえば、商品の外箱だけを販売して中身が入っていなかったり、実物よりも小さなミニチュアが届いたり。よく見ると「箱のみ」「ミニチュア」といった説明が出品情報に記載されていることもありますが、わかりにくく書いているケースもあり悪質だと言えます。

 

このような「偽物」の出品への対策としては、以下のポイントに注意しましょう。

対策①「出品者の評価やコメントをチェックする」

過去にその出品者と取引をして被害に遭った人がいれば、低評価や苦情のコメントが残っているかもしれません。また、全員が怪しいわけではありませんが、取引実績のない新規出品者にも要注意です。

対策②「商品の写真や説明文をよく見る」

「箱のみ」などと書かれていないか、出品情報の説明文は隅々まで読むようにしましょう。何かをごまかすような文章だったり、サイズや素材が明記されていなかったりした場合や、写真が明瞭でなく、保存状態や利用状況が判然としない商品にも注意してください。

対策③「商品の値段を比較する」

商品の値段もチェックポイントの1つ。あまりにも安すぎる場合は、偽物やミニチュアを出品している可能性があります。市場価格がどの程度なのかを確認するか、他の出品者の値段と比べて違和感がないかチェックしてみましょう。

トラブルB「『発送しました』と偽り、代金を盗られる」

メルカリには、出品者が商品を発送したタイミングで、購入者に「発送しましたよ」という通知を送ることのできる機能があります。

 

通常であれば、発送通知からしばらくして商品が届き、購入者は受取評価をする――という手順で進むところ。本来は取引を円滑に進めるための機能なのですが、このシステムを悪用した詐欺が報告されているのです。

 

この詐欺には、もう1つのメルカリの仕様が関わっています。それが、「購入者からの受取評価や事務局へのお問い合わせがないと、発送通知をした9日後の13時以降に自動で取引が完了する」というもの。

 

この仕様を悪用して、「実際には商品を送らずに発送通知を送信し、自動で取引が完了するのを待つ」という使い方をしている人がいるらしいのです。実際に届かなければ受取評価をせず、事務局に問い合わせれば支払いを保留できますが、中には「仕事で忘れていた」というケースも。忙しい利用者を狙った、悪質な詐欺だと言えるでしょう。

対策①「商品が届くまで受取評価をしない」

まずは大前提として、商品が実際に問題なく到着するまでは、受取評価をしないようにしましょう。うっかり先に受取評価の操作をしてしまうと、そのまま出品者のもとに代金が入金されてしまいます。

対策②「追跡番号を確認する」

商品が到着するまでの対策としては、追跡番号を確認するのが効果的です。

 

出品者と取引メッセージでやり取りをしていて、もし追跡番号を教えてもらえなかったり、提示された番号が無効だったりした場合は要注意。そのことを問いただそうとした結果、もし無視されるようでしたら、その旨をメルカリのカスタマーサポートに報告しましょう。

トラブルC「先に受取評価を要求してくる」

トラブルBと関連して、商品の到着前に受取評価を要求してくるケースもあります。

 

先ほどの項目の「対策①」でも説明したとおり、メルカリの取引では、受取評価をすると出品者に対して入金操作が行われるシステムになっています。一度お金が支払われてしまうと返品や返金が難しくなってしまうため、受取評価は到着前にしてはいけません。

 

このシステムを悪用し、購入者に対して「先に受取評価をしてほしい」と迫るのが、この詐欺の手口です。受取評価は「商品を問題なく受け取れた」ことを示す機能ですので、たとえ発送通知があったとしても、商品が到着する前には決してしないようにしてください。

対策「商品が届くまで受取評価をしない」

繰り返しになりますが、商品が実際に到着するまでは受取評価をしないようにしましょう。

 

しつこく要求してくる出品者もいるかもしれませんが、メルカリのヘルプセンターでも「 商品の到着/状態を確認できない段階での受取評価はお断りください」とはっきり明言されています。度を越した要求については、カスタマーサポートに報告しましょう。

トラブルD「Paidy詐欺」

もう一点、メルカリにおける取引で問題視されているのが、後払いサービス「Paidy」を悪用した詐欺行為です。文章で説明すると少々わかりにくいかもしれませんが、ざっと以下のような手口で行われます。

 

  1. 出品者はまず、実際には手元にない商品をメルカリ上で出品する
  2. 商品が売れたら、実店舗やECサイトで、Paidy支払いでその商品を買う
  3. 手に入れた商品を直接、購入者へと送付する
  4. 購入者に対して、Paidyからも商品代金の請求が来る

 

要するに、出品者は「後払い」というPaidyの性質を利用して、送付した商品の代金を購入者側に負担させている格好です。結果、出品者は以下のように得をして、購入者は損をする構造となっています。

 

  • 出品者:元手なしで商品を送り付け、メルカリ上で購入代金を得られる
  • 購入者:商品は届くが、メルカリとPaidyで、二重に商品の代金を支払わされる

 

このような後払いサービスを使った不正行為はメルカリ側でも把握しており、2020年時点で「ユーザーが不当な請求をされないようサポートする」と発表しています。現在は対策も進んでいますが、このような事例があることは知っておいて損はないでしょう。

対策「Paidyやメルカリに問い合わせる」

他のトラブルと同様に、「少しでも怪しいと感じたら受取評価をしない」ことが前提となりますが、それでも巻き込まれてしまう可能性はゼロではありません。

 

もしメルカリ上での取引以外で代金の請求が来た場合は、慌てずに当該サービスに問い合わせましょう。このようなトラブルの存在はサービス側でも把握しているので、然るべき方法で適切に対応してもらえるはずです。

【出品編】出品者としてメルカリを使う際のチェックポイント

では逆に、自分が商品を販売する「出品者」としてメルカリを利用する際には、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。また、対策はあるのでしょうか。

トラブルD「すり替え詐欺」

出品者にとって悩みのタネとなっているのが、「すり替え詐欺」と呼ばれている手口です。

 

これは、商品の到着後に返品を申し込み、別の商品とすり替えて返送する行為です。購入者はタダで目的の商品を入手し、出品者は偽物や別物を掴まされるという、オークションサイトなどでも以前から横行している手口ですね。

 

それがいまだに通用しているあたり、システムで阻むのが難しい手口ではあるのですが、対策はあります。

対策「商品の状態を詳細に記録しておく」

商品を出品する前に写真や動画をたくさん撮って、状態を隅々まで記録しておきましょう。

 

特にブランド品の場合は、シリアルナンバーやタグといった、特徴的な部分をしっかりと撮影しておくことが肝要です。万が一すり替えられた場合の証拠になりますし、商品の詳細がわかる状態で出品することで、すり替えを狙うユーザーを回避するメリットもあります。

トラブルE「置き配による紛失」

自分は間違いなく商品を送付したのに、購入者から「商品が届いていない」という連絡が来ることがあります。これは悪質なユーザーによる詐欺ではないことが多く、ネットショップなどでも起こり得るタイプのトラブルですね。

 

配送業者の手違いという可能性もありますが、昨今ニュースなどでもよく聞くのが、置き配指定した荷物の盗難です。こればっかりは出品者にも購入者にも瑕疵はありませんので、メルカリ側に問い合わせて対応してもらいましょう。

対策「高額商品は置き配を避ける」

置き配による紛失・盗難に関しては、購入者側の環境にも左右されるため、出品者として対策を講じるのは難しいと言わざるを得ません。できることとしては、取引メッセージで「なるべく置き配は避けるようにお願いします」と一言添えるくらいでしょうか。

 

また、メルカリのヘルプセンターにも「置き配サービスを利用する場合、高額な商品を避けてください」といった注意事項の記載がありますので、そちらを引用して伝えるのもありかもしれません。

どうやって怪しい出品者・購入者を見極める?

最後に、ここまでの内容を踏まえつつ、出品者と購入者のどちらの立場であっても意識しておきたい、メルカリ利用時のポイントをまとめました。

ポイント①「プロフィールが不自然な場合は注意!」

取引相手のプロフィールを見て、自己紹介欄に何も書かれていなかったり、何か引っかかりのある不自然な内容だったりした場合は、注意が必要です。

 

もちろん、ただ単に「面倒で書いていないだけ」という可能性もありますし、商品の売買においては不必要だと考えている人もいるかもしれません。

 

ですが、たとえ一度きりのやり取りだとしても、最低限の信頼関係は必要です。簡単な紹介文すら書かない人は、もしかしたら取引上のやり取りも雑かもしれませんし、何か齟齬やトラブルが発生したときにちゃんと対応してもらえない可能性もあります。

 

「プロフィールが変だから詐欺師かも!」と決めつけてしまうのはさすがに早計ですが、注意するに越したことはありません。

ポイント②「取引履歴と評価をチェック!」

すでに意識的に確認している人も多いかと思いますが、取引相手の履歴をチェックしてみて、マイナスの評価やコメントが多い場合は避けるのが無難です。

 

メルカリでは、取引終了後に出品者と購入者がお互いに評価をつけることができます。ユーザーに付いている評価とコメントは、その人の信頼性とほぼイコールと言ってしまっていいでしょう。評価だけでなく、コメントにもざっと目を通すことをおすすめします。

 

評価のない新規登録者は判断に悩むところですが、少しでもトラブルに遭うリスクを減らしたいのであれば、避けたほうが良いかもしれません。

もしトラブルに巻き込まれたら、迷わずカスタマーサポートに連絡を!

ほかにも、たとえば「同じ商品をいくつも出品している」「新品や美品の表記があるのに極端に安い」といった特徴を持つ出品者には注意したいところ。少しでも不自然な点があるユーザーは、なるべく避けて取引を行うようにしましょう。

 

一言でまとめると、「少しでも『怪しい』と感じたユーザーとは、なるべく取引をしないようにする」こと。メルカリは「物」を選んで売買するサービスですが、気持ちよく利用するには「人」を選ぶことも重要である、と言ってしまってもいいかもしれません。

 

とはいえ、どれだけ注意していても、詐欺やトラブルを完全に防ぐことはできません。いつも最低限の警戒心は持ちつつ、メルカリの規約とガイドラインに従って、安全に取引するようにしましょう。もしトラブルに巻き込まれてしまったら、躊躇せずカスタマーサポートにも連絡してみてください。

 

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*1 IPv6に対応していないサービス/サイトはIPv4接続となります。

*2 最大通信速度は光回線タイプによって異なります。最大通信速度はお客さまのご利用機器、宅内配線、回線の混雑状況などにより低下します。

 

 

光回線についてもっと詳しく知りたいという方は、
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光回線とは?仕組みや種類、メリット・デメリットや選び方まで徹底解説

Contributor

けいろー

フリーライター。ネット大好きゆとり世代。趣味のブログをきっかけに依頼をもらうようになり、勢いで独立。書評・アニメ・グルメ・旅行など何でもござれ。

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