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海外でラクに通信できるスマホ「jetfon」!機能や使い心地をレビュー

海外でラクに通信できるスマホ「jetfon」!機能や使い心地をレビュー

SIMフリースマートフォンを海外で使うとき、現地の通信キャリアが提供するプリペイドの通信プランを利用すると、レンタルWi-Fiルーターに比べて割安にデータ通信を行えます。

 

しかし、それにはECサイトであらかじめSIMカードを購入したり、空港や街中にある携帯ショップでSIMを購入したりする必要があり、意外と手配する手間を感じることもあるでしょう。それに、正直設定も難しいので、初心者向けではありません。

 

一方で、「jetfon(ジェットフォン)」は、プリインストールされている専用のアプリからプリペイドの通信プランを購入できます。物理的にSIMカードを挿し替えることなく、新規のSIMを利用することができるのです。

 

もちろん、普通のSIMカードもセット可能なので、日常的には割安な格安SIMで運用しておき、海外渡航時にはプリペイドのデータ通信プランを購入して通信するにはぴったりです。

「Global Plan」アプリから通信プランを購入できる

jetfonが採用するのは、香港uCloudlinkによるクラウドSIMテクノロジーです。仕組みをざっくり言うと、クラウドサーバー上に世界各国のSIMカードが登録されており、それを位置情報に応じて読み込むというもの。

 

一見難しく思えますが、ユーザーからすれば、アプリに一覧表示された通信プランから好きなものを購入すると、その場ですぐ使えるようになるというだけ。物理的なSIMカードの抜き差しも必要なく、使い勝手は良好です。

jetfon

通信プランを購入する場合には、ホーム画面に表示されている「Global Plan」アプリを使います。端末の型番によってはアプリ名が異なり「GlacalMe Connect」と表示されることもあります。

 

必要なアカウント登録を済ませ、同アプリにログインすると、「国内用プラン」と「海外用プラン」を選択できます。海外用プランを購入しても、有効化の操作を行うまでは利用開始にならないので、出国前に準備しておくのがおすすめ。

GlacalMe Connectアプリの画面キャプチャ

利用できる通信プランは、国によって異なります。例えば、日本でも1日300MBまで使える通信プランが410円(税別)で使用できます。アメリカのデータパックは日本よりも割高です。また、複数の国・エリアで利用できる周遊プランもあります。支払い方法は、クレジットカードやデビットカードのほか、PayPalも選択可能です。

※日本での利用は課税対象。海外での利用は課税対象外です。

プランの選択画面

購入した通信プランで通信をするには、「購入済みプラン」を選択してプランを有効化します。その後、Wi-Fiをオフにし、アプリ画面トップに表示される「接続開始」をタップすれば、1〜2分でネットワークに繋がります。一度国内で試して手順に慣れておけば、操作自体は決して難しくありません。

高性能にこだわらない人なら満足できる

改めて紹介すると、jetfonは2018年8月に発売されたスマートフォン。OSはAndroid 7で、プロセッサはミドルレンジ向けのSnapdragon™ 652です。

 

定番のベンチマークアプリを使って、性能を測定したところ97253というスコアでした。決して、3D描写の激しいゲームをしたり、最新の操作性を期待するような機種ではありません。

jetfonの背面デザイン

とはいえ、普段使いならばさほど問題なく使用できます。筐体はメタリックで、スッキリしたデザインはビジネスシーンでも使いやすいはず。背面中央には「jetfon」のロゴが刻印されています。

jetfonを横からみたイメージ

横から見ると、端末はフラットです。サイズは約幅76 × 高さ154 × 厚さ7.9mmで、質量は約180g。なお、画面下部に指紋センサーがあり、生体認証でロックを解除できます。

jetfonの底面デザイン

底面には、マイクロUSBのコネクタと、スピーカー、3.5mmのイヤホンジャックを備えます。バッテリー容量は2,900mAh。

jetfonのカメラで撮影した画像

カメラは背面1,300万画素、前面800万画素。上の画像はjetfonで撮影した筆者のお昼ご飯。最新のハイエンドモデルのように劇的に綺麗に撮れるわけではありませんが、ちょっとアプリで補正する前提なら全くの許容範囲でしょう。美肌モードなども搭載します。

jetfonの画面は5.5インチ

ディスプレイは5.5インチで、解像度はフルHD。YouTubeなどでストリーミング動画を視聴するくらいなら十分満足できます。ただ、スピーカーはそこまで高性能ではないので、サウンドまで含めて楽しみたい場合にはイヤホン必須です。

jetfonはDSDSにも対応

SIMカードスロットはピンで引き出すタイプ。nanoSIM用のスロットが2つあり、2つのSIMで同時に待ち受けする「DSDS」機能にも対応。ただし、スロット2はmicroSDカードとの排他利用となります。

 

なお、対応する通信帯域は下記の通り。仕様上は、NTTドコモ、au、ソフトバンクの回線にそれぞれ対応します。VoLTEも3キャリア対応。

 

  • 3G : B1/2/4/5/6/8/19
  • FDD-LTE : B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28
  • TDD-LTE : B38/39/40/41
  • GSM : 1.9GHz/1.8GHz/900MHz/850MHz
  • IEEE 802.11a/b/g/n/ac
  • Bluetooth 4.0

 

jetfonは公式サイトやECサイトのほか、MVNOでも購入可能。公式オンラインショップでは、2万2,800円(税別)で販売されています。

 

一方、BIGLOBEモバイルでは端末料金は1万6,800円(税別)です。格安SIMとセットで購入する場合には、こちらの方がお得です。

 

jetfonの詳細をみる

 

※本記事の内容は、2019年9月11日現在の情報です。

Contributor

井上晃

フリーライター。スマートフォンやタブレット、スマートウォッチを中心に、雑誌やWeb媒体向けに記事を執筆する。Twitter:@kira_e_noway

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