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Android版AirDrop「ニアバイシェア」とは?使い方を解説

Android版AirDrop「ニアバイシェア」とは?使い方を解説

端末どうしのデータ共有には何を使っていますか?友人や家族の間なら、LINEを使っている人が多いかもしれませんね。

 

あまり知られていませんが、Android端末には、Android版AirDropともいえる機能「ニアバイシェア」が搭載されています。便利に使える場面が意外に多いので、ぜひ試してみてください。この記事で使い方を紹介します。

ニアバイシェアとは

ニアバイシェアは、簡単にいうと、近くにあるAndroid端末どうしでファイルやリンクを送信・受け取りできる機能です。

 

Androidに標準搭載されている機能なので、LINEやGoogleドライブのようにアプリは必要ありません。また、連絡先を知らない相手にもファイルを送信できます。

 

Googleアカウントは必要ですが、SIMカードの入っていないスマホでも送受信が可能です。古いスマホから写真データを送りたい場合などにも活用できます。

ニアバイシェアの使い方

では、ニアバイシェアの使用に必要なものと、具体的な手順を見てみましょう。

事前準備

ニアバイシェアによるファイルの送受信には、Googleアカウントと、Ver.6.0以降のAndroidを搭載しているスマホが必要です。古いOSには機能が搭載されていないため、注意してください。

 

また、ファイルの送受信には「位置情報」「Bluetooth」をONにしておく必要があります。こちらもあらかじめ準備しておきましょう

ニアバイシェアでファイルをやりとりする手順

実際にニアバイシェアによるファイルのやりとりを、送信側と受信側に分けて実演したいと思います。

【送受信共通】ニアバイシェアの設定をする

やりとりの前に、ニアバイシェアの設定をします。「設定」→「Google」→「デバイス、共有」→「ニアバイシェア」の順に進み、ニアバイシェアの設定画面を表示してください。

ニアバイシェアの設定画面を表示したら、機能を「ON」に設定してください。

また、この画面で以下の設定ができます。

 

デバイスの公開設定:公開範囲(あなたのスマホを見つけられる人の範囲)の設定
データ通信を併用:SIMのデータ容量を使用するかWi-Fi環境でのみ使うか
通知を表示:近くに送信希望の端末がある場合の通知設定

 

セキュリティやデータ容量の消費に関係しますので、自分に合った設定に調整しておきましょう。


公開範囲は「すべての連絡先」のほか「全ユーザー対象」もあり、「全ユーザー対象」を選ばないと送りたい相手が出てこないこともあります。ただし、後述するようにいたずらなどの可能性もあるため、常時「全ユーザー対象」にしておくのは避けたほうがいいでしょう、

送信側の手順

送信側の手順の流れは以下のとおりです。

 

1.送信したいファイルを選ぶ
2.ファイルを送りたい端末を選ぶ

 

【1.送信したいファイルを選ぶ】
ニアバイシェアは、送信したいファイルの共有機能から呼び出せます。画像ファイルの場合、Googleフォトやギャラリーの下部メニューから送信できます。

共有アイコンを選ぶと、送信方法の選択画面が表示されますので「その他」→「ニアバイシェア」を選んでください。


【2.ファイルを送りたい端末を選ぶ】

 

次に「どの端末に送信するか」を選びます。近くにある「ニアバイシェアを受信できるよう設定している端末」の一覧が表示されます。

送信先に間違いがないか確認し、希望の送信先を選択します。ファイルの受け取りを受信側が承認すれば、送信は完了です。

受信側の手順

受信側の端末では、送信側からの通知を確認し、承認を行います。送信側が受信側の端末を探知し、送信先として指定すると、受信側の端末には以下のように通知が届きます。

通知をタップすると、ニアバイシェアの画面が表示され、送信元の端末情報とファイルの種類が表示されます。

問題なければ承認をタップしましょう。画像ファイルを受け取った場合、一覧に表示されますので、正しく表示されるか確認してみてください。

ニアバイシェアでWi-Fiの認証情報の共有が可能に

Android12のアップデートで、新たにニアバイシェアでWi-Fiの認証情報を共有できるようになりましたので、こちらも紹介します。

 

この機能を利用する場合、送信側の端末はVer.12.0以上のAndroidを搭載している必要があります。受信側はニアバイシェアを利用できるバージョンの端末にしてください。

 

認証情報の共有は、送信側の端末から行います。まず「設定」→「ネットワークとインターネット」→「インターネット」の順に、詳細画面を表示してください。

 

ネットワーク一覧の一番上に、現在接続中のWi-Fiが表示されているはずです。Wi-Fiに接続していない場合は、このタイミングで認証情報を共有したいネットワークに接続しておいてください。


接続済みのネットワークをタップし、ネットワークの詳細画面を開きます。

「共有」をタップして、Wi-Fiの共有画面に移動します。

画面下部の「ニアバイシェア」をタップします。すると、先ほど紹介したように、周辺の受信可能な端末を探し始めますので、同じように送受信の承認を行ってください。

 

受信側の端末で共有を承認すると、自動的に認証情報を共有されたネットワークに接続します。

▼認証情報を共有したネットワークに受信側端末が自動接続する

ニアバイシェアを使用する際の注意

ニアバイシェアは、受け取れるよう設定している端末なら、誰にでもファイルを送信できます。そのため、見知らぬ他人からのファイル共有には注意してください。実際に、iPhoneの類似ツールであるAirDropでは、嫌がらせや公共交通機関での痴漢行為などに悪用されているケースもあるようです。

 

セキュリティ面が心配であれば、必要なときだけ受信ができるよう設定しておくと安心です。設定画面からニアバイシェアの通知表示をOFFに設定しておきましょう。

ニアバイシェアはちょっとしたファイル共有に便利!

ファイルを送信したい相手の連絡先を知らない場合や、古いスマホからのデータの移行に、ニアバイシェアは非常に便利。ぜひ試してみてください。

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いちはらまきを

今日の晩御飯から不動産・転職までこなすマルチジャンルライター。Twitterでも活動中。Twitter:@IchiharaMakiwo

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