スマホで電話したときの通話内容を録音したいと思ったことがある人は、意外に多いと思います。
Androidスマホを利用している人であれば、簡単に電話の通話内容を録音できるのですが、iPhoneにはそのような機能はありません。
そのため、そもそもiPhoneで電話の通話内容が録音できるのか疑問に思う方も多いと思います。
そこで今回は、iPhoneで電話の通話内容を録音する方法を検証してみたいと思います。
iPhoneの基本機能では電話の通話内容を録音できない
まず、iPhoneの基本機能では電話の通話内容を録音することはできません。
なぜなら、Apple本社がある米国の法律において、電話の通話内容を録音することが禁止されている州が多いからです。
したがって、iPhoneにプリインストールされているアプリで、電話の通話内容を録音できるものはありません。
ボイスメモでもNG
iPhoneのマイクから拾った音を録音できる「ボイスメモ」であれば、電話の最中にアプリを立ち上げることで「もしかしたら電話の通話内容を録音できるかも?」と思われるかもしれません。
しかし、残念ながらその方法もNGです。
電話の最中に、ボイスメモアプリを起動しようとしても、通話を終了しないと録音できない仕様になっています。
画面収録もNG
iPhoneのコントロールセンターにある「画面収録」でも電話の通話内容が録音できるという噂があったので実際に検証してみましたが、結論から言うとこの方法でも録音はできません。
通常、画面収録すると、ゲームやYouTube動画などの場合は、画面とともに音声も記録されます。
しかし、電話の通話中に画面収録をしても、電話の通話画面は記録されますが肝心の音声は無音になるので聞こえません。
環境によっては、通話が始まると同時に画面収録が終了することもあります。
キャリアの電話録音サービスもあるが……
ドコモやソフトバンクなどのキャリアは、以下のような電話の通話内容を録音するサービスを提供しています。
- ドコモ:「通話録音サービス」
- KDDI:「通話録音機能」
- ソフトバンク「通話録音サービス」
- 楽天コミュニケーションズ「モバイル通話録音サービス」
これらのサービスは電話の通話内容がキャリア側のサーバーに録音されるため、後から内容を聞くことができるのですが、どれも「法人向け」のサービスなので、残念ながら個人で契約することはできません。
iPhoneで通話内容を録音する裏ワザ
今回は、iPhoneで電話の通話内容を録音する方法を紹介しましたが、正直なところiPhone単体で1対1の電話の通話内容を録音するのは困難と言わざるを得ません。
しかし!iPhoneで電話する際、スピーカーをオンにして通話し、別の録音機器で通話内容を録音することは可能です。
ちなみに、筆者は電話取材の際、この方法で録音を行います。
恐らく、この方法がiPhoneで電話するときの通話内容を録音する方法としてはベストでしょう。