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iPhone 14 Proを買うべきなのはどんな人?

iPhone 14 Proを買うべきなのはどんな人?

新生活も始まり、新しいスマートフォンにしたいという人も多いのではないでしょうか。入学祝い、就職祝いでスマートフォンを一新したい人や、コロナ禍が明けて外出が多くなりスマホの比重が高まった人など、生活スタイルの変化も影響しているでしょう。とはいえ物価も上がって節約もしたいこのご時世。コスパの良いスマホ選びをしてみませんか?

iPhone 14 Pro、買うべきはどんな人?

機能強化され無印14と明確に差がついたiPhone 14 Proですが、価格差も3万円ほどと、それなりの金額差です。ネットとメール、SNSをするだけならオーバースペックとなりそうですが、本体性能が強化されスマホで仕事を完結できる人ならベストな選択ともいえます。

高級感あふれるステンレスボディと4色のカラーバリエーション

まずは、外観からチェックしていきましょう。iPhone 14 Proのボディは美しい鏡面仕上げのステンレススチールで構成されています。ボディカラーは「ゴールド」「シルバー」「スペースブラック」に新色「ディープパープル」が加わった4色で、いずれも高級感を感じさせる上品な色合いです。

ダイナミックアイランド採用のスクリーンと新機能

再生している曲の情報など、さまざまな情報表示ができるという触れ込みで採用された「ダイナミックアイランド」ですが、それ以外にも便利なディスプレイの機能が加わっています。ロック画面に時刻だけでなく天気など知りたい情報、通知を常時表示できるうえに、ポケットの中や画面を伏せているときは消灯するなど、細かな節電機能が備わっています。

画面の輝度も13 Proの1000ニトから2000ニトにアップし、昼間など明るい場所でも画面が見やすくなっています。無印14は1200ニトなので、屋外での使用が多い人はProの画面輝度の恩恵を受けやすいでしょう。


画面の大きさは6.1インチの14 Proでも十分ではありますが、6.7インチの14 Pro Maxは、少しでも大きな画面が欲しい人なら検討に値します。一方で、重量差は34g、またバッテリー持続時間の差がありますので、重くても大画面且つバッテリーの持ちが少しでも良い方が良いというスペック重視の人なら、選択肢はやはり14 Pro Maxとなるでしょう。

A16 Bionicによる処理能力はProだけ

現時点で、A16 Bionicを採用しているのはiPhone 14 Pro及びPro MAXだけですから、最高スペックのiPhoneを手にしたい場合には、Pro一択となります。

A16 Bionic採用によって、強力な手ぶれ補正や、4K画質でシネマチック動画が撮影できるなど、目に見える機能強化が図られています。また、複雑なゲームや高画質のグラフィックス処理にも対応しているうえ、120Hzのフレームレート対応もありますから、ゲームや動画撮影、編集など、グラフィクス重視の人はProを選ぶべきといえます。

カメラの存在感が大きくなった撮影機能

iPhone 14 Proの大きな特徴がカメラ機能の強化です。メインカメラは4800万画素、超広角と望遠カメラが1200万画素での撮影が可能で、メインカメラは基本的には1200万画素、4800万画素のProRAW撮影にも対応とかなり強化されました。

光学?2倍望遠も搭載。自由なフレーミングに対応

iPhone 14 Proのカメラには、13 Proの時の0.5倍(超広角)、等倍、3倍(望遠)に加えて、2倍モードが追加(復活)しました。3倍の望遠ズームは便利な反面、日常のちょっと拡大したいシーンで不便でした。光学2倍モードは、4800万画素のうち、1200万画素の部分を使用することで実現しています。4800万画素のうち1200万画素分をトリミングして使用するのを光学2倍というのは若干の違和感がありますが、2倍モードがあること自体はとても便利です。

暗所性能も向上。限界を感じさせないカメラ機能

2倍モードが光学なのかデジタルズームなのかというようなスペックの問題はさておき、取りたい写真を撮るというニーズを満たす使い勝手の良さ、という面では、非常に良い仕上がりになっています。特に、夜間や室内などの暗所撮影の性能が向上し、手ぶれの少ないキレイな写真が撮れるようになりました。毎年新バージョンが出るたびに良くなってきており、暗い場所で撮影する際じっとカメラを支えている時間(「動かさないように持ってください」と注意の出る時間)が短くなっていることを実感できるでしょう。

▲77mm(3倍)

▲48mm(2倍)

▲24mm(1倍)

▲14mm(0.5倍)

▲手持ちで夜景がキレイに撮れるのもiPhone 14 Proならでは

 

また、iPhone 14 Pro特有の機能ではないですが、iPhone 13以降でiOS16にアップデートすると、「ポートレート」モードで前景をぼかした写真が撮れるようになります。今までは、背景をボカすことしかできませんでしたが、前景をボカしたいわゆる「前ボケ」写真が撮れるようになり、より「映える」写真を撮ることができるようになりました。

▲夜の藤棚をイメージした撮影、ポートレートモードを使って、前ボケと背景ボケを組み合わせて幻想的な写真に

▲ポートレートモードで、前ボケを活かして撮影

結局iPhone 14 Proは買いなのか?

カメラ性能が大幅に強化され、それに伴って本体の基本性能も向上しています。
iPhone 14同様「衝突事故検出機能」や、日本では未対応なものの「衛星通信を使用した緊急通報」など安全、安心機能も強化されていますから、進学のタイミングで購入するのであれば、在学期間中はもう買い換えなくても大丈夫なスペックと言えるでしょう。

 

それ以外の方でも、少しでも長く使い続けられるスペックという意味では、最新機種のほうが安心と言えます。特にA16 Bionicを採用しているのはProシリーズのみなので、その点でも選択肢は限られそうです。また、途中で買い換える場合でも、下取りなどのリセールバリューの面で有利ですので、今出せる予算の範囲で一番良い機種を選んでおくというのも一つの手でしょう。

 

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Contributor

戸津

IT、アウトドアライター。アウトドア、防災、IT、デジタルガジェット関連の記事を手がける。 定番アイテムから最新ガジェットまで、気になるアイテムはチェックせずにはいられない。レビューは実際の使用を想定して、普段使いでも使い込んで、ユーザー目線で評価。

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