ASUS JAPANより9月23日に発売された、SIMフリースマホ ZenFone 4。ちょうど1年前に登場したZenFone 3と比べて、どういった部分がバージョンアップしたのでしょうか?
2つのモデルを比較してみました。
ZenFone 4とZenFone 3のスペック比較
まずは、ZenFone 4とZenFone 3のスペックを比較してみましょう。
製品名 | ZenFone 4(ZE554KL) | ZenFone 3(ZE520KL) |
---|---|---|
OS | Android 7.1.1 | Android 6.0 |
ディスプレイ |
5.5型ワイド Super IPS+液晶 (LEDバックライト) |
5.2型ワイド TFTカラータッチスクリーン Super IPS+液晶 (LEDバックライト) |
解像度 |
1,920×1,080ドット (フルHD) |
1,920×1,080ドット (フルHD) |
プロセッサ |
Qualcomm Snapdragon 660 (オクタコアCPU) |
Qualcomm Snapdragon 625 (オクタコアCPU) |
RAM | 6GB | 3GB |
内蔵ストレージ | 64GB | 32GB |
外部メモリ (micro SDメモリカード) |
最大2TB | 最大2TB |
背面カメラ |
メインカメラ 1,200万画素カメラ 2ndカメラ 800万画素広角カメラ LEDフラッシュ |
1,600万画素 |
前面カメラ | 800万画素 | 800万画素 |
ネットワーク 周波数帯(LTE) |
<FDD-LTE> B1/B2/B3/B5/B7/ B8/B18/B19/B28 <TD-LTE> B38/B39/B40/B41 |
<FDD-LTE> B1/B2/B3/B5/B7/ B8/B18/B19/B26/B28 <TD-LTE> B38/B39/B40/B41 |
ネットワーク周波数帯 (W-CDMA) |
B1/B2/B3/B5/B6/ B8/B19 |
B1/B2/B5/B6/ B8/B19 |
テザリング | 対応 | 対応 |
無線LAN(Wi-Fi) | 802.11a/b/g/n/ac | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 4.2 |
GPS | 対応 | 対応 |
センサー |
加速度、電子コンパス、 光、磁気、 近接、 ジャイロスコープ、 指紋、RGB、NFC |
加速度、電子、光、 磁気、近接、 ジャイロスコープ、 指紋、RGB |
バッテリー容量 | 3,300mAh | 2,650mAh |
本体サイズ |
高さ:約155.4mm 幅:約75.2mm 厚さ:約7.5mm |
高さ:約146.8mm 幅:約73.9mm 厚さ:約7.69mm |
重量 | 約165g | 約144g |
SIMタイプ | nanoSIMスロット×2 |
microSIMスロット×1、 nanoSIMスロット×1 |
BIGLOBEモバイル価格 |
47,520円(税別) | 33,120円(税別) |
サイズ感はほぼ変わらず、機能面がパワーアップ!
ZenFone 3の発売から約1年を経ての登場ということで、ZenFone 4は機能面で大幅にパワーアップしていると言えるでしょう。
スペックを単純に比較するだけでも、メモリは3GBから6GBになり、CPU性能も向上。普通に使っているぶんにはあまり差を感じないかもしれませんが、高画質・高品質の3Dゲームやアプリを起動してみると、処理速度が向上していることがわかります。
また、バッテリー容量も、2,650mAhから3,300mAhへと増加。わずか36分間で約50%の急速充電が可能となっています。「寝る前に充電するのを忘れた!」と朝に気づいたときでも、急速充電することで、最小限のスマホ使用には耐えられそうですね。
そういったスペックの変化がある反面、本体サイズはほとんど変わっていないようです。ZenFone 4のほうが若干大きくなっているようが、厚さは微妙に薄くなっています。光沢のある本体デザインで、耐久性抜群のGorilla Glassも引き続き採用していますよ。
多彩なシーンに対応!高品質写真が撮影できるデュアルレンズカメラ
そして、ZenFone 4ならではの魅力であり見どころとなっているのが、カメラ機能。ZenFone 4にはソニー製のセンサーを採用した複数のカメラレンズが搭載されており、シーンに合わせた撮影が可能となっています。
メインカメラにはF値1.8の大口径レンズを採用しており、通常のスマートフォンよりも約5倍も明るく鮮明な写真を撮影できるのが売り。もはやおまけ機能ではなく、デジタルカメラにも見劣りしないほどの写真写りが期待できます。
ワンタッチで120°の広角カメラに切り替えれば、通常の約2倍の広さでの撮影が可能に。臨場感あふれる風景写真はもちろんのこと、大勢での記念写真にも重宝します。一眼レフカメラ同様に細かな設定ができる、Proモードも搭載。自撮り専用のアプリもインストールされています。
値下げ!コスパの良いZenFone 3も選択肢に
このようにたくさんの魅力があるZenFone 4ですが、つい先日発売された新作スマホということもあり、BIGLOBEモバイル価格で47,520円(税別)と少しお高めです。もちろん、高性能カメラを搭載していることを考慮すれば、それでも安い――と言えるのですが。
その一方で、ZenFone 3はかなりお買い得。BIGLOBEモバイル価格で33,120円(税別)。格安スマホのなかでも高性能だと言われるZenFoneがこの価格というのは、非常にお買い得だと言えるのではないでしょうか。
そのうえでどちらを選ぶかを考えると、「性能」と「価格」のどちらを取るかが基準となってくるかと思います。最新スペックに高性能カメラを搭載したZenFone 4にするか、普段使いには困らない性能で安いZenFone 3にするか。
個々人の好みや用途によっても異なってくるかと思いますので、お財布と相談しつつ決めてみてください。
※本記事の内容は、2017年11月14日現在の情報です。