夏のイベントとして全国各地で開催される花火大会。
色鮮やかでキレイな打ち上げの様子はカメラで撮影して残しておきたくなりますよね。
そういえば普段使うスマホでも、花火って上手に撮影できるのでしょうか?
そこで今回はスマホのカメラで花火をキレイに撮影するコツを紹介します。
目次
まずは持ち物と事前準備から
まずは撮影前に、持ち物を含めた事前準備から。
モバイルバッテリーを用意
花火大会に行くのであれば、事前の準備物として最初におさえておきたいアイテムがモバイルバッテリー。
いざ花火が打ち上がり始めると、興奮もあり、ついつい写真をたくさん撮ってしまうもの。
気がつけばバッテリー残量がなくなっていた……なんてことも十分に起こりえます。
花火大会の会場はかなり混雑しますし、一緒に行った友達とはぐれたとき、スマホが使えないと大変ですよね。
より不安なく花火大会を楽しむためにも、事前にモバイルバッテリーは用意しておくことを強くオススメします。
花火がキレイに見える場所を意識
花火を撮影する際に重要なのが場所取り。
花火が打ち上がり広がった際、広がり方がキレイに見える場所に陣取れることがベター、ということは想像できますよね。
花火がどのあたりから打ち上げられるのか、どの向きに打ち上げられるのか、を想像して場所を選んでみましょう。
はじめて行く花火大会であれば、過去に行ったことがある友達や知り合いに話を聞いてみるのもよいかもしれません。
また場所を選ぶ際にあわせて意識したいのが、花火との距離感。
スマホのカメラを通して景色を覗いてみると、直接目で見たときにはわりと近くに見える被写体も、意外と遠くに感じる場合も。
事前に自分の目で直接見た景色とカメラを通して覗く景色の違いを確認しておくと、より撮影に向いている場所が確保できますよ。
カメラの設定と撮影のポイントはココ
次は設定と撮影方法のポイント。
フラッシュは使用しない
暗いシーンでの撮影に役立つフラッシュ点灯ですが、花火撮影時はオフに設定しましょう。
撮影場所から花火までの距離がかなり離れているため、フラッシュを焚いてもその光は花火まで届きません。
HDR機能は使用しない
写真を複数枚撮影し合成することで、全体的にバランスの撮れた色鮮やかな写真が撮影できるHDR機能ですが、こちらも花火撮影時はオフに設定します。
花火撮影時にはHDR機能の効果が出にくいほか、むしろ複数枚の写真を撮影して合成する特性上、ブレた写真ができあがる可能性大です。
ズームは使用しない
遠くに見える花火を少しでも大きく撮影しようと、使いたくなるのがズーム機能。
ですが、こちらも基本は使わないことをオススメします。
大部分のスマホカメラが対応するデジタルズームでは、とくに夜間の撮影時においては、写真の表面にざらざらとしたノイズが現れやすくなります。
大きく撮影できても、写りが不満足となる可能性が高いわけですね。
なおiPhone 7 Plusなど、一部のスマホが対応する光学ズームであれば、この症状は出にくくなりますが、こちらは手ブレが起きやすくなります。
試してみる価値はあるかもしれませんが、あくまで推奨は「ズームは使わない」ことです。
スマホは両手で構える
飲み物片手に飲食しながら花火鑑賞する人も多いと思いますが、写真撮影の際は、スマホは両手で構えましょう。
夜間の屋外、動く被写体(花火)とブレやすい条件だけに、片手で構えて撮影すると、ブレた写真ができあがりやすいですよ。
ISO感度は抑えめに
撮影に使う機種によっては、カメラの撮影設定を細かく調整できるものもあるはず。
そんなときにチェックをオススメしたいのがISO感度(いそ・かんど)。
ISO感度はカメラのレンズから入った光をセンサーに写し取る際の、センサーの感度です。
感度を上げると、暗いシーンで撮影した写真もより明るく仕上げることができます。
ただし花火の撮影に関しては、ISO感度はあえて下げて設定してみましょう。
花火自体が光っている“明るい被写体”なので、ISO感度を下げても意外としっかり撮影できます。
むしろ無駄に高く設定してしまうと、こちらも写真の表面にざらざらとしたノイズが現れやすくなりますよ。
個別に設定できる機種の場合は、まずは選べる一番低い数値に設定して花火を試し撮りしてみてください。
できあがった写真をスマホで確認し、暗すぎるようであれば、一段ずつ数値を上げて調整してみてくださいね。
連写(連続撮影/バースト撮影)を活用する
カメラが連写(連続撮影/バースト撮影)に対応していれば、この機能も有効に活用しましょう。
多くのスマホでは、シャッターボタンの長押しで連写ができます。
花火のように被写体自体が動く場合は、一発必中で撮影するよりも“数撃ちゃ当たる”の考えで連写し、後から気に入った写真をピックアップするほうが確実性も上がります。
打ち上がりはじめたらフォーカスを合わせ、広がる直前から連写し始めましょう。
なお連写すれば当然ながら記録される写真の枚数も多くなります。
いざという時に「ストレージ容量がいっぱいで撮影(記録)できない!」とならないよう、事前にスマホの中を整理しておくとなおよし!ですね。
撮影は花火大会の後半を狙う
花火の撮影は、花火大会の後半以降を本番として狙ってみましょう。
花火大会では後半からクライマックスにかけて、どんどん同時に打ち上がる花火の数や色合い、大きさが豪華になっていきます。
打ち上がる花火の数が増え、規模も大きくなれば、そのぶん周囲も明るくなって撮影がしやすくなりますよ。
前半は撮影の練習も兼ねて試し撮り。
後半への準備期間と考えてみるのもよいでしょうね。
BIGLOBEモバイル取扱いの5機種でいざ実践!
ここまで紹介したポイントを踏まえ、しむ暮らし編集部が撮影にチャレンジしてきました!
今回試した機種はBIGLOBEモバイルで人気の5端末。(2017年8月17日時点)
それぞれのスマホで撮影した写真を参考までに載せておきますね。
Huawei nova lite
Huawei P10
Huawei P10 lite
VAIO Phone A
ASUS ZenFone 3 Max
今回使用した5つのスマホは、スマホとしての性能はミドルレンジ(中盤)~ハイエンド(上位)に分類されるもの。
このくらいの性能があれば、ポイントをおさえることで花火も十分キレイに撮影できます。
さいごに
夏休みも後半に入りましたが、全国各地でまだまだ花火大会は予定されています。
この夏の思い出を記録するツールとして、ぜひスマートフォンのカメラを活用してみてください。
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