おこもり期間が長引く中、健康管理への注目度が高まっています。
外出が少なくなると、俄然気になるのが「今日はどれだけ歩いたかな」ということ。部屋間の移動、ちょっとそこまでの買い物など、全てを記録したくなります。
スマホでも歩数をカウントしてくれますが、いつも身に着けていられる、いわゆる“ウェアラブル”端末のほうが、より自然にアクティビティをトラッキングできますよ。
そこでオススメなのが、価格が手頃で高機能な「Mi スマートバンド6」です。7月9日に発売されたばかりの本製品ですが、ウェアラブルデバイスカテゴリーでAmazonのほしい物ランキング1位になるほど大人気。
Mi スマートバンド6は、一体どのような端末なのでしょうか?
Mi スマートバンド6の特徴
Mi スマートバンド6は、格安スマホ「Redmi」シリーズでおなじみのXiaomi(シャオミ)が製造するスマートリストバンドです。「6」という数字からわかるように、前モデルもあり、そちらも人気機種でした。
1世代前のMi スマートバンド5は、1.1インチダイナミックカラーディスプレイ、11種のスポーツモード、24時間心拍数および睡眠モニタリング、ストレスモニタリング、呼吸エクササイズ、50m防水、最大14日間のバッテリー駆動など、「これでもか!」というほどさまざまな機能を詰め込んでいました。
今回ご紹介するMi スマートバンド6では、ディスプレイサイズが50%増の1.56インチに、しかもAMOLED(有機EL)ディスプレイにランクアップ。
エクササイズモードは30種類に増加。しかも、アウトドアランニング、ウォーキング、サイクリングなど6種類で自動認識をしてくれるため、「これから買い物に行くので、ログを取らなくちゃ」と意識して操作する必要もありません。
通常の使い方で14日間のバッテリー持ちは、前モデルと変わらず。一泊二日の出張や1週間の帰省程度では充電不要ですし、充電する際も、本体をバンドに付けたままでOK。マグネット端子を採用しているので、面倒がありません。
また、新型コロナウイルス対策として血中酸素レベルの測定機能も搭載。医療機器ではないため、測定値を過信することはできませんが、それでも自分の体の状態を数値で表示するので、客観的な判断材料になりえます。
もちろん、スマホと連携して、電話やメッセージ、チャットアプリの通知、音楽再生/一時停止、スケジュール通知、サイレントアラーム、スマホカメラのリモートシャッターなど、スマートウォッチやスマートフィットバンドに求められるものがひと通り備わっています。
これだけの機能を搭載していて市場価格6,000円未満なのですから、コスパに優れているといえるでしょう。
Mi スマートバンド6の使い勝手は?
アクティビティを記録する専用アプリ「Mi Fit」
Mi スマートバンド6は、スマホの専用アプリと連携して使えば、バンド内に記録したログを長期間保存可能。さらに、分析・評価機能もあるため、生活またはワークアウトの質を高めるのに役立ちます。
Android向けアプリとiOS向けアプリがあり、Android 5.0またはiOS 10.0以降に対応しています。
縦横にスワイプ
Mi スマートバンド6は、普段は消灯していますが、ディスプレイにタッチすることで点灯表示できます。何も操作しないとすぐにスリープ状態に。既定値は5〜6秒ほどでした。
短すぎてバッテリー残量や歩数などのステータスが読み取れない場合は、設定から「画面自動オフ」の時間を変更しましょう。最大で10秒に伸ばすことができます。
ただし、画面を表示させる時間が長ければば長いほど、バッテリーもちは悪くなりますので、気をつけましょう。
上下にスワイプすることでアクティビティアプリやアラーム、天気といったアプリにアクセスできます。
なお、前述の画面自動オフ時間や、点灯するタイミング(タッチ、またはスワイプ)、明るさなど、ある程度のことはMi スマートバンド6単体で設定可能ですが、セットされているワークアウトの種類変更やアプリの変更などは、スマホのMi Fitアプリから行います。
▼Mi スマートバンド6の操作については、下の動画を参考にしてください。
ログを確認してみる
ここからは、どのように端末内でログを記録・表示するかを見ていきます。
なお、心拍数、睡眠、血中酸素レベルは24時間、自動的にモニタリングしていますが、手動で測定したい場合は、ディスプレイ下部に表示される「更新」ボタンをタップします。
ステータス
ウォッチフェイスを上にスワイプすると、先頭に表示されているのが「ステータス」です。
今日の歩数や移動距離、消費カロリーやアクティビティの傾向などについて確認できます。スマホアプリでは、ステータスから各ライフログの詳細へジャンプできます。
心拍数
Mi スマートバンド6は、デフォルトで24時間中ずっと心拍数をモニタリングします。
アプリでは、グラフ化された1日の心拍数の推移などの履歴を確認できます。
血中酸素
血中酸素レベル(血中酸素飽和度。SpO2)を測定できるスマートウォッチやスマートフィットバンドが増えています。
赤血球がどれだけ酸素を運搬しているかということは運動能力に影響を与えるため、登山家やアスリートが気にしてきましたが、最近では新型コロナウイルスの影響で注目度が高まっています。呼吸器に問題があるかどうかの指標になるからです。
また、睡眠時の血中酸素レベルを測ることで、睡眠時無呼吸症候群になっていないかどうかをチェックできます。
とはいえ、Mi スマートバンド6は医療機器ではないので、参考程度と考えましょう。
睡眠
短い睡眠時間しかとっていないのに活動的、逆に8時間睡眠をとっていても眠った気がしないという人がいます。眠っている時の状態は自分ではわからないもの。14日間もバッテリーが持続するMi スマートバンド6なら、就寝時にも装着しっぱなしにできますよ。
呼吸や寝返りなどの状態からレム睡眠やノンレム睡眠の時間を記録し、睡眠の質を「睡眠スコア」として数値化。アプリでは具体的なアドバイスももらえるので、「眠れていない気がする」と考えている人にはぜひ試してもらいたい機能です。
ワークアウト記録
アウトドアランニング、トレッドミル、ローイングマシン、エリプティカル、ウォーキング、サイクリングの6種類のワークアウトは自動的に記録。
それ以外のズンバ、コアトレーニング、ピラティスなどについてはワークアウトアプリから該当するものを選び、「Go」ボタンを押してから始めましょう。運動した時間や消費カロリーを記録できます。
ストレス
ストレスを感じたとき、逆にリラックスしていると感じたときにストレスチェックをしてみるのはどうでしょうか。
ストレスを感じていると思っていたのに「中程度」もしくは「リラックス」と表示されると、「案外、ストレスになっていないんだな」と安心できますよ。
ストレス度が高いときには、リラックスする方法をアプリがアドバイス。
ここでは「数回深呼吸」するよう勧めていますので、Mi スマートバンド6の「ストレス」アプリのすぐ下に表示されている「呼吸」をタップして、指示に従って深呼吸してみましょう。ストレスを減らせるかもしれません。
ウォッチフェイスをカスタマイズ
点灯して最初に表示されるウォッチフェイス(Mi スマートバンド6では「バンドディスプレイ」と呼称)には、歩数や消費カロリーの達成率、現在地の天気情報、日付、時刻、心拍数、バッテリー残量など、必要な情報が見やすく表示されています。
それ以外にも、時計内に2種類、アプリから設定可能なシャオミが用意したウォッチフェイスは60種類以上あります。サイバーな雰囲気のもの、ナチュラルテイストのもの、少し懐かしいものやキャラクターものなどさまざま。好みに合わせて着せ替えられます。
また、326PPIのAMOLEDディスプレイは、高精細。好みの写真をウォッチフェイスに設定することもできます。
Mi Fitアプリの「プロフィール」から「ストア」へと進み、「Custom dial」で好みの文字情報のものを選んでから、手持ちの写真を貼り付けるという方法で行えます。
家族やペット、人によっては“推し”や、尊敬するアスリートの写真を設定することで、運動のモチベーションをアップさせられるかもしれませんね。
まとめ
Mi スマートバンド6には、ここでは取り上げきれないほどの機能が搭載されています。
あいにく筆者はあまり運動するほうではないのですが、ランニングやサイクリング、ジムでのワークアウトに本腰を入れている人にとっては、数字で確認でき、アプリで記録を手間なく残せるので、続けるモチベーションにつながることでしょう。
ライフログまたはアクティブログをこれから取りはじめたい人、すでに同様のものを使っていて、もっと高機能なものをほしいと思っていた人、感染症の影響が気になる人などに、ぜひ使ってもらいたいスマートなウェアラブルデバイスです。