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SH-M05(AQUOS sense lite)レビュー|コンパクトなのに多機能で頼もしい

SH-M05(AQUOS sense lite)レビュー|コンパクトなのに多機能で頼もしい

2017年11月に発表されたシャープのSIMフリースマートフォン「AQUOS sense lite(アクオス・センス・ライト)SH-M05」。

 

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扱いやすい本体サイズ、キレイな表示と省電力性に優れたIGZO液晶ディスプレイ、サクサク使える基本性能、防水設計に指紋認証……とバランスよくまとめられた製品です。

今回はシャープ AQUOS sense lite SH-M05(以降、AQUOS sense lite)の特長や魅力をレビューしていきます。

コンパクトなだけじゃない。一工夫ありの本体デザイン

AQUOS sense liteは2018年1月5日現在、BIGLOBEモバイル価格で33,120円(税別)で販売されているSIMフリースマートフォン。価格帯や性能・機能より「ミドルレンジモデル(中位モデル)」に分類される製品です。

 

本体の外装は前面がガラス、背面はプラスチック。高級感はないものの、デザインはシンプルでスタイリッシュです。画面サイズが5インチと手頃で、片手で持ちやすい点もよいですね。

背面はつやを抑えサラサラとした質感。指紋や皮脂などの汚れはつきにくく、目立ちにくいです。また目立つ汚れがついてしまっても、サッと拭き取りやすい点も○。

 

手に取ってみると、5インチサイズという“数値”以上に持ちやすさを感じます。理由は左右側面に設けられたエッジ形状。

前面側と背面側の真ん中に作られた山が指にかかり、しっかり握りやすくなっています。

 

ちなみに今回レビューに使っている本体カラーはブラック。

一部の格安スマホ事業者限定で取り扱われる限定モデルを含めると、AQUOS sense liteの本体カラーは全7色(ホワイト/ブラック/ゴールド/ターコイズ/ピンク/レッド/ブルー)展開。バリエーション豊かに用意されています。

 

ここではパッケージの内容物にも触れておきます。箱に入っていたものはAQUOS sense lite本体、USBケーブル、充電器、説明書、保証書類の5点でした。

充電ケーブルと充電器が同梱されているので、まずは買ってすぐ使い始めることができますね。

ケースや画面保護フィルムなども必要であれば、これらは別途用意する必要があります。

IGZO液晶で節電しつつキレイに表示。便利機能もたくさん

AQUOS sense liteを含むSHARP製スマホの多くに共通する特長といえば、まず外せないのは「IGZO液晶」と呼ばれるディスプレイ。

シャープが世界で初めて量産化に成功した半導体技術を用いているディスプレイで、一般的な液晶ディスプレイと比べ「高精細でキレイ」「消費電力を抑えられる」「タッチ操作への反応感度がよい」などの特長を備えます。

 

試しに色鮮やかな花の写真を画面に映して確認してみると「画面の明るさは無理なく自然なのに、とても発色がよい」と感じられました。

画面の解像度がフルHD(1920×1080)と高いことも、プラスに影響していることでしょう。

 

そして省電力性の高さにも、実際に驚かされました。

日々のメールチェックからネットでの調べ物、時折カメラで写真撮影とけっこうしっかり使ってみても、バッテリー残量が1日の途中でなくなることはナシ。

また画面以外の省電力機能も優れており、忙しくてさほど触れなかった日においては、朝8時の時点で100%だったバッテリー残量が21時の時点でも80%超残っていたというケースも。

 

さらにスマホの機能として根強い人気を誇るおサイフケータイ、防水設計、指紋認証などにももれなく対応しています。

▲SIMフリースマホではまだ希少なおサイフケータイ機能にも対応

 

▲IP65/68の高い防塵防水性能で、雪の日でも安心して使えた

 

▲指紋認証を使えばロック解除もササッとできる

 

でもこれだけではありません。ここでは筆者が個人的に「これ、いいなぁ」と感じた機能をあと二つ紹介させてください。

 

1つめは「覗き見ブロック(ペールビュー)」。

上下左右など正面以外の角度から画面を覗き込むと、画面に模様が浮き上がり、表示されている内容を見えにくくしてくれる機能です。

▲浮かび上がる模様は複数の柄から選べる

 

表示している内容がたとえ人に見られても困らないものだとしても、やはり他人に覗き見されることには抵抗がありますよね。そんな事態を簡単に防げます。

機能のオン・オフは簡単に切り替えられるので、必要なときだけパッとオンにできるのも便利でした。

 

2つめは「スクロールオート」。

ブラウザでネット記事を読む際、画面を自動でスクロールしてくれる機能です。

▲スクロール操作を1~2回するとスクロールオート起動のアイコンが現れる

 

文量のある記事を読む際、通常は指で操作しながら、画面を下へ下へと進んでいきますよね。しかしスクロールオートを使えば、都度操作をせずとも、ゆっくりとした速度で画面が自動スクロールしていきます。

スクロール速度の調整も可能なので、自分の読むスピードにあわせれば、Webコンテンツをラクに“流し読み”できちゃいますよ。

景色の「雰囲気」を上手に切り取るカメラ

AQUOS sense liteは背面に1,310万画素のカメラ、前面にも500万画素のカメラを搭載。今回はより使用頻度が高い背面カメラに注目し、試し撮りしてみました。

 

背面カメラの特長は、新しく開発された画質エンジンを搭載していること。これにより従来以上に「青色は青く、白色は白く」と、被写体の色を忠実に記録できるようになっているのだとか。

 

実際にカメラを起動してみると、撮影時のプレビュー画面の時点から、確かに色が鮮やかに表示されました。

目で見た印象に近いのですが、目が慣れるまで人によっては「ややこってりした、強めの色味」と感じるかもしれません。それくらい違いははっきり感じ取れます。

 

ここからはオートモードで撮影した写真を例としていくつか紹介。

▲晴れた日中に撮影。空の青、建物の白や橙といった色はいずれも鮮やか

 

▲夜間に撮影。拡大するとザラついたノイズも見えるが、全体的には目で見た「雰囲気」を上手に記録できている

 

▲スナップ写真はとてもキレイに撮れる

 

▲夜間に撮影したイルミネーション。雰囲気をうまく切り取れた

 

▲プリンアラモードにトッピングされた果物。カラフルな色とコーティングのツヤがキレイに表現できている

 

さまざま写真を撮ってみていだいた印象は「雰囲気を上手に記録できる」ということ。価格が10万円近いハイエンドモデルと比べると、細かい部分の描写が少し苦手のようです。

▲スコーンを撮影。特有のパサパサ感が弱まり、のっぺりとした印象に

 

しかし色を人の目で見た印象に近く再現できる技術の効果により、写真全体としてまとまりはなかなかのもの。その場の「雰囲気」をかなり自然に記録できます。

「細部まで鮮明に」という用途より「記憶に残っている映像(雰囲気)を忠実に」という用途に向くカメラですね。

独自AI「エモパー」でスマホがもっと楽しくなる

AQUOS sense liteの目玉機能のひとつとして最後にぜひとも触れておきたいのが、SHARP独自の人工知能「エモパー」。

スマホで使える人工知能といえばAppleの「Siri(シリ)」やGoogleの「Google Assistant(グーグル・アシスタント)」などが有名。

 

しかし、エモパーがこれら他のAIと異なるのは「ユーザーが興味を持ちそうな情報を“自発的に”提供してくる」こと。

エモパー使用にあたっては、予め「身長」「体重」「自宅の住所」「関心のあるニュースジャンル」などを任意で登録します。

すると場面に応じてエモパーが自発的に話し始めるのです。音声つき(!)ですよ。

急に外出先で話し始められると困りますが、この点は「自宅でのみ話す」「外出先ではイヤホン使用時のみ話す」など設定ができるので安心です。

 

エモパーも声や性格の異なるものを複数用意。

追加でダウンロードできるものもあり、自分の好みにあったエモパーを選んで使えます。

 

また、エモパーの活用方法としてとても便利なのが「エモパーメモ」機能。

ロック画面を指で「トントンッ」とつつくと、声に出した内容をメモとして記録してくれるものです。

 

たとえば「体重65キロ」のように、音声に「体重」「キロ」という単語と数値を含めると、内蔵の健康管理アプリ「からだメイト」へ体重を記録することが可能。いちいちアプリを開いて手入力……なんて手間を省けます。

 

つついたあとに「今日の天気を教えて」など質問を投げると、質問内容にあう返答も返してくれます。

「どんなことができるのだろう?」といろいろ試すうちに、エモパー自身もあなたのことを学び、成長していきます。使い込めば使い込むほど、あなただけのパートナーとして愛着が湧くこと間違いなしでしょう。

 

ちなみにAQUOS sense liteでは、出荷時より2017年12月現在においてほぼ最新であるOSバージョン「Android 7.1 Nougat(ヌガー)」を搭載。Google製のAI機能である「Googleアシスタント」も使えます。

興味のあるニュースジャンルをエモパーに登録して、普段は会話も含めてAIを楽しむ。そしてより細かな情報を調べたい場合は検索能力に優れるGoogleアシスタントに頼る。こんな使い分けもOKです。

まとめ

5インチという手頃なサイズに防水やおサイフケータイをはじめとする便利な機能を詰め込んだAQUOS sense lite。

実際に使ってみると、大きさ以外にデザインでも持ちやすくする工夫があったり、画面もキレイかつ省電力に表示できたり、と使う中でさらに多くの魅力に気づく1台でした。

 

そしてやはり、断然のオススメはエモパー。スマホが「道具」から「パートナー」へと変わるような、便利さと楽しさを感じさせてくれます。

性能・機能のわりに手頃な価格も含め、初めてスマホを持つ人から機種変更を考えている人にまで、幅広くオススメできる製品です。

 

AQUOS sense liteの詳細をみる

 

※本記事の内容は2018年1月5日現在の情報です。

Contributor

まきはら とよかず

1986年生まれ。仙台在住。スマホなどに関心が強く、趣味で海外製品の個人輸入も。ややマニアなガジェット系ブログ「そうすけブログ.com」も更新中。

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