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Galaxy Watchの機能や魅力を紹介|Apple Watchとの違いは?

Galaxy Watchの機能や魅力を紹介|Apple Watchとの違いは?

スマートウォッチで何ができるの?

ポケットの中のスマートフォンが「ブルッ」と震えたので、メールやLINE、もしかしたらメッセンジャーアプリなどで誰かが何かを送ってくれたようなんだけど、会議中だから見られない……そんな経験はありませんか?誰かと会っているときなどでも、スマートフォンを取り出して確認する、という行為がはばかられるかもしれません。

 

そんなときに、いつでも手首に装着していて、ほんの少し傾けるだけで通知内容を確認できるスマートウォッチは大変重宝。

 

今回は、そんなスマートウォッチの中でも最近人気のGalaxy Watchをご紹介します。みんなが着けているApple Watchと何が違うかもチェックしていきますよ。

Galaxy Watchは万能スマートウォッチ

Galaxy Watchは、スマートフォンの「Galaxyシリーズ」で有名な韓国・サムスンが開発・販売しているスマートウォッチです。他社製スマートウォッチの多くが搭載しているGoogle製のWear OSではなく、独自のTizen Based Wearable OSを搭載していることが大きな特徴の一つ。

そのため、Googleが提供している豊富なWear OS向けアプリを使えません。代わりに、サムスンが提供しているGalaxy StoreのWatchカテゴリーの中から購入してインストールすることになります。

 

とはいえ、「電話」「メッセージ」「カレンダー」「リマインダー」「アラーム」「天気予報」「NEWSブリーフィング」「S Health」「高度気圧計」などのアプリが最初からインストールされているので、一般的に使う分にはほぼ問題なし。

また、独自OS搭載といっても、ペアリングするスマートフォンはGalaxyシリーズのほか、Android 5.0、iOS 9.0以降のAndroid端末またはiPhoneシリーズに対応。

 

Apple Watchでは、iPhone以外のスマートフォンを使えないため、ずっとiPhoneの最新機種に乗り換えていく必要がありますが、どのスマートフォンでも選べるというのが、Galaxy Watchを選ぶメリットの一つかもしれませんね。

Galaxy Watchのそのほかの特徴や使い勝手は?

サークル型でシーンを選ばず着けられる

Apple Watchは角が丸みを帯びたスクエア型ですが、Galaxy Watchはサークル型。サイズは46mmと42mmの2サイズを用意。ディスプレイサイズはそれぞれ1.3インチと1.2インチですが、解像度は360×360ドットとなっています。

アナログな腕時計に多いデザインのサークル型を採用したおかげで、ビジネスシーンやフォーマルシーンでも違和感がないのがうれしいところ。ウォッチフェイスも15種類ほどをプリインストールしているため、その日の気分やシーンに応じて変えられます。

 

ウォッチフェイスの変更方法も簡単で、文字盤を長押しして、フリックで選んでいくだけ。気に入ったものがなければGalaxy Watchで直接Galaxy Storeを開いて購入することもできますよ。

 

また、Galaxy Watchの交換式バンドは一般的な腕時計と同じバネ棒式。46mmモデルは22mmの、42mmモデルは20mm幅のバンドであれば純正または専用のものでなくても付け替えOKです。ここもApple Watchとの大きな違いであるといえるでしょう。

画面切り替えやスクロールもベゼルで楽々

Galaxy Watchに搭載しているベゼルは、デザイン面だけではなく、機能性でも効果を発揮します。くるくると回せば画面が切り替わり、さまざまなアプリにアクセス可能。詳細を確認したい場合は、アプリが表示されたところで文字盤をタップするだけです。

 

情報量が多くても、時計回りにベゼル(ふち)を回せば下方向に画面がスクロール。指で画面をなぞるより素早く、しかもスムーズに操作できるのがGalaxy Watchの特徴の1つといえるでしょう。

 

竜頭(時計のねじ)に見える2つのボタンはそれぞれ「ホームキー」と「戻るキー」。これらのボタンは回す必要がない(正確には回せない)ので、操作は押し込むだけ。回せるベゼルと押し込めるボタンで、使い勝手も上々です。

バッテリー持ちは100時間以上!一泊二日の旅行も着けっぱなしでOK

バッテリー保ちの良さもGalaxy Watchの特徴です。メーカー情報によれば、46mmモデルで168時間、42mmモデルで120時間使用可能とありますので、その日のうちにバッテリーが切れてしまう、ということはなさそうです。

もちろん、常にディスプレイをカラー表示させておく、GPSを常時ONにしておくといった使い方をしていれば、より早く消耗してしまうため注意しましょう。


Apple Watchの場合、公式サイトでは18時間のバッテリー保ちを謳っていますが、実際には満充電にしておいても、終電間近の帰宅時までバッテリーが保つかな……と心配になってしまいます。一方で、Galaxy Watchには一日中着けていられる安心感があるのです。

 

しかも、通知を受け取りつつ、時間が確認できればいい、という場合には「省電力モード」もありますよ。

Galaxy Watchでできること

国内ではユーザーの少ないGalaxy Watchですが、Apple Watchに引けを取らない機能が搭載されています。そのうちのいくつかをご紹介します。

ヘルスケアやフィットネスなどのアクティビティログ

ヘルスケアやフィットネス系の機能はS Healthアプリに集約されています。

カロリー


日ごと、また週ごとのカロリーをチェックできます。もちろん、グラフ表示で視覚化されるので、パッと見ただけで大まかなアクティビティを確認できます。


歩数


着けているだけで歩数を自動的に記録。10分以上連続でウォーキングをしていると「その調子です」とほめてくれるため、やる気がわいてきますよ。

階数


内蔵の気圧センサーにより、高度を測定し、どれだけ階段を昇降したかを記録。デフォルトでは、1日に10階ぶんの昇降が目標値になっています。

 

エクササイズ


エクササイズも、10分以上の活動で、ほぼ自動的に記録されますが、消費したカロリーを正確に知りたい場合や、意識して行う場合はS Healthから「トレーニングを開始」をタップしておくと良いでしょう。

プリセット済みのトレーニングメニューは「ランニング」「ウォーキング」「サイクリング」「ハイキング」「ルームランナー」「エアロバイク」「サーキットトレーニング」「ウェイトマシン」の8種類。そのほかにも80種類以上のエクササイズを選ぶこともできます。

睡眠

 

長時間バッテリーだからこそ取れるのが睡眠ログです。着けたまま眠れば、特別な操作なしに、入眠した時間やレム睡眠、ノンレム睡眠といった睡眠パターンを記録。睡眠効率も表示してくれます。

眠っているときの状態は自分ではわからないもの。質の高い睡眠への第一歩として、この機能を活用してみるのはどうでしょうか。

心拍数

 

ズバリ、心拍数を計測して記録します。思い立ったときに測ることもできますし、「自動心拍数測定の設定」で、10分おき、また常に測定することも可能。ただし、Apple Watchと異なり、心拍の規則性を測ることができませんので、病気の診断や予防に活用するのは難しそうです。

そのほか食事・水分・カフェイン摂取量などの機能も!

 

また、自分で入力する必要がありますが、摂った食事や水分、カフェインの量や、体重を記録可能。毎日の健康管理に役立てることができますよ。

コミュニケーション

インストールされているコミュニケーションアプリは電話とメッセージのみですが、ペアリングしたスマートフォンにインストールされているLINEやTwitter、FacebookといったSNSの通知をGalaxy Watchで受け取ることができます。

 

電話

 

あくまでもスマートフォンとペアリングしていることが前提ですが、Galaxy Watchでは電話を受けたり、かけたりすることができます。ただ、相手の声が周りに聞こえてしまうため、外で使うのは難しいかもしれません。

Eメール

 

スマートフォンに届いたメールを確認できます。テキスト形式のメールなら、全文を閲覧可能。その場で簡単な返信をすることもできますよ。

プロフィール

 

Galaxy Watchの「プロフィール」は連絡先のこと。スマートフォンに保存してある連絡先を見るだけでなく、Galaxy Watchで新規連絡先(名前と電話番号のみ)を追加することもできます。もっとも、キーボードが小さすぎて入力しづらいのですけどね。

ライフスタイル

アラーム

 

指定した時刻にアラームを作動。時刻だけでなく、動作させたい曜日も設定できます。しかも音を出さずにバイブのみで通知可能なため、周りに気付かれないように起きられます。

カレンダー

 

直近の予定を確認できます。Apple Watchと異なり、Galaxy Watchから予定を追加可能。もちろん、追加された予定は、スマートフォンに同期されます。

音声メモ

 

画面が小さいので、Galaxy Watchでテキストを入力するのは大変です。音声メモを起動すれば、アイデアや思いついたことを素早く手元でメモできますよ。

音楽再生

 

Galaxy Watchには4GBの記憶領域が内蔵されています。お気に入りの曲を入れておけば、単体でミュージックプレイヤーに早変わり。Bluetoothヘッドセットを接続すれば、周りを気にせず音楽を楽しめます。

ギャラリー

 

スマートフォン内の写真をGalaxy Watchにコピーしてギャラリー内に保存可能。保存した写真をそのままGalaxy Watchで閲覧したり、ウォッチフェイスの背景に使うこともできます。スクエア型のApple Watchと異なり、表示する写真が丸くトリミングされてしまうため、構図を考えないといけないのが玉にキズです。

▲筆者の所有しているのはGalaxy Watchのひと世代前の「Galaxy Gear S3」

自分の用途を見極めて最適な一台を

ここまで、Galaxy Watchの機能をご紹介しつつ、Apple Watchとの違いについても比較してきました。

 

個人的には、「意識してしっかりワークアウトに取り組みたい人はApple Watch」「日常の何気ない動作も淡々と記録しておきたい人はGalaxy Watch」が適しているように感じます。というのも、Galaxy Watchでは、特に意識せずとも10分以上続いたトレーニングの記録を取っておけますし、バッテリー保ちのおかげで睡眠ログなども取れるからです。

 

また、Apple Payを使っている人、「今後もApple製品を買い続ける」という人は、Apple Watch一択でしょう。Galaxy Watchには、いわゆるおサイフケータイの機能がありませんし、iOSでも使えるとはいえ、Galaxy Watchの機能をフルに活用できないからです。

 

反対に、おサイフケータイ機能をスマートウォッチに求めない人、いろいろなスマートフォンを使いたい人、ビジネスやフォーマルな場でも気にせず装着していたい人などは、Galaxy Watchがオススメです。

 

最後になりましたが、価格面での違いもご紹介しておきましょう。

Galaxy Watchは、カラーこそシルバー、ミッドナイト ブラック、ローズ ゴールドの3色ですが、そこに価格の差はなく、42mmモデルが4万824円(税込)、46mmモデルが4万2,984円(税込)となっています。(参考価格)

 

対するApple Watchは、2つのサイズ、3つのカラー、2種類の素材、素材とカラーの異なるバンド、さらにはGPSモデルかCellularモデルかといった複数の組み合わせがあり、最も安価な40mmモデル、アルミニウムケース、シリコンバンド、GPSモデルの組み合わせで4万5,800円(税別)、最も高価な44mmモデル、ステンレススチールケース、ミラネーゼループバンド(非常になめらかなステンレススチールメッシュ)、Cellularモデルの組み合わせで8万5,800円(税別)(Apple公式価格)

 

何を求めているのかを見極めて、自分にピッタリの、そして後悔しないスマートウォッチ選びをしたいですね。

※本記事の内容は2019年7月19日現在の情報です。最新情報は公式サイトをご確認ください。

Contributor

渡辺まりか

デジタルガジェットをこよなく愛するフリーライター。専門学校で約10年の講師経験あり。小型船舶操縦士免許2級、乗馬5級、普通自動二輪免許など趣味多し。

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