SIMとは
すべてのスマホに共通して入っている小さなカードのことをSIMカードと言います。
このカードの中には自分が契約している携帯電話会社や電話番号、料金プランなどの情報が入っており、そのおかげで私たちは通話や通信のサービスを利用できるのです。
つまり、SIMカードはスマホの司令塔。
実際、SIMカードを抜いた状態のスマホには「SIMが挿入されていません」という警告が表示され、通話をはじめとした主要サービスが使えなくなります。
けれどこのSIMカード、スマホを購入した携帯電話会社以外のものも利用できるって知ってましたか?
最近では携帯電話会社の料金プランよりも安くスマホを使うために、「格安SIM」というSIMカードを使う人も増えています。
「格安SIM」とは
「格安SIM」にも携帯電話会社のSIMと同じように電話番号や料金プランなどの情報が入っています。
携帯電話会社のSIMカードとの違いは、その名の通り料金が安いこと。
「格安SIM」をキャリアのSIMカードの替わりに差し込むことで、今まで使っているスマホはそのままで通信料金が抑えられます。
これは、大手キャリアで2021年3月から提供開始の「20GBで2,728円~2,970円(税込)」という低価格プランと比較してもまだ格安SIMの方が安くなっています。
スマホ利用者の毎月の通信量は約6割の方が3GB以下*となっており、20GBという容量は多くの方には余ってしまいます。このため、格安SIMで自分の利用量にあった最適なプランを利用することで、通信料金を抑えることができます。
例えばBIGLOBEモバイルの「プランR(3ギガ)」 では3GBで月額1,320円(税込)となっています。また、YouTubeなどの対象サービスが通信量ノーカウントになるエンタメフリー・オプションも音声通話SIM向けが308円(税込)となるため、3GBでは少し足りない…という方にもおトクにお使いいただけます。
格安SIMが安い理由は?
BIGLOBEモバイルのように「格安SIM」を販売する会社は、ドコモやauなどの大手携帯電話会社から通信ネットワークを借り受けてサービスを提供しています。
通信ネットワークを開設・維持するコストがかからない分、ユーザーに低料金でサービスを提供できるんですね。
ちなみに、携帯電話会社から通信ネットワークを借り受けてサービスを提供する事業者を「MVNO(エムブイエヌオー:仮想移動体通信事業者)」と呼んだりもします。
「MVNO」が提供する「格安SIM」を使ったスマホが「格安スマホ」なんですね。
大手の携帯電話会社でスマホを契約・購入すると、その会社の料金プランに従わなきゃいけない、と思いがち。
けれどSIMカードは差し替えられるものだと分かれば、今のスマホを使ったまま、通信料金をずっと安く抑えられます。
もちろん、量販店などでSIMが入っていないスマホ(SIMフリースマホ)を購入し、それにSIMカードを差して使うこともできますよ。
SIMカードの仕組みを詳しく理解して、スマホライフをおトクに楽しんでみましょう!
転用元:エンジョイ!マガジン
※本記事の内容は2016年5月25日現在の情報です。最新情報は公式サイトでご確認ください。