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60過ぎの父親を11日間で格安SIMに。解約月内に間に合うか!?

60過ぎの父親を11日間で格安SIMに。解約月内に間に合うか!?

2017年の秋ごろ、10月も半ばにさしかかろうとしていたある日、ふと気づいたことがありました。

「まずい、父親のキャリアスマホの解約月、今月だった。あと2週間しかないじゃん!」

兼ねてから、「次の解約月がきたら、格安SIMに乗り換えよう」と、話だけはしていたのですが、それが10月だということをすっかり忘れてしまっていたのです。

もう間に合わないかも? いや、とりあえずやるだけやってみよう!

 

日付はすでに10月18日。一瞬、もうムリか、という思いも頭をよぎりました。

しかし、解約月を過ぎてしまうと違約金を払って移行することになるし、かといって2年後の解約月まで待つと高い月額料金を払い続けることになります。そう、いずれにしてももったいないのです。

「チャンスある限りはチャレンジだ」と心に決め、「父親格安SIM化計画(お急ぎ版)」というミッションがスタートしたのです。

まずは父親へ「格安SIMの移行」について説明

ということで、まずは父親に格安SIMへの移行について、以下のことを解説しました。

 

  • iPhoneを新たに買わなければならない(父親のiPhone 5sはソフトバンク縛り)
  • だが、月額がおさえられるので1年もあれば端末代をペイできる(格安SIMになると、月額3,000~4,000円は安くなるため)
  • キャリアメールが使えなくなる
  • 格安SIMは月額3GBのプランでいくね(ソフトバンクのパケット利用量から換算)
  • MNP番号を取得してほしい(その際、おそらく引き留められるが、断固意思は変えないでね、と伝える)

時系列で見る、父親格安SIM化計画

父親と息子でそれぞれが行ったことを時系列でリスト化してみましょう。
日付に★マークがある箇所は、後ほど詳しく解説します。

日付

 

 

 

2017年

息子(筆者) 父親
10/18(水) ・父親の解約月が今月だと気づく  
10/19(木) ・SIMを発注(Amazon)
・父親に説明を実施
 
10/20(金)    
10/21(土) ・SIMの予約番号(エントリーコード)が到着(★1)  
10/22(日)    
10/23(月) ・iPhoneを発注(★2) ・MNP番号取得(★3)
10/24(火) ・実家にて利用手続きのサポート ・格安SIMをネットから利用手続き(★4)
10/25(水)   ・格安SIMの本人確認完了のメールが届く
10/26(木) ・iPhone到着  
10/27(金)    
10/28(土)   ・格安SIMが父のいる実家へ到着
10/29(日) ・実家にて開通手続きのお手伝い ・ 開通手続き(★5)

 

以下より、それぞれの★についてキーポイントをかみ砕いてみていきましょう。

★1:SIMの代理購入で落とし穴。アマゾンから届いたのはただの予約番号(エントリーコード)

今回SIMを代理で購入しました。買ったのはAmazon限定「12カ月 300円OFFキャンペーン」のパッケージです。

2日後に商品は到着したのですが、送られてきたのは、予約番号(エントリーコード)だけでした。SIMカードをゲットするためには、以下の3,4のように利用申請をする必要がありました。

 

  1. SIMを発注する
  2. 予約番号(エントリーコード)が郵送されてくる
  3. 予約番号(エントリーコード)をもとに、専用サイトから利用申請をする
  4. ここで初めてSIMカードそのものが送付されてくる

 

自分も同じSIMを購入したことがあるのですが、すっかりその手順を忘れてしまっていました。急ぎの場合にはこの工程があることを見落とさないようにしなくてはいけません。

★2:iPhoneも代理で購入。選んだのはお買い得なiPhone SE

 

iPhoneも代理で購入しました。選んだのはiPhone SE 32GBです。

父がもともと使い慣れていたiPhone 5sと同じサイズであり、値段もiPhoneにしては手ごろだったためです。

父親の誕生日が近かったので、ケースをプレゼントしてあげました。

★3:「MNP番号取得」では、やはり「引き留め」にあった模様

父親には、ソフトバンクに電話してMNP番号を取得して、とお願いをしました。

その際、「きっと引き留めに合うから、断固揺らがないようにね」と伝えてありました。

 

結果は、やはり思った通りだったようで以下のような理由で引き留めをされたそうです。

 

  • 10年以上もご利用いただいてますけど、本当に解約してしまっていいんですか?
  • 今月も残り少ないですが、格安SIMへの移行、本当に間に合いますか?

 

「いやー事前に聞いてて心の準備できてたからよかった。あの手この手で引き留められたけど、『知らん!』と返しておいたよ」という父に、われながらファインプレイ、と思いました。

★4:格安SIMをネットから手続きする

 

次に、送られてきた予約番号(エントリーコード)をもとに、新たに契約する格安SIMのサイトで申し込み手続きをします。

 

住所やクレジットカードなどの契約者情報・支払い情報を入力し、本人確認のために本人確認資料(今回は免許証)をiPhoneのカメラで撮影しアップロードしました。

この手続きはそのSIMを利用予定の端末で実施する必要はありません。実際父親も、移行前のソフトバンクのiPhone 5sで行いました。

★5:「開通手続き」

10/29(日) ようやくたどりついた格安SIMの「開通手続き」の日。

 

この日に実施したことは大きく四つです。

 

  1. ソフトバンクポイントをTカードに紐づける
  2. 格安SIMの開通手続き
  3. iPhone 5sのバックアップを、iPhone SEに復元
  4. iPhone SEに格安SIMの構成ファイルや専用アプリをインストール

 

1.ソフトバンクポイントをTカードに紐付ける

まず、移行前にソフトバンクでたまっていたポイントがあったので、Tカードにそのポイントを紐付けしました。そうすることで、ポイントの失効を回避しました。

Tカードの番号を打ち込むだけのシンプルな手続きで行えます。

 

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2.格安SIMの開通手続き

格安SIMの開通手続きは、従来のiPhone 5sの方で実施しました。

専用の電話番号に電話をし、開通手続きを実施します。

電話を切ったあと、しばらく経つとソフトバンクの回線は自動で解約されます。その後、格安SIM側の回線が有効になるまで待つことになります。

実質1時間くらいでしょうか。この待ち時間を利用して、最後のミッションである、iPhone端末の乗り換えを実施します。

 

3.iPhone 5sのバックアップを、iPhone SEに復元する

 

次は、購入したiPhone SEに、従来のiPhone 5sのデータの復元ですが、パソコンのバックアップからだとなぜかエラーになり、1時間ほどドハマリ。

 

結果、バックアップを「iCloud」にとり、それをiPhone SEに復元することで回避できました(一部バックアップされないデータもあります。詳しくはApple公式サイトでご覧ください)

そうこうしている間に、iPhone SEに挿していたSIMが開通していました。

 

4.格安SIMの構成ファイルや専用アプリをインストールしてフィニッシュ

最後は、格安SIMのAPN構成ファイルをダウンロードしたり、専用の通話アプリのインストールを実施しました。

いずれも、格安SIMと一緒に送られてくる説明書に書いてあるので、すぐに行うことができました。

こうして、ソフトバンクの解約月終了まで2日を残して、無事に格安SIMへの移行は完了しました。

これから格安SIMへの移行を行う予定の方へ

最初は間に合うか?とも思いましたが、なんとかなりました。自分自身が格安SIMへの乗り換え経験者だったこともスムーズだった要因ではあると思います。

当記事をご覧の方で、年配のご両親に格安SIMへの乗り換えを勧める方の参考になればと思います。

ただ、ぜひとも余裕をもって実施することを強くおすすめします!

 

後日談:ひと月後に父親に会うと「職場の人間から『どうしたら、そんな先進的なことできるんですか?』って驚かれちゃったよー」と鼻高々でした。

iPhoneを格安SIMでおトクに使おう!

最新のiPhone 11をはじめ、今回ご紹介した今狙い目なiPhoneも格安SIMなら毎月おトクに使うことができます。

「どのくらい安くなるのか」や「使い方」はぜひ以下のページからチェックしてみてください。

 

iPhoneを格安SIMでおトクに使う方法

 

※本記事の内容は、2018年1月10日現在の情報です。

Contributor

うえやま

競馬カメラマンからWEB業界へ異色の転身。WEB制作に加えて大手メールマガジンやツイッターの中の人もこなす。三度の飯より件名を考えるのが好き

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