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「ABEMA(旧Abema TV)」話題のインターネットテレビ局を使ってみた

「ABEMA(旧Abema TV)」話題のインターネットテレビ局を使ってみた

最近、「ABEMA」の名前をよく聞きませんか?

「ABEMA」はアメーバブログ(アメブロ)やアメーバピグなどのサービスを提供する株式会社サイバーエージェントと株式会社テレビ朝日の共同出資により設立された、株式会社AbemaTVが提供するインターネットテレビ局です。※追記:2020年4月よりサービスの名称が「Abema TV」から「ABEMA」に変更になりました。

 

スマホでテレビといえば、従来はワンセグ・フルセグといったテレビ視聴機能を搭載するスマホで楽しむイメージでした。しかしABEMAは独自の番組を放送するインターネットテレビ局なので、テレビ視聴機能を搭載しない、多くのSIMフリースマホなどでも楽しめるサービスとして今注目を集めています。

 

今回は株式会社AbemaTVが運営するインターネットテレビ局「ABEMA」について、サービスの内容や実際に使ってみての印象を紹介します。 自宅でも出先でも場所を選ばず、豊富な種類のコンテンツが、無料から楽しめる。バックグラウンド再生など使い方の幅も広く、魅力あふれるサービスですよ。

 

  • 初めてのABEMA体験記はこちらから

ABEMAはどんなサービス?

ABEMA(アベマ)はスマホやパソコンなどの視聴機器を持っていれば、誰でも無料から楽しむことができるインターネットテレビ局。  

様々なジャンルを取扱うチャンネルが、24時間、無料でしかも会員登録なしから楽しめます。

視聴はAndroidやiOSを搭載するスマートフォン、タブレット、そしてパソコンなど幅広いデバイスに対応。 Google Cast(Chromecast/クロームキャスト)やApple TV、Amazon Fire TV/Fire TV Stickなど、テレビや大型モニターに接続して使うテレビデバイスを用いて、大画面でも楽しむことができますよ。  

ABEMAの主な機能

ABEMAで利用できるサービス内容は大きく2種類。

テレビのようにあらかじめ構成された番組表から見たいものを選ぶ「ABEMA」、そしてこれと別に見逃した番組や番組表に組み込まれない人気作品をいつでも視聴できる「ABEMAビデオ」です。

 

無料で使える「フリープラン」と月額960円(税込)の有料で使う「プレミアムプラン」からプランを選ぶことができます。テレビ番組については無料プランでもリアルタイム視聴に限っては制限なくすべてを見ることができ、かつ会員登録なしから始められる気軽さも魅力です。

 

一方でABEMAビデオについては、無料プランで視聴できるコンテンツは一部のみ。すべてのコンテンツを楽しむためには、有料プランへの加入が必要となります。

なおテレビ番組もビデオも、コンテンツの再生はストリーミング方式(通信しながらのコンテンツ再生)で行われるため、視聴時にはデータ通信が発生することには注意しましょう。

ABEMAはなぜ無料から使えるの?

ABEMAには無料(フリープラン)と有料(プレミアムプラン)のプランがあると紹介しました。

ただ無料プランでもテレビ番組は(リアルタイム視聴であれば)制限なく見られるとなると「なぜ無料で楽しめるの?」「採算はどこで取っているの?」と気になりますよね。

 

ABEMAが無料ユーザーにもサービスを提供できる理由は、サービス運営にかかる費用をCM(コマーシャル)再生による広告費用でまかなっているからです。

一般のテレビ番組を見ていても、民放局では番組の途中にCMが挟まれますよね?それと同じく、ABEMAでも番組の途中でCMを流すことにより、広告主からお金を集めてサービス運営の費用にあてています。

 

そのため有料のプレミアムプランに加入した場合でも、CMを飛ばす・非表示にするといったことはできません。どこでお金が発生してサービスが提供できているのか。仕組みを理解し、賢く安心してサービスを使いましょう。

無料プランの使用感は?実際に試してみた

ここからは実際に筆者がABEMAを使ってみた感想を紹介していきます。

無料で見られるテレビ番組だけでも十分楽しめる

まずは無料プランでも(リアルタイム視聴であれば)制限なくすべてのチャンネルが楽しめる「ABEMA(テレビ機能)」から試してみることに。

無料ということで正直そこまで期待せずに使い始めてみたものの、ニュース、スポーツ、バラエティ、アニメ、音楽とジャンルはかなり豊富。

番組はABEMA独自のもの、また音楽やアニメといったジャンルについてはスカパー!などに代表される有料多チャンネル放送サービスを契約しないと見れないようなものまで含まれていました。

 

基本はあらかじめ設定された番組表にしたがっての放送となります。そのため視聴する時間(タイミング)は気にする必要アリですが、無料から楽しめるサービスとしては十分すぎる内容です。

空き時間に興味のある番組を見る、といった使い方であれば、正直無理して有料プランに登録する必要はないとまで感じました。 そのくらい、無料プランだけでもかなりしっかりと楽しめます。  

気になる番組の探し方も複数あり

またスマホから視聴する際は、アプリがスマホでの操作に最適化された設計となっており、操作も直感的にできるのがよいですね。

たとえば右下のメニューをタップすれば、番組表やビデオ、テレビなど好きな見たいカテゴリが選べます。

 

視聴する番組を探す際は、左右へスワイプ(左右にはじく操作)するだけでチャンネルを番組表を確認できます。

 

番組を再生すると画面に表示される「視聴数」はその番組の再生回数となっているため、他の人に多く見られている人気番組を見つけて視聴する、というのも面白いかもしれませんね。

 

一方で“あくまでテレビ”なので、放送中の番組に早送り/巻き戻し/一時停止といった操作はおこなえません。テレビのように録画する機能もないので、このあたりはある程度割り切りも必要です。

 

ただし、見たい番組を見逃さないための機能はいくつか用意されています。 例えば見たい番組に「通知を受け取る」の設定をしておけば、番組がはじまる前のタイミングで、アプリを入れているスマートフォンなどに通知が届きます。  

 

また番組によっては「マイビデオ登録」という機能も使えます。この機能は番組放送終了後も、好きなタイミングで登録した番組を視聴できるものです。  

見たい番組をできる限りもれなくチェックするためにも、ぜひとも有効に活用したい機能です。

データ量を意識し画質も選べる

ABEMAはどこでも楽しめるインターネットテレビ局ですが、コンテンツはストリーミング方式で再生することになるため、外出先で無計画に使いすぎるとスマホのデータ量をすぐに消費してしまう危険性も。

視聴に際してはWi-Fiなども賢く活用したいものです。

 

ちなみにスマホやタブレットからコンテンツ視聴する場合は、画質を「最低画質」「低画質」「中画質」「高画質」「最高画質」の5種類から指定できます(パソコンやテレビデバイスでの視聴時は画質選択不可)。

各画質ごとに目安として案内されている、データ量の消費具合は次のとおり。

 

  • 最低画質=約5時間の再生で1GBを消費
  • 低画質=約4時間の再生で1GBを消費
  • 中画質=約3時間の再生で1GBを消費
  • 高画質=約1.5時間の再生で1GBを消費
  • 最高画質=約1時間の再生で1GBを消費

 

ここでふと「設定を変えると画質は見た目にどの程度変わる?」かが気になったので、設定を変えつつ確認してみることに。

以下の写真は1枚目から順にほぼ同じ画面を「最低画質」「低画質」「中画質」「高画質」「最高画質」と画質を上げながら表示してみたものです。

 

最低画質

 

低画質

 

 

中画質

 

 

高画質

 

 

最高画質

 

コンテンツ内容がスポーツなので、動きによるブレが多少ありますが、画面下の選手紹介に目をやると画質の違いがわかりますね。

例えば「最低画質」と「最高画質」で番組を見比べてみるとさすがに大きな違いは感じられます。

ですが、スマホで視聴している前提で割り切れば、「最低画質」でも大きくストレスを感じる粗さとは思いませんでした。

 

画質設定はモバイル回線使用時とWi-Fi使用時で個別に指定することができます。 外出先(モバイル回線)での視聴時は、データ量を意識して「最低画質」に設定してもよいのではないでしょうか。

 

なおデータ量に関連することとしてひとつ触れておくと、ABEMAにはオフタイマー機能は用意されていません。 そのため就寝前の視聴時などにはWi-Fiを使うなど注意が必要ですね。モバイル回線で視聴したままうっかり寝落ち……なんてことにならないよう気をつけたいものですね(汗)。  

テレビでなくラジオとして楽しむのもOK

ABEMAはインターネット“テレビ”局ですが、設定を変更することにより、音声だけをバックグラウンドで再生することもできます。

チャンネルの中にはミュージックビデオが楽しめるものもあるので、バックグラウンド再生を活用してラジオのように楽しむこともできます。筆者個人としては意外と気に入った使い方ですね。

 

もちろん気になる内容が流れてくれば、ABEMAのアプリを画面に表示して、映像とあわせて楽しむこともできます。 ラジオとして使う場合にも気をつけたいのは、やはりストリーミング方式のサービスであるということですね。

音楽ストリーミングサービスのように気になるコンテンツをあらかじめデバイスに保存しておく「ダウンロード」機能はABEMAにはありませんので、ラジオとして使う場合もWi-Fiをいかに活用できるかがキーになるでしょう。

有料プランだとこんなこともできる

今回は無料プランで使ってみましたが、有料プランとして「プレミアムプラン」も用意されています。

プレミアムプランは月額960円(税込)を支払うことで加入でき、無料プランにはない以下の特典が設けられています。

 

  • 見逃し視聴に対応する“すべての番組”が視聴できる (フリープランでは“一部の番組”のみ視聴可)
  • ABEMAビデオの“すべてのコンテンツ”が視聴できる (フリープランでは“一部のコンテンツ”のみ視聴可)

 

テレビ番組については、基本的にリアルタイムで視聴することができるのであれば、無料プランでも大きな問題なく楽しむことができるというわけです。

 

プレミアムプランの月額料金は、有料登録した日を起算日(登録日)として、起算日および翌月以降は各月の登録日同日に、1カ月単位でお金が請求されます。

プレミアムプランを初めて登録する場合は、14日間無料で使えるトライアル期間も設定されています。


トライアル期間中に解約手続きをおこなえば、プレミアムプランの月額が請求されることもありませんので、特典が気になった方は一度試してみることもオススメですよ。

 

BIGLOBEのエンタメフリー・オプションを賢く使おう

無料でも有料でも楽しめるインターネットテレビ局「ABEMA」。

筆者自身は正直「無料で十分!」と感じてしまうくらい、お金を払わずともかなり満足感をいだきながら楽しむことができました。

 

そんなABEMAを使う中で唯一気にし続けたことといえば、モバイル回線で楽しむ際のデータ量ですね。ダウンロードやオフライン再生といった機能がないので、外出先での視聴にはちょっとだけストレスを感じてしまったことも。

 

そこで「よりストレス無くABEMAを楽しみたい!」という人に検討をオススメしたいのが、BIGLOBEモバイルの「エンタメフリー・オプション」です。

エンタメフリー・オプションは、ABEMAを含む対象の動画・音楽配信サービスを利用する際に発生するデータ通信量がノーカウントになるサービスです。

データSIM契約だと月額1,078円(税込)、音声通話SIMは3GB以上のプランを契約している場合、月額308円(税込)で利用できます。

 

ABEMAの魅力を引き出して、より“いつでもどこでも楽しめるテレビ”としてくれるエンタメフリー・オプション。 ABEMAを試してどっぷりハマってしまった……なんて人はぜひ、あわせてエンタメフリー・オプションの契約も検討してみましょう。

 

 

※本記事の内容は2021年4月1日現在の情報です。最新情報は公式サイトでご確認ください。

Contributor

まきはら とよかず

1986年生まれ。仙台在住。スマホなどに関心が強く、趣味で海外製品の個人輸入も。ややマニアなガジェット系ブログ「そうすけブログ.com」も更新中。

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