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キャリアで端末だけ購入可能に
2019年10月1日より施行された改正電気通信事業法により、ドコモ、au、Softbankの大手携帯電話キャリアでは、2年の定期契約を途中解約した際の違約金を9,500円から0円、もしくは1,000円と大きく減額しました。
また、条件はあるものの、回線契約をせずに端末のみをキャリアから購入することが可能になりました。例えば、「欲しい端末がドコモでしか取り扱いがない!」というケースでも、ドコモで端末のみ購入し、回線は格安SIMで契約することも気軽にできるようになったのです。
格安SIMで使う方法と注意点
ただし、格安SIMを契約する際に、注意しなくてはならない点が1つあります。それは、キャリアで販売している端末にはSIMロックがかかっているため、端末を購入したキャリアと同じ回線を使っている格安SIMでないとすぐに利用できないという点です。
たとえば、ドコモで購入した端末を格安SIMで使いたい場合、ドコモ回線を提供している格安SIMでないとそのまま使うことができません。
SIMロック解除すれば、どの回線のSIMでも使うことができますが、SIMロック解除は端末を購入してから100日を経過してから可能になります。
※ソフトバンクの場合、端末購入の支払いがクレジットカードであれば、100日以内でもSIMロック解除が可能です。
そこで、キャリアで購入したSIMロックがかかった端末を、そのまま格安SIMで使う方のために、格安SIM事業者がどの回線を提供しているかを一覧でまとめてみました。今回は、BIGLOBEモバイル、楽天モバイル、mineo(マイネオ)、LINEモバイル、IIJmioの5社を一例として取り上げています。
※2020年2月18日現在の情報です。
格安SIM事業者別の提供回線一覧表
格安SIM事業者 | 提供回線 |
BIGLOBEモバイル | ドコモ回線、au回線 |
楽天モバイル | ドコモ回線、au回線 |
mineo(マイネオ) | ドコモ回線、au回線、Softbank回線 |
LINEモバイル | ドコモ回線、au回線、Softbank回線 |
IIJmio | ドコモ回線、au回線 |
上記の通り、たとえばBIGLOBEモバイルなら、ドコモで購入した端末はドコモ回線のSIM、auで購入した端末はau回線のSIMを選択すれば、SIMロック解除せずにそのまま使うことができるわけです。
※ただしau端末場合、2017年8月1日以前に販売されていた機種に関してはSIMロック解除が必要です。
このように、格安SIM事業者ごとに提供している回線が異なることがわかります。ちなみに、回線は契約時に自分で選ぶことができます。
最新情報はそれぞれのWebサイトで確認を
このように改正電気通信事業法により、端末の購入、契約の選択肢が大きく広がりました。しかし、選択肢が広がった分、正しい知識を理解しておかないと、後々トラブルになってしまうこともあるでしょう。
今回の記事を参考にしつつ、最新情報は各社のサイトで確認しましょう。