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iPad向けのサードパーティ製スタイラスペンってあり?なし?

iPad向けのサードパーティ製スタイラスペンってあり?なし?

iPadで絵を描いたり、手書きのノートを取ったりするときに欠かせないスタイラスペン。純正の Pencilを選んでおけば機能的には間違いないものの、第1世代で1万1,800円、第2世代で1万5,950円(それぞれ税込み)という価格に、二の足を踏んでしまう方もいることでしょう。

 

そこで候補になるのが、より安価に入手できるサードパーティ製のスタイラスペンです。ただし、サードパーティ製品には注意点も多くあるものです。そこで本稿では、サードパーティ製ペンを選んでよいのかどうかを見極める方法について、指南していきます。

絵を描くならApple Pencil一択

まず、iPadで使えるスタイラスペンには、ざっくりと大きく2つの系統があることを知っておきましょう。ひとつはBluetooth接続が不要なタイプ、もうひとつはBluetooth接続を利用するタイプです。

 

そもそも、iPadのディスプレイは、指でタッチ操作をすることが可能ですよね。これは「静電容量方式」といって、導電性のある物質(簡単にいえば電気を通しやすいもの)が表面に触れることで、どこに触れているかを判別して制御できる仕組みを採用しているからです。指で操作できるのに、手袋をつけると反応しなくなるのは、こうした仕組みが関係しています。

 

そのため、導電性のあるシリコンゴムや繊維、金属、樹脂などをペン先に採用しているペンは基本的に、指と同じように画面タッチ操作に利用できるのです。製品によっては、この導電性を確保するために、充電や電池の装備が必要になることもあります。

▲たとえば、サンワサプライ「PDA-PEN52BK」。導電繊維を使用して操作するタッチペンだ


こうした製品でできることはシンプルです。指でなぞるのと同じことができます。メリットを上げるならば、ペンの形をしている分、繊細なコントロールが可能ということでしょう。あるいは、指の先が乾燥してひび割れてしまっているような人が、画面タッチで反応しづらいといった事情がある際に、ペンならば反応してくれる、ということもあり得ます。


もう一つは、Bluetooth接続が必要になるスタイラスペンです。こちらの代表的な存在が純正のApple Pencilです。デバイスとの通信を行うことで、より高度な処理が行えます。例えば、Apple Pencilならば、筆圧感知や、筆の傾き度合いの感知、タップによるショートカット機能の起動などをサポートしていますよね。

 

まるでリアルな鉛筆を使っているかのよう——と形容される“滑らかな描き心地”というのは、通信ありきの高度な制御のもとで実現されている体験なわけです。

▲Apple Pencil(第2世代)

 

大前提として、Apple Pencilっぽい見た目をしているサードパーティ製品でも、Apple Pencilと同等の体験を保証してくれるスタイラスペンは未だに存在しません。「絵を描きたい」と思っている人は、決して1〜1.5万円を惜しまずに純正のApple Pencilを買いましょう。

ペン先の形を見極めよう

別に絵は描かないからサードパーティ製品でも良いや、という人もいるでしょう。たまに雑な手書きメモを取りたいだけ、というのなら、その選択もありです。その場合には、多様な製品をペン先のタイプで見極めていくのが重要です。

 

ペン先が導電性繊維の場合、ペン先が太めかつ、丸みを帯びた形状になるため、細かい操作は行いづらくなります。指のタッチ操作の代わりとしては良いですが、細かい文字や線を書くには適しません。

 

ディスクタイプのペンでは、先端に平らな樹脂の円板が付いており、この円板をピタッとディスプレイに当てながら操作することになります。円板部は透明なので、精密な操作はできます。一方、当てたり離したりするときにカチカチと音がなることもあります。ペンを動かすたびにカチカチすると、気になってしまうかもしれません。

▲たとえば、サンワサプライ「PDA-PEN50BK」は、ペン先に透明なディスクが付いたタッチペンだ

 

ペン先が金属製のペンでは、筆圧が高くなったときにディスプレイを傷つけないか気になってしまいがち。筆者の体験上、視差(ペン先の位置と、実際に線が書ける位置の差)が大きい傾向もあったので、選択には勇気が要ります。

 

一番ポテンシャルが高いのは、Apple Pencilのような樹脂をペン先に使うタイプです。ECモールで探せば、様々な製品が3,000円前後で展開されています。ただし、怪しいメーカーが出品している製品も多いので、たとえば「筆圧感知あり」と表記されている製品でも、実際に買ってみると対応していなかった、といったことも日常茶飯事。その点は高い期待度を持たずに、選んでいくのが大事です。有名ブランドなどはあまりないので、地道にレビューなど評価を確認していくしかありません。

まとめ

筆者としては、これからiPad用のペンを買いたいと思っている人には、「Apple Pencilを買っておきましょう」と強く勧めたい前提があります。ただし、それを伝えたうえで、それでも「少しでも安く抑えたいんだ」と感じる人は、3,000円程度で入手できるApple Pencil風のスタイラスペンを探してみてはどうでしょうか。

 

傾き検知や、パームリジェクション、端末側面のマグネット固定などに対応している製品は、ある程度見つかります。ただし、製品の良し悪しを見定める目が必要になりますし、あくまでも自己責任での買い物になることはご留意ください。

 

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Contributor

井上晃

フリーライター。スマートフォンやタブレット、スマートウォッチを中心に、雑誌やWeb媒体向けに記事を執筆する。Twitter:@kira_e_noway

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