鍵や財布などの貴重品をバスの座席に置き忘れたり、買い物中に失くしたりしてしまう……。誰しも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。そんなときに、あると便利なのが「スマートタグ」です。
ここでは、貴重品を置き忘れたり失くしたりしたときにも安心な、スマートタグについて、選び方やおすすめメーカーを紹介します。
スマートタグとは?
「スマートタグ」とは通信技術を利用して、スマホやタブレットなどの端末と接続することで、各端末からタグの位置を確認できる便利なアイテムです。
「置き忘れ防止タグ」や「紛失防止タグ」と呼ばれることもあります。商品によって通信方法や有効範囲、形状など様々ですが、これがあるともし貴重品を置き忘れたり、失くしたりしてもすぐに位置がわかるので安心です。
スマートタグを選ぶポイント
スマートタグには様々な形状のものがあるので、選ぶポイントをまとめました。
付けるものの形状に合わせる
前述の通り、スマートタグには様々な形状のものがあります。形状によって、何につけて使うと便利なのかが違います。
キーホルダータイプ:鍵やUSBメモリなど
プレートタイプ:財布やカードケースなど
シールタイプ:ノートパソコンやタブレットなど
ボタン:ジャケットやカバンなど
形によっては不向きなことがあるので、付けるもので決めるのがいいです。
できれば有効範囲の広いものを
商品によって差はありますが、一般的な受信範囲は20〜50メートル。自宅や職場内だけで利用するのなら問題ないですが、外出先まで考えるなら有効範囲は少しでも広いものを選びましょう。
防水機能付きだと濡れても安心
鍵や財布などつねに身につけている貴重品に付けるのなら、防水機能付きがおすすめ。雨に降られたり、飲み物をこぼしたり、日常生活で濡れる機会は意外と多いものです。なお、防水規格は「IPX4」以上もあれば、日常生活の防水では十分でしょう。
コスパ面では電池交換式がいい
一般的なスマートタグの電池寿命は半年〜1年ほど。決して安くはないものだけに、コスパを考えるとできれば自分で電池交換できるものをおすすめします。
スマートタグのおすすめメーカー
スマートタグには様々なメーカーが商品を提供しているので、いざ選ぶとなると迷うもの。そこで、様々なポイントからおすすめメーカーをご紹介します。
薄・小型がいいなら「MAMORIO」
「MAMORIO」
MAMORIOはキーホルダー、プレート、シールのタイプがあります。厚さがわずか3.5ミリと、キーホルダータイプやプレートタイプのなかでは結構な薄・小型。鍵に付けても、財布に忍ばせても邪魔にはなりません。
有効範囲の広さで選ぶなら「tile」
「tile」
商品ラインナップの1つ「Tile Pro」はキーホルダー、プレート、ボタンのタイプがあります。有効範囲が最大約120メートルと広範囲に対応。また、他のユーザーの端末でも検知できるので、たとえ自分が範囲外でも探せます。
電池交換が簡単な「Mikke」
「Mikke」
Mikkeはキーホルダー、シールのタイプがあります。他のメーカーにも電池交換可能なタイプはありますが、Mikkeの魅力は自分で簡単に交換できること。それも、ボタン電池なので急な電池切れでも安心です。
大音量ですぐ分かる「Chipolo」
「Chipolo」
商品ラインナップの1つ「チポロ ONE」はキーホルダータイプ。こちらの最大の特徴は音の大きさ。120dB(飛行機のエンジンの近く)もの大音量で知らせてくれるので、すぐに見つかります。
Appleユーザーならこれ「AirTag」
「AirTag」
iPhoneやiPadなどの「探す」ネットワークに対応したスマートタグが「AirTag」。キーホルダータイプになっています。どれほど遠くにあっても、世界中にいるAppleユーザーが場所を特定してくれます。
スマートタグで万が一でも安心に!
今回はスマートタグとは何か、選び方やおすすめメーカーをまとめました。スマートタグはスマホやタブレットなどの端末と連携して、タグをつけている貴重品の場所を知らせてくれる便利なアイテム。これがあれば貴重品の置き忘れや紛失時にも安心です。
「よくものを失くす……」とお困りの方はスマートタグを活用してみてください。