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Xiaomi(シャオミ)のスマホ、使い勝手はどう?Mi Note 10を検証

Xiaomi(シャオミ)のスマホ、使い勝手はどう?Mi Note 10を検証

シャオミのスマホってどうなの?

2019年12月に日本にひっそりと参入した中国発のスマホ・家電メーカー「Xiaomi(シャオミ)」。スマホの出荷数では世界のトップ5に入るメーカーです。そんなシャオミが日本向けに投入したスマホ「Mi Note 10」を試してみました。

高性能だけどお手頃価格!日本向け第一弾「Mi Note 10」を試してみた

シャオミの売りはズバリ「コストパフォーマンス」の良さ。シャオミは性能の高い部品を使ったスマホを大量に製造して、ネット通販で直販することで、コスパの良さを実現してきました。シャオミのスマホは、日本ではAmazonで買うことができます。

 

日本に投入された第1弾のスマホは「Mi Note 10」と「Mi Note 10 Pro」の2モデルです。形は同じですが、動作の速さに影響する「メモリ(RAM)」と、保存できるファイルやアプリの多さにかかわる「ストレージ(ROM)」の容量などが違います。

Amazonでの価格はMi Note 10が4万9,977円、Mi Note 10 Proが5万5,377円です。

※2020年3月24日時点の税込価格です。

 

画面サイズは6.47インチと大きめで、鮮やかな有機ELディスプレイを搭載してます。バッテリーも5,260mAhと大容量。その分、厚みは9.67mmとそこそこありますが、重さは208gに抑えています。

Mi Note 10の主なスペック

Mi Note 10/Mi Note 10 Proの主なスペック(仕様)を紹介します。

CPU Qualcomm® Snapdragon™ 730G(8コア)
メモリ(RAM) Mi Note 10:6GB
Mi Note 10 Pro:8GB
ストレージ(ROM) Mi Note 10:128GB
Mi Note 10 Pro: 256GB
背面カメラ 5眼構成:1億800万画素カメラ(広角)、1,200万画素(2倍ズーム)、2,000万画素(超広角)、500万画素(望遠)、200万画素(マクロ)
インカメラ 3,200万画素
ディスプレイ 6.47インチ
3D曲面有機EL
画面内指紋センサー搭載
OS Android 9(MIUI 11)
通信 DSDVサポート(2つのSIMカードでLTE接続・着信も2回線同時待受)
Wi-Fi IEEE802.11a/b/g/n/ac(Wi-Fi 4/5)
大きさ 157.8×74.2×9.67mm
重さ 208g
その他 Google Pay対応(おサイフケータイは使えません)

 

この2機種はシャオミのスマホの中でも特に性能にすぐれており、LINEやInstagramのようなアプリはもちろん、スマホゲームも楽しめるスペックを兼ね備えています。

驚きの「1億画素」カメラ

Mi Note 10シリーズの最大の特徴は、「1億800万画素(108メガピクセル)」のカメラを搭載していること。

画素とは、写真を撮るときに色や光の量を記録する点を意味します。たとえばiPhone 11が1,200万画素ですから、1億800万という数字は、スマホの中でも群を抜く多さです。

ただし、画素数が多い=「画質が良い」というわけではありません。決まった大きさのセンサーの中で画素数を多くすると、1つの画素に入る光の量が少なくなります。そうすると、写真が暗くなってしまったり、シャッターを切るまでの時間が長くなり、ブレてしまうという失敗をしがちです。

 

筆者が試した感触では、おおっと驚くほどきれいに撮れることは少なく、むしろブレやすいため使いづらい印象を受けました。

ただし、Mi Note 10のカメラは「1億画素」以外にも魅力があります。5つのカメラセンサーを積んでいて、目の前の景色を広く切り取れる超広角から、遠くのものを大きく写すズームまで、このスマホ1台あれば撮れてしまうのです。

超広角は風景をダイナミックな写真として残せて楽しいですし、ズームは「ここだけ大きく写したい!」という時に役立ちます。試用した感触では、ズームは10倍くらいなら荒れも目立たず、SNSにアップしても気にならない画質で撮れました。

 

いま、2~3年以上前に発売されたスマホを使っている人なら、Mi Note 10のカメラを試してみると、きっと画質の良さに驚くはずです。ズームもできて、「コンパクトデジカメはいらないかも」と思うでしょう。

ただし、最新の高性能なスマホを使ったことがある人なら、Mi Note 10のカメラよりもきれいに撮れるスマホもあると気付くかもしれません。

ちょっと“iPhoneっぽい”ホーム画面

シャオミのこだわりは、スマホの「ホーム画面」にあります。「MIUI」という独自のインターフェイスを搭載していて……と説明すると「難しそう」と思うかもしれません。でも大丈夫、触って見ると難しくは感じないでしょう。

よくあるAndroidスマホとあまり変わらないのですが、少しiPhoneに似せたデザインになっています。ホーム画面を“模様替え“するテーマ機能もあって、たくさんあるテーマから選ぶだけで壁紙やアプリのアイコンをイメチェンできます。

 

シャオミがこだわっているのが「着信音」です。鳥がテーマの着信音は、朝はウグイスの声、夜はフクロウの声と鳴き声で時間を伝えます。さらに壁紙も時間にあわせて写真の景色が朝から夜に移り変わるものがあったりと、遊びごころを感じさせます。


SIMフリースマホ上級者向けな理由

ここまで読んで「シャオミのスマホいいな!」と思った人もいるでしょう。

筆者は、SIMフリースマホがはじめてという人には、このスマホをオススメしません。その理由は「サポート」です。

 

シャオミのスマホは2020年3月現在、日本ではAmazonをはじめとするオンラインショップでのみ販売されています。このスマホを壊した時の修理はAmazonのシャオミ販売店を通じて連絡することになります。

 

Mi Note 10に関してシャオミは「日本向けのスマホをAmazonの正規代理店品で購入した場合には、故障時などの交換保証を提供する」と説明しています。ただその一方で、シャオミが「保証」について説明しているWebサイトでは、「通常の使用下で」という前置きがつけられています。

 

つまり、壊れた時には交換してもらえるという保証はあるのですが、落として画面を壊した時に対応してもらえるかは明確にはされていません。また、修理対応してもらうためのハードルもやや高めです。

このスマホを買いたいなら、壊したときにどう対処するかも確認した上で買うことをオススメします。
 

Contributor

石井徹

スマホにハマり100台以上購入。携帯電話専門のニュースサイトで記者を経験後フリーランスに。鉄道旅行好きで全国踏破が目標(残り2県)。ときどき料理男子。

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