最近、「ギガがない」、「ギガが減る/減った」という言葉をよく耳にします。
CMの影響もあり世の中に浸透している言葉ではありますが、主に若者を中心に使われることが多いため、もしかしたら「”ギガがない”ってどういう意味?」と思われる方もいるかもしれません。
そこで今回は、若者言葉「ギガがない」について解説したいと思います。
そもそも「ギガ」とは?
"ギガ"とは、PCやスマホなどのデータサイズ(容量)を表す単位で、正式にはギガバイト(GB)と呼びます。つまり、メガ(MB)やテラ(TB)などと同じものです。
ということは、この表現は体重を「キロが減った」と表現するようなもので、違和感がある人がいるのも納得ですよね。
「ギガがない」の「ギガ」はデータの通信量のこと
若者言葉である「ギガがない」、「ギガが減った」の意味は、スマホのデータ通信量が多くかかってしまい、月の上限容量ギリギリになっているか、容量を超えて「通信制限がかかる」状態になってしまったことです。
たとえば、外(Wi-Fiがない場所)で「YouTube」などの動画サイトや、重たいアプリをダウンロードし過ぎて通信制限がかかったときなどに「ギガがない」と言うわけです。
なお、「通信制限」とは、スマホを契約する際、7GBや20GBといったデータ通信量の上限を選ぶと思いますが、月次の利用データサイズがこちらの容量を超えるとLTE(4G)での通信が制限されるのです。その結果、通信スピードが制限されるため、友人とのSNSのやり取りが遅くなったり、Webやアプリの読み込みに時間がかかったりするようになります。
「ギガがない」のときの解決方法
ギガがなくなりスマホが低速モードに入った場合でも、解決方法はあります。そのため、必ずしも月が替わるまで待つ必要はありません。代表的な2つの方法を紹介します。
Wi-Fi環境下であれば問題なく使える
スマホのギガがなくなっても、Wi-Fi環境下であれば何の問題もありません。いつも通りサクサク動きます。もし、自宅での利用がほとんどだという場合は、外出先ではちょっと我慢するとして、自宅でWi-Fiを利用したほうがコスパはよいでしょう。
通信容量を追加する
「ギガがない」状態に陥った場合の解決方法は、通信キャリアのサイトで容量を追加することで低速モードから回復させられます。なお、各通信キャリアの容量を追加する費用は、以下の通りです。
通信キャリア | 追加容量/費用(税込) |
ドコモ | 1GB/1,100円 |
au |
0.5GB/605円 1GB/1,100円 3GB/3,300円 5GB/5,500円 |
SoftBank |
0.5GB/605円 1GB/1,100円 |
この表をご覧いただくとわかるように、追加容量の費用は非常に高いですよね……。そのため、普段からギガを多く利用する方や外出先でどうしてもスマホでのネット接続をしないといけない状況になりがちな方は、容量が多いプランやよく使うサービスが無制限に使えるプランなどに変更するべきでしょう。
月末近くの「ギガがない」に注意!
今回は、若者言葉「ギガがない」について紹介しました。これで、若者とコミュニケーションを取る際、「ギガが減った」などと言われてうろたえることもなくなりますね。
月末近くになると、至るところに「ギガがない」人が増えます。あなたのスマホも「ギガがない」状態にならぬよう、くれぐれも外部での使い過ぎには注意しましょう。
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