使い方次第でスマホの通信料を大幅に削減できる「格安スマホ」。
そんな格安スマホにBIGLOBEモバイル価格で10,080円(税別)で購入できる「Alcatel PIXI 4」が登場しました。
でも「いくら安くても機能的に使えないんじゃ、意味ないよね」なんて声も聞こえてきそうなので、今回は「Alcatel PIXI 4」にどれほどの実力があるのか、その機能と使い勝手を検証してみたいと思います。
目次
スペックだけではわからなかった外観&操作感
外観はエッジが丸みを帯びていて、今どきの洗練されたデザイン。持った感じは、ディスプレイが5インチなので手に収まりやすく、片手でも扱いやすい印象です。
サイズは140.7×72.5×9.5mmと、iPhone 6sの138.3×67.1×7.1mmよりもわずかに大きい程度。
重量は約169gとiPhone 6sの約143gよりも約26gも重いスペックですが、これについては重い印象はありません。
本体の外装はプラスチックです。最近のスマホはメタルボディやガラスボディが多いので、随分印象が違いますね。
さて、実際に操作してみた印象ですが、サイトを検索してページが表示されるまでや次のページに進むときなどは、表示されるまでの時間は少々遅く感じました。
メモリが1GBなのでデータの処理が遅くなるようです。しかしSNSなどを閲覧するのには、まったく問題ありません。
そしてディスプレイですが、画面解像度は854×480ドット。今どきのスマホは1280×720ドットのHD、もしくは1920×1080ドットのフルHDが主流なので、その数字で比較すると見劣りしているように感じますが、あまり気にならないというのが正直なところです。
(実際に高解像度のディスプレイと見比べれば、もちろん違いはあります。でも、このスマホ単体で見ると気になりません。)
格安とはいえ、音にはこだわりを見せる
“格安”と言っていますが、こだわるところはこだわっているようです。
フランス・アルカミス社の先進的なオーディオ技術を採用し、通話や音楽、ゲームなどを高音質で楽しめるようにしています。
実際にフロントについているスピーカーからの音を聞いてみると、少々乾いた感じの音質ではありましたが、とてもクリアに聞くことができました。
もっと高音質で音楽を楽しみたければ、イヤホンやBluetoothスピーカーで楽しむのがいいでしょう。もちろん、Bluetoothには対応しています。
カメラの画素数は低いが、使ってみれば……
搭載されているカメラは、リアカメラが500万画素(ソフトウェアで800万画素対応)、フロントカメラが200万画素(ソフトウェアで500万画素対応)。
今どきのスマホのカメラは1,000万画素以上が当たり前のようになっていることを考えると、低い数字に見えます。
しかし、基本的に写真をスマホやパソコンで見るだけという方には、問題ないと感じました。
実際に撮影をしてみると、少し発色がもの足りないように感じますが、そこまで気になるほどではありません。
SNSにアップしたり、友達に送ったりするのには十分なクオリティ。
ただし、被写体があまり近いとピントが合わないので、小さな野草を撮影したり、小物のディティールをアップで撮ったりするのは苦手なようです。
装備されているカメラ機能は、HDRやパノラマ撮影、顔検出、ジオタグ、電子式手ぶれ補正など、便利な機能はきちんと押さえられています。
さらに「ポラロイド」モードという、撮った写真をポラロイド写真のように加工できる機能も装備されています。
ポラロイド写真ならではの正方形で撮影し、色のにじみや浅い色味を再現してくれます。
さらにポラロイド写真のような白い縁をつけたり、カラフルなフレームで飾ることも可能。SNS映えする個性的な写真を簡単に撮ることができます。
撮った写真を保存するストレージは、8GBとほかの機種に比べると少ないので、microSDは用意したほうがよさそうです。最大で32GBのmicroSDを利用することができます。
シンプルに、そして安くスマホを楽しみたい人へ
格安スマホのなかでも格安なこの「Alcatel PIXI 4」。
スマホのスペックを表す数字で比較すると他のスマホより見劣りしますが、実際に使ってみると、そこまで劣っている印象は受けませんでした。
使う機能は電話やメールがほとんど、インターネットはFacebookなどのSNSを見たり、調べ物をする程度という使い方がシンプルな人。
スマホは使ってみたいけど、できるだけ通信料かけずにスマホライフを楽しみたい人。
そんな人におすすめのモデルです。
格安SIMとセットでぜひおトクに利用してほしいですね。