2017年7月に発売されたASUSのSIMフリースマホ最新機種「ZenFone Live」。
スマホで自撮りする際に、写真だけでなく、動画でも“盛れる”エフェクト機能が特徴の1台です。
今回はASUS ZenFone Liveのデザイン、ソフトウェアと操作性など、特徴・魅力を紹介します。
カメラ機能については、こちらの記事で紹介していますのでお見逃しなく!
外観デザイン
ZenFone LiveはBIGLOBEモバイル価格で19,680円(税別)と手ごろな価格で購入できるスマートフォン。(2017年8月時点において)
基本デザインは他のASUS ZenFoneシリーズを踏襲する一方、外装は金属やガラスといった高級感のある素材ではなく、プラスチックを用いてのコストダウンが見られます。
本体カラーのバリエーションはゴールド、ブラック、ピンクの3色。
今回はピンクを使って外観からチェックしていきましょう。
色名はピンクですが、前面の色は白。搭載するディスプレイの大きさは5インチとかなり手ごろで、他社製品も含めた最近の機種の中ではかなり持ちやすさを感じます。
前面とは異なり、側面から背面にかけては薄く上品な色味のピンク色となっています。
表面はつや消し仕上げとなっており、ペタペタと触っても汚れが目立ちにくくなっています。
価格が安いだけについ「どこか手抜きはないか?」といじわるにも探してみたくなるのですが、そんな中で気がつくのはむしろ「細部へのこだわり」。
例えば手抜きがしやすそうな側面の音量キー・電源キーといった細かい部分にも、ZenFoneシリーズのアイコンであるスピンデザインがしっかり立体的に施されています。
さすがに50,000円を超えるような機種と比べれば、使っている素材も異なるため、まったく安っぽくないとはいえません。
しかしZenFone Liveを見ていると、安さを実現するための素材選びと、安さをなるべく抑えるための加工・仕上げへのこだわりがしっかり感じられます。
なおパッケージ内容物は機種本体のほかに、説明書・保証書類、SIMカードトレイ取り出しピン、充電器、充電ケーブル、イヤホンとなっています。
さすがにケースやフィルムなどのアクセサリー類は含まれていませんでしたが、最低限必要なものも揃っており、はじめてのSIMフリースマホとしても安心して購入できる内容です。
ソフトウェア
ZenFone Liveはスマートフォンを性能別に上から「ハイエンド」「ミドルレンジ」「ローエンド」の3つに分類すると、ローエンドまたはミドルレンジに分類される機種。
処理性能自体は決して高いとはいえません。
それでも「日々使うのに結構ストレスを感じるの?」と聞かれれば、正直印象は「意外としっかり動いてくれる」といったところ。
まずインターネットやSNS(ソーシャルネットワークサービス)、メールの確認・作成といった用途であれば、ストレスなく動いてくれます。
Youtubeで動画を再生してみましたが、こちらも視聴に際してストレスを抱くことはなし。
ディスプレイ解像度がHD(1280×720ドット)となっており、画質はそこまで期待できませんが、Youtubeのような動画ストリーミングサービスであれば、さほど気にならず楽しめることでしょう。
むしろ手に持ってみると本体が軽いため、外出先や移動の最中、手に持った状態で視聴する場合には大きなメリットも感じられます。
一方で、さすがにしんどさを感じたのは、負荷の高いゲームアプリを遊んでみた場合。
3Dグラフィックをバリバリ使った最新ゲームはもちろん、負荷がそこまで大きくなさそうなゲームでも、動きにぎこちなさを感じることがありました。
この点は「ZenFone Liveだから……」ということでなく、価格的に仕方がない部分ではあるので、スマホでゲームをいっぱい楽しみたい人はもう少し予算を足して、素直により性能の高い機種を選ぶほうが間違いないでしょう。
そのほか、使い方に大きく関係するポイントを二つ。
ZenFone Liveではカードスロットが二つ用意されており、SIMカードとmicroSDメモリカードで使い分けることが可能。
二つのスロット両方にSIMカードを挿すこともできます。
ただし最近のSIMフリースマホに多い「4G+3Gの同時待ち受け」には非対応。
二つの電話番号で同時に音声着信を待ち受けたり、プランの異なる2枚のSIMカードに機能を割り当てるといった使い方はできません。
ここは注意してほしいポイントですね。
内蔵ストレージ容量が16GBと心もとないため、素直にSIMカードを1枚、microSDメモリカードを1枚差すのが無難な選択でしょう。
またもうひとつ気になったのが、ナビゲーションキー(ホーム、戻る、アプリ履歴といった基本操作に使うキー)にバックライトが付いていないということ。
例えば就寝前、電気を消した部屋の中だとボタンの場所がわかりません。
Androidスマホではナビゲーションキーは画面タッチ以上によく使うものだけに、環境により見えなくなってしまう点は使う中でストレスにつながっていくことも考えられます。
買ってから後悔することがないよう、あらかじめ理解の上で購入を検討したいものですね。
※本記事の内容は2017年8月18日現在の情報です。