iPhoneの標準写真アプリには、「マークアップ」という機能があります。
これは、スクリーンショットで撮った画面メモにマーカーで印をつけたり、撮影した写真に手書きのペンで文字やイラストを入れたりなどが手軽にできる機能です。
この機能を応用して、画像上の見せたくない部分を塗りつぶした上で、SNSやメールに添付するという使われ方がよく行われているようですが、実はこれ、使い方を誤ると危険な行為になるってご存知でしたか?
明るさを変えれば、透けて見えてしまうことも
マークアップ機能を使えば、確かに隠したい場所を塗りつぶすことはできます。ただし、その塗りつぶし方が不十分だと、明るさを少し調整するだけで隠した部分が透けて見えてしまうことがあるんです。
実際にその例をお見せしましょう。
まずはマークアップで塗りつぶす
そのスクリーンショットを撮り、「名前」という項目部分をマークアップ編集で塗りつぶしてみました。ちなみに、このとき使ったのは、画面下部にある「マーカー」で、色は「黒」を選んでいます。
この通り、塗りつぶした部分を肉眼で見る限り、何が書いてあったかは到底見えませんよね。
「シャドウ」を明るくしてみる
うっすらとですが、何か文字が見えてきましたね。勘の良い方なら、もうわかってしまいそうなくらいです。
「コントラスト」を下げたら、隠した文字が見えた
果たして、あの塗りつぶしはどんな風になったかというと…この通り。
しっかりと「エンジョイ太郎」の名前が露呈してしまいました。
もしこれがご自身の名前だったら、もしクレジットカード番号や自宅住所だったりしたら、考えただけでもゾっとしますよね。
個人情報を守るには、正しく隠す or そもそも公開しない
なぜ、これが起きるかというと、この「マークアップ」機能のマーカーの塗りは、初期段階では若干の透過がかかっています。
これにより塗りつぶした部分が肉眼では黒に見えていても、実は完全な真っ黒にはなっていない、という事態が起こり得てしまうのです。
回避策としては、マーカーではなく図形の「四角形」で塗りつぶす、という策です。
四角形は、マークアップの右下「+」ボタンから、上記のように追加することができます。
この四角形であれば、完全な「真っ黒」で塗りつぶすことができ、いくら画像補正をしてもその奥に隠れているものが透けて見えるようなことはありません。
しかし、一番の防御策は、リスクのある画像はこの世に公開しないことです。
SNSやメールでだれかにその画像を送るときには、本当にこれって必要なんだっけ?と、今一度立ち止まって考えてから公開・送信するようにしましょうね。
※本記事の内容は、2019年4月9日現在の情報です。
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