格安スマホには防水モデルがあるが、使用には注意が必要
SIMフリーの格安スマホには防水モデルがあります。
防水モデルのスマホは入浴中や雨が降っている屋外でもスマホを使用することが可能です。
しかし防水スマホは水中用スマホではないので、わざと水没させたり、シャワーを当てたりすると故障する可能性があります。
防水スマホはスマホごとの防水性能を知り、適切な使い方をする必要があるのです。
防水性能はIPという基準で確認できる
防水性能には、IPという国際基準が設けられています。
IPとはInternational Protectionの略で、防水や防塵を表す基準です。
IPは2桁の数字で表記され、左側の数値が防塵性能、右側の数値が防水性能の等級を示します。例えばIP58と表記される場合は、防塵性能が5等級、防水性能が8等級という意味です。
防水性能のみを表す場合は、IPX○のように左側の数字をXで伏せます。スマホの防水性能は、IPX○の形で紹介されることが多いです。
また防塵性能はIP○Xと表記されますが、防水性能と間違えやすいため、右と左のどちらが伏せられているかよく確認しましょう。
防水性能は等級によって内容が異なる
IPは等級によって、それぞれ異なる環境での防水性能を保証するものです。目安として、IPX1~4が生活防水で、IPX5以上が完全防水とされています。
例えばIPX5~6はあらゆる方向から水をかけても製品に悪影響がない防水性能です。
またIPX7は一時的に水没しても製品の内部に水が浸入せず、IPX8はIPX7よりも厳しい条件で水没させても製品内部に浸水しません。
そのためIPX5,IPX8のように表示されているスマホは、あらゆる方向から水がかかったり、水没したりしても故障しないことを示しています。
防水スマホでも水濡れで故障することがある
通常、スマホの防水テストは常温の真水で行われるので、熱湯や塩水だと防水性能が正常に働かない可能性があります。ほかにも端子のキャップが閉まっていなかったり、イヤホンを使用していたりすると内部に浸水して故障する可能性があります。
キャップを閉めなくても防水性能があるキャップレス防水モデルもありますが、この場合も端子が濡れたまま充電したりすると故障の原因になってしまいます。このように防水スマホも水濡れで故障することがあるので取り扱いには十分注意しましょう。
格安スマホは水没や故障の際に新しいスマホと交換できる有料保証サービスを提供している場合があるので、万が一のための加入しておくことをおすすめします。BIGLOBEモバイルの場合は、水没、全損、破損、故障など幅広いトラブルに対応しているBIGLOBE端末あんしんサービスを提供しています。
ぜひ参考にしてみてください。