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スマホの「ブースト」とは?動作が重くなる原因と重たいときの対処法

スマホの「ブースト」とは?動作が重くなる原因と重たいときの対処法

日常的に長時間にわたって使うことの多い、スマートフォン。ゲームアプリで遊んでいる最中にSNSの通知が来たり、調べ物をするためにGoogleを開いたりと、いくつものアプリを開きながら使っている人も多いのではないでしょうか。

 

もちろん、最近のスマートフォンは性能も向上しているため、複数のアプリを開いていても電源が落ちるようなことはなかなかありません。それでも長時間にわたって使い続けていると、どうしても動作が遅くなることがあります。

 

そんなときの対策として有効なのが、スマートフォンの「ブースト」。普段からこまめにブーストしていれば、動作が重くなる頻度も減り、快適に使うことができます。本記事では、そんな「ブースト」の効果と方法について紹介します。

スマートフォンの「ブースト」とは?

ブーストとは

スマートフォンにおける「ブースト」とは、簡単に言えば「スマートフォン端末の動作を最適化し、快適にする」ことを指して使われています。本来の「boost」とは意味合いが少々異なります。

 

具体的には、以下のような作業を指して、「ブースト」と表現している人が多いようです。

 

  • メモリにたまったキャッシュを削除する
  • タスクキラーで使っていないアプリを停止する
  • 不要なアプリをアンインストールする

動作が重くなる原因は?

動作が重くなる原因は?

そもそもなぜ、スマートフォンの動作が重くなることがあるのでしょうか? 理由はさまざまですが、以下の3つがまず考えられる主な原因となっています。

①キャッシュでメモリが圧迫されているから

第一に、キャッシュの問題です。

「キャッシュ」とは、簡単に言えば「よく利用するデータを一時的に保存しておく機能」です。

 

たとえば、よくアクセスするホームページの画像データなどを一時的に保存しておけば、次にアクセスする際に改めて画像を読み込む手間を省き、スムーズに表示することができます。このときに一時保存されるデータが、「キャッシュ」です。

 

しかし、基本的にキャッシュは増える一方。使えば使うほどにキャッシュデータが積み重なり、やがてはスマートフォンの動作を処理しているメモリ(RAM)に負荷がかかるようになります。結果、動作が重くなってしまうわけですね。

②複数のアプリを同時に起動しているから

第二に、アプリの問題。

冒頭でもふれたように、スマートフォンではあるアプリを起動したままの状態で、別のアプリを開いて操作することができます。

 

たとえば、ゲーム中にメールが届いたのを見てすぐに返信し、そのままゲーム画面に戻って続きから始めることも可能。いちいちセーブして終了する必要はありません。

 

ですが、アプリを起動した状態のまま保っておくにも、メモリが必要。複数のアプリを開いたままだと作業容量が圧迫され、スマートフォン全体の動作が遅くなってしまいます。

 

不要なアプリは起動したままにしておかず、マメに終了させる癖をつけたいところですね。

③不要なアプリやデータがたまっているから

第三に、スマートフォン端末のデータ容量の問題。

近頃のスマートフォンは大容量の内部ストレージを備えており、たとえ多くのゲームアプリをインストールしたとしても、容量がいっぱいになるようなことはなかなかありません。

 

とはいえ、塵も積もれば山となります。数多くのアプリをインストールし、それぞれのアプリを使った履歴やキャッシュが積み重なると、やがて内部ストレージを圧迫することに。ストレージの一部はスマートフォンを動かすためのシステムにも使われているため、動作に影響が出ることがあるのです。

スマートフォンを「ブースト」する方法

では、実際にスマートフォンをブーストするべく、ここでは特にメモリを解放する方法を確認していきましょう。

Androidの場合

Androidは、OSのバージョンや端末によって操作が異なります。

ホームボタンと並んでいるタスクアイコン(□のアイコン)をタップして、起動中のアプリを一覧表示します。

 

次に、起動中のアプリが一覧表示された画面で、アプリをスワイプするか、アプリの右上の「×」をタップして終了。

タスク一覧表示

端末によっては、起動中のアプリすべてをまとめて終了することもできます。こちらのスマートフォンの場合、右下のアイコンが全終了の操作となっています。

iOSの場合

iOSの場合も、端末によって操作が異なります。

iPhone X以降の端末の場合、画面下から上へ向かってスワイプして指を止めると、起動中のアプリが一覧表示されます。この画面でアプリを選択して上にスワイプすれば、そのアプリを終了させることが可能です。

 

ホームボタンのあるiPhoneの場合は、ホームボタンを2回連続で押して起動中のアプリ一覧画面を表示します。この画面でアプリを選択して上にスワイプすれば、強制終了させることができます。

また、AndroidとiOSのどちらの場合でも、動作が重いと感じたら「再起動」してしまうのもひとつの手。電源を一度切れば端末の状態をリセットできるため、再起動後はサクサクと快適に操作できるようになるはずです。

困ったときは再起動、で覚えておきましょう。

最適化や定期的な再起動もおすすめ

以上、スマートフォンの「ブースト」について簡単にご紹介しました。

本記事では特にメモリを解放する方法を取り上げましたが、アプリのアンインストールやキャッシュ削除ももちろん有効です。不要なアプリがないか定期的にチェックするようにしましょう。「最適化アプリ」のようなものもありますが、逆にこのアプリ自体がメモリを消費して重くなるケースもあるので、おすすめしません。

 

最も手軽な方法としては、「就寝前や起床後のタイミングでスマートフォンを再起動する」ことを習慣するのもおすすめです。

普段、スマートフォンの電源を落とすことはなく、そのまま充電器につないで寝る人も多いかと思います。充電前、もしくは充電後に、スマートフォンを再起動するようにしてみる。それだけでも、少なからずスマートフォンを快適に使えるようになるはずです。ぜひお試しください!

Contributor

けいろー

フリーライター。ネット大好きゆとり世代。趣味のブログをきっかけに依頼をもらうようになり、勢いで独立。書評・アニメ・グルメ・旅行など何でもござれ。

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