iPhoneやipadの購入時、店員さんから必ずといっていいほど勧められる「Apple Care+」いろいろとお得なサービスが付いていることはなんとなく分かるのですが、詳細は知らないという人も多いでしょう。
とはいえ、Apple Care+は結構なお値段なので、本当に入った方がいいのか迷いますよね。
そこで今回は、Apple Care+に入った方がいいのか、そのメリットなどを解説します。
※この記事の内容は2020年12月現在の情報です。
目次
Apple Care+とは
Apple製品を購入した場合には、無料の「AppleCare」が付いてくるのが一般的です。AppleCareには、「1年間のハードウェア製品限定保証」と「90日間の無償サポート」が付いています。
そして、「AppleCare+」とは、この保証とサポートの期間が2年に延長されるサービスのことです。またAppleCare+には「AppleCare+ 盗難・紛失プラン」という上位プランも用意されています。
ちなみに、iOS12.2 以降の iPhone/iPad では、設定画面の「一般」→「情報」でAppleCare+およびAppleCare+ 盗難・紛失プランの保証期間が確認できます。
Apple Care+のサービス内容
AppleCare+に加入するメリットは、大きく以下の2つになります。
・2年間のハードウェア製品限定保証
└ハードウェア・バッテリーの修理・交換サービス
・2年間の無償サポート
└Apple専任スペシャリストの修理サービス・サポート
2年間のハードウェア製品限定保証
まずAppleCare+に加入することで、通常1年間である自然故障時のハードウェア無償交換が2年間に延長されます。また破損や事故などによる損傷については、1年間に2回まで特別価格で修理を受けることが可能です。たとえば、画面の損傷であれば3,700円(税込)で修理してもらえます。
次に、AppleCare+に加入していれば、バッテリーを無償交換してもらえます。またあまり利用する機会はないと思いますが、保持容量が80%未満のバッテリーに対して修理もおこなってくれるようです。
2年間の無償サポート
AppleCare+に加入すれば、Appleの選任スペシャリスト(以前はジーニアスとも呼ばれていました)の電話やチャットによるサポートが受けられます。iPhoneやiCloudなどのトラブルが、その場で解決するため非常に便利です。
また「エクスプレス交換サービス」が受けられる点も、AppleCare+へ加入する大きなメリットです。エクスプレス交換サービスとは、iPhoneなどが故障した際、交換機を自宅まで届けてくれるサービスです。
エクスプレス交換サービスを利用すれば、iPhoneやiPadが手元にない時間を極力減らすことができるでしょう。
「AppleCare+ 盗難・紛失プラン」のサービス内容
「AppleCare+ 盗難・紛失プラン」はAppleCare+の上位サービスになります。「AppleCare+ 盗難・紛失プラン」では、AppleCare+と同等のサービス内容に加え、盗難や紛失に対する保証を1年間に2回まで以下の料金で受けることが可能です。
・過失や事故によるそのほかの損傷:12,900円
・盗難または紛失:12,900円
(上記はすべて税込)
ただし、盗難または紛失の保証を利用する場合には、デバイスの盗難・紛失時に「iPhoneを探す」が有効になっていることが条件となっています。
したがって、「AppleCare+ 盗難・紛失プラン」に加入する人は、忘れずに「iPhoneを探す」を有効にしておきましょう。
AppleCare+の加入方法 ①Apple経由で加入する方法
AppleCare+には、Appleまたはキャリア経由で加入できます。
Apple経由でAppleCare+に加入するためには、Apple製品の購入日当日に加入する方法と、購入日から30日以内に加入する2つの方法があります。
Apple製品の購入日当日に加入する方法
Apple StoreなどでiPhoneを購入する際、店員にAppleCare+に加入する旨を伝えればOKです。
Apple製品の購入日から30日以内に加入する方法
iPhoneなどを購入した日から30日以内に、以下4つの方法で加入できます。
デバイスから購入
iPhoneなどの設定画面の「一般」→「情報」→「AppleCare+ 保証が利用可能です」をタップすることで加入手続きがおこなえます。
オンラインで購入
Appleの公式サイトで加入手続きをおこないます。このときシリアル番号の確認とリモート診断の実施が必要です。
Apple Storeで購入
Apple Storeに直接行くことで、加入手続きをおこなうことができます。ただし、iPhoneの点検と購入証明書の提示が必要です。
電話して購入
Appleの問合せ先に電話をして、オペレーターの指示にしたがって加入手続きをおこないます。ただし、購入証明書の提出とリモート診断が必要です。
AppleCare+の加入方法 ①キャリア経由で加入する方法
Apple Store以外のキャリアのショップでiPhoneを購入する人も多いと思いますが、AppleCare+に同時加入することも可能です。ただし、キャリアごとにプランやルールが異なります。
docomo
docomoショップでiPhoneを購入した場合は、当日に「AppleCare+ for iPhone」というプランに契約するか、購入から30日以内に先ほど紹介した方法で加入手続きを行う必要があります。
なお「AppleCare+ for iPhone」の料金は、毎月の支払いに含まれますが、通常のAppleCare+よりも割高です。
ただし、docomoとの回線契約を解約したり、料金の支払いが滞ったりした場合には「AppleCare+ for iPhone」の契約が自動解約されるため注意しましょう。しかし、Appleと直接契約している場合は、保証がそのまま残ることになります。
au
auショップでも、2017年9月21日まではAppleCare+に加入することができましたが、現在は「故障紛失サポート with AppleCare Services」という独自プランを提供しています。
もちろん、購入から30日以内であれば、Apple経由で加入することも可能です。
「故障紛失サポート with AppleCare Services」には、AppleCareの製品保証が4年になる点と、盗難・紛失時に新品に交換してくれる補償などが含まれる点が特徴となっています。
ただし、「故障紛失サポート with AppleCare Services」もdocomoと同様に、auとの契約を解約した場合にはこちらも解約になるため注意が必要です。
SoftBank
SoftBankショップでも以前はAppleCare+の加入ができましたが、現在は「あんしん保証パック with AppleCare Services」という独自サービスのみの展開です。
「あんしん保証パック with AppleCare Services」にはAppleCare+ 同等のサービスに加え、SoftBankのオリジナルサポートが受けられます。
SoftBankの場合も、購入から30日以内であればApple経由で加入手続きが可能です。また「あんしん保証パック with AppleCare Services」もSoftBankの回線解約時には、解約となるため覚えておきましょう。
iPhoneユーザーなら加入がおすすめ!
今回は、Apple Care+のメリットを紹介しました。
iPhoneユーザーにとって、Apple Care+のサポート内容はかなり魅力的なものといえます。
特にiPhoneをよく落としたり、なくしたりする人はApple Care+に加入したほうがお得でしょう。また、バッテリーがすぐ悪くなるという人にもおすすめです。
新しいiPhoneに機種変更する人や、これからiPhoneを購入しようという人は、ぜひ検討してみてください。ちなみに、BIGLOBEモバイルで購入したiPhone SEも購入日から30日以内の申し込みでAppleCare+に加入できます。