2018年6月、モトローラが発売したミドルクラスのSIMフリースマホ「Moto G6 plus」。
実際に1週間ほど利用してみて便利に感じた機能や、スマホとしての印象をまとめてみました。
高級感のある3Dガラスを使用した背面デザイン
本体サイズは昨今のスマホの一般的なサイズ感。約6(5.93)インチですが、横幅が少し狭く縦長サイズになっており、女性でも持ちやすいサイズになっています。
「Moto G6 Plus」(左)の本体サイズは、同社の「Moto E5」(右)よりも一回り大きくなっています。画面サイズは5.93インチ、2,160×1,080のフルHD+です。
背面は緩やかにカーブした3Dガラスが使用されており、高級感あるデザインになっています。アウトカメラには、デュアルレンズが搭載。
底面にはUSB端子とイヤホン端子が用意されています。
「Moto G6 Plus」のUSB端子は「USB Type-C」を採用しており、USB端子の向きを気にせず挿すことができるのが魅力です。
また筆者のようにスマホを頻繁に使い、電車内でAmazonPrimeの映像を観る、といった人にはモバイルバッテリーを使用しながら、イヤホンを使えるのは大きな魅力です。
右側面はボリュームボタンと電源ボタンのシンプルな構成です。右手で使うと、親指で操作がしやすいレイアウトになっています。
ちなみに左側面は何もレイアウトされておらず、(かつ背面のカメラ部分があることによって)本体を見ずにパッと持った時に上下左右を判別しやすく、直観的に操作ができます。
上面はSIMトレイのみです。
同梱品
充電器、充電用USBケーブル、イヤホン、SIMカード取り出し用ピンと、一般的な付属品になっています。
イヤフォンはカナル型です。カナル型とは耳栓のようなイヤーピースがあるヘッドフォンです。
また、充電器は「Turbo Power充電器」。通常の充電器よりも高速に充電することができるという魅力があります。
気になる操作性や使い心地は?
約1週間ほどMoto G6 Plusを使用しましたが、全体的にキビキビ動いて好印象。
メールやWeb閲覧、LINEなどのSNS、そしてカメラ機能などのスマホに求められる基本機能で、ストレスを感じることのない性能をMoto G6 Plusは持っています。
スマホの能力を計測する際に使用する定番アプリ「AnTuTuベンチマークソフト」での計測値はミドルクラスでは平均的な数値です。
ただし、3Dゲームでたっぷり遊びたい、という人には若干不満が残る数値です。実際に3Dを利用したゲームではハイスペックモデルに比べると、動作に若干の不満を感じました。
トレンドのデュアルSIMデュアルスタンバイに対応
Moto G6 Plusは現在のスマホのトレンドになっているDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)にも対応しています。
このDSDSとは二つのSIMを同時に利用することができる機能で、二つのSIMの番号で同時に待ち受けが可能です。
microSDカードのスロットが別に分けられているので、保存容量をmicroSDカードで増やしつつ、SIMカードを2枚利用することができます。
「Moto G6 Plus」の便利な機能
実際に「Moto G6 Plus」を1週間ほど使用してみて感じた便利な部分は以下になります。
- 上位機種に迫る機能を搭載したカメラ機能
- 基本の使い勝手が向上する「Motoエクスペリエンス」
それぞれどのように便利なのかを紹介していきましょう。
ちょっとした加工ができるカメラ機能
Moto G6 Plusはカメラ機能がかなり充実しています。
写真モードでは「スポットカラー」「パノラマ」「縦向き」「フェースフィルター」、動画モードでは「スローモーション」「低速度撮影」「フェースフィルター」を搭載しています。
個人的に気に入ったのが「スポットカラー」機能。タッチした場所の色だけを抜き出す加工が撮影時にすることができます。
「縦向き」はいわゆる被写界深度を調整することができる機能。奥の背景をぼかすなど、一眼レフカメラのような写真を撮影することができます。
マニュアル操作ではフォーカス、ホワイトバランス、シャッタースピード、ISO感度、明るさなどを手動で調整が可能です。
Moto G6 Plusのカメラの使い心地は?
実際にMoto G6 Plusのカメラの実力を確認するため、撮影してみました。
オートモードで撮影
店内の白く柔らかい印象と照明のバランスが実際の空間をそのまま切り取ってくれました。
ソフトクリームもつやっとしていておいしそう。インスタ映えしそうな写真が簡単に撮影できました。
撮影協力:MiLKs(ミルクス)
カメラ初心者でも簡単に使えるカメラは魅力的です。特別な設定をしなくても、オートモードで十分きれいな写真が撮影できました。
シャッターの反応も遅くないので、ストレスなく使えますよ。
使い勝手にダイレクトに影響する「Motoエクスペリエンス」
Moto G6 Plusにはモトローラの独自機能「Motoエクスペリエンス」が搭載されています。
その中でも特に便利なのが「Motoアクション」です。
動作には慣れが必要ですが(筆者は3日必要でした)、使いこなせば最少の動作で必要な操作ができるようになります。
ちなみに「motoボイス」はまだ日本語に対応しておらず、利用は出来ませんが、今後のサポートに期待したいところです。
Moto G6 Plusに搭載されている独自機能「Motoエクスペリエンス」。
「Motoアクション」はどれも使える機能ばかり。
「フラッシュライト機能」「手首をひねってQuickCapture」「持ち上げて着信音停止」「下向きで無音化」は必ず設定しておきたい機能です。
まとめ
Moto G6 PlusはBIGLOBEモバイル価格で38,640円(税別)。「ハイスペックモデルには手が出ないが、シンプルな使い方でそれなりにゲームアプリなども遊びたい」という人にオススメです。
特にエントリークラスでの基本操作時に感じる、タメ(次の操作がワンテンポ遅れる)に不満を感じているなら、Moto G6 Plusを候補として検討してみてはいかがでしょうか?
※本記事の内容は、2018年8月31日現在の情報です。