2020年に登場した新たな通信規格「5G」の登場により「Google Pixel 4a(5G)」が人気を集めています。その陰で密かに人気を集めているのが、通常版の「Pixel 4a」です。
この記事では、Google Pixel 4aの購入を検討している方向けに、実際に購入して2ヶ月使用した筆者が、その使い心地を画像つきでレビューしていきます。
目次
Google Pixel 4aの基本スペック
通信規格 | 4G |
本体サイズ | 144mm×69.4mm |
画面サイズ | 5.8 インチ |
バッテリー容量 | 3,140mAh(急速充電対応) |
メモリ | 6GB |
ストレージ | 128GB |
プロセッサ |
Snapdragon 730G オクタコア Adreno 618 |
カメラ |
背面カメラ:12.2 メガピクセル(デュアル ピクセル) 前面カメラ :8 メガピクセル |
OS | Android 10 |
Pixel4aの外観
2021年1月現在、Pixel 4aは「Just Black」と「Barely Blue」の二色が展開されています。
スマホの外装でよく見かけるメタリックなデザインではなく、光沢の少ないマットな質感です。二色しかないのが少々寂しいですが、スマホケースの使用が前提であればあまり気にならないかもしれません。
▲Just Black
▲背面
左上にカメラがついています。
背面の中心からやや上あたりの丸い部分が指紋認証センサーです。加えて、外観からは分かりませんが背面中央にFelicaを搭載しています。おサイフケータイ使用時は中央あたりを端末にタッチする形です。
本体サイズは144mm×69.4mm、画面サイズは5.8 インチです。個人的には大きすぎず小さすぎずほどよいサイズかと思います。
手に持った際のサイズ感はこのくらい。女性の筆者でも無理なく片手で操作できます。
バッテリーの持続と充電速度
Pixelシリーズの目玉機能、急速充電はPixel 4aにも搭載されています。「急速ってどのくらい早いの?」と思う方のために、1時間でどの程度まで充電できるかを計測してみました。
▲バッテリー残量1%から計測開始
実測したところ、1時間で80%まで充電できました。普段使いするには十分な充電速度といえるのではないでしょうか。
使い方次第では途中で充電が切れる可能性も
次はバッテリーの持続について。こちらも実際に1日使って確認してみます。
スマホでゲームをする方も多いので、実際に「マインクラフトPE」で遊んでみたいと思います。
ひたすら村を作りまくります。
使ってみて分かったのですが、一日中スマホを触り、その中で3~4時間程度ゲームをした場合、丸一日はバッテリーが持たないことがありました。
一方、ゲームはせずにネットサーフィンメインで使用した場合は比較的余裕がありましたので、バッテリー容量が多いと感じるかは使い方によるところが大きそうです。YouTubeやゲームの時間が長い方はモバイルバッテリーがあった方が安心かもしれません。
ちなみにWi-Fi環境下での計測ですので、Wi-Fiが使えない場合はバッテリーの持続時間に違いが出ると思われます。
素人でも「プロっぽい」写真が撮れるカメラ
Pixel 4aには、12.2メガピクセル(約1,200万画素)の高解像度カメラが搭載されています。筆者は撮影スキルゼロですが、Pixel 4aのカメラを使うと、ほんのりプロっぽい写真を撮ることができました。
美しいぼかしが入るポートレートモード
Pixel 4aのカメラに搭載されている「ポートレートモード」は背景を自動でぼかす機能があり、被写体を自然に美しく撮ることができます。
通常モードとポートレートモードで同じ被写体を同じ位置から撮影すると以下のようになります。
▲通常モード
▲ポートレートモード
▲通常モード
▲ポートレートモード
筆者のように「手っ取り早くエモい写真を撮りたい」層にはぴったりの機能と言えそうです。
通常モードでも日常の撮影には十分
ポートレートモードは写真を美しく撮るのにぴったりなのですが「ズームができない」「被写体に寄った写真になる」など、場面によっては使い勝手が悪く感じることもあります。
この場合は通常モードで撮影しましょう。通常モードでも十分に鮮明な写真が撮影できます。
スマホゲームも遊べる処理速度
Pixel 4aに搭載されているプロセッサ「Snapdragon 730G」はゲームアプリの使用を視野に入れて開発されており、快適なプレイングが楽しめます。また、6GBのメモリが搭載されていることから、日常使用でストレスを感じることはほとんどありません。
事実、ゲームや動画視聴・ネットサーフィンなどで日々使用していますが、カクカクした感じやもたつきなどはほぼ見られません。プレイ中の配信を行なうなどヘビーユースをしなければストレスなく利用できるでしょう。
お財布ケータイが使えるFelica搭載
Felicaに対応しており、おサイフケータイが使えるのも嬉しいポイントです。財布を持ち出さずともスマホで買い物ができてしまうため、キャッシュレスをメインに使う人には嬉しい機能です。
Google Payが標準搭載されています。
なお、Felicaのセンサーが背面中央あたりに配置されていることから、お店の端末とFelicaがずれるとなかなか反応しません。タッチするポジションに注意してください。
Google Pixel 4aは幅広い層が快適に使える優等生
Google Pixel 4aは、多くのスマホユーザーには十分な性能を備えていると言えるのではないでしょうか。特にカメラの性能は高く、撮影技術ゼロでも美しい写真を撮ることができます。
バッテリーの急速充電やおサイフケータイなど幅広い機能を搭載しており、価格もGoogle Store公式価格で4万円代前半と、誰もが使いやすく手を出しやすい機種に仕上がっています。
また、Google Pixel 4aはBIGLOBEモバイルのSIMも使えます。Androidスマホの買い替えを検討中の方は、ぜひ選択肢に入れてみてくださいね。