電子書籍だけじゃない、スマホでの快適読書体験
書籍アプリには便利な機能が盛りだくさん
筆者は電子書籍リーダーの「Kindle Paperwhite」を持っています。電池の持ちは最高ですが、電子ペーパーの反応速度がもっさりしているのと、カラー画面ではないことに不満を感じていたため、今はほとんど使っていない状態です。
最近読書欲が高まってきたのですが「Kindle Paperwhite」を使う気になれなかったため、格安SIMの試用に合わせて、スマホ用の書籍アプリも問題なく使用できるかどうか確認してみました。
電子書籍アプリについて調べてみると、最近はマンガ系書籍アプリがブームのようで、パズドラのように「スタミナ」を消費して、無料でマンガを楽しめるものがいくつかあるようです。
ひとまず、Android標準の書籍アプリ「Google Play ブックス」と、マンガ閲覧アプリの中でもかなり人気の高い「MangaONE(マンガワン)」をインストールして利用してみたいと思います。
Google Play ブックスも無料コーナーが充実!
Google Playアプリを開くと、トップメニューに書籍カテゴリがあることが分かります。Google Playの場合、マンガだけではなく実用書や小説などのコーナーも充実しており、Kindle並みの充実度となっているようです。
期間限定やセールなどで、割引や無料販売も頻繁にあります。さっそく、無料販売中のマンガをゼロ円購入してみます。
マンガの場合、第一巻を無料でダウンロードできるようにして、続巻を購入してもらうという販売戦略をよく目にします。有料巻についても少しならサンプルとして読むこともできるので、購入の際の参考になります。書籍のダウンロード速度についても通常のアプリと同様でした。
ディスプレイサイズの小さい端末の場合でも、画像の拡大縮小をスムーズに行えるのでストレスを感じずに読むことができますが、おすすめはやはり大画面ディスプレイの端末での閲覧でしょう。
実用書や小説なども、同じように購入・閲覧することが可能です。青空文庫(著作権切れの名作を無料で読める)もあるので、古き良き名作をじっくりと楽しめます。
操作についても、各書籍ともページジャンプが可能ですので、都合に合わせて自由にページを読み進められます。「しおり」機能もあるので、気になるページにしおりをつけて後で読み直すことも可能です。総じてユーザビリティの高い、かゆいところに手が届く品質といえるでしょう。
標準書籍アプリだけじゃない、人気連載マンガ作品の最新話が毎日楽しめるアプリも
「Google Play ブックス」はAndroid端末に標準装備されている書籍アプリですが、それ以外にもGoogle play上でさまざまな書籍アプリをダウンロード可能です。今回は特に人気の高い「マンガワン」を紹介します。
「マンガワン」は小学館の提供するアプリで、毎日マンガが更新され無料で楽しめます。小学館発行の雑誌からさまざまな人気作品が集まり、掲載されている点が大きな特徴でしょう。
無料時間内ならどの作品でも読み放題。無料時間は1回10分で、1日2回回復します。
2016年10月現在のところ、9時と21時が回復のタイミングとなっていますので、例えば、自分のスケジュールに合わせて毎日お昼と夜にマンガタイムを作って楽しむことができます。
「もっともっと読みたい!」というときはアプリ内課金をすれば読書可能時間を増やせます。課金が嫌な場合は、マンガワン内で紹介されているアプリをダウンロードすることでも時間を増やせます。
早速いくつか試し読みしてみましたが続きが気になり、あやうく課金をするところでした。課金自体に反対というわけではないのですが、今月は某パズ〇ラのゴッドフェスに課金しすぎてしまったので、今回は我慢しなければ。
Kindleの場合、「本を読もう!」と思ってKindleを手に取るという意識が必要になりますが、スマホの場合いつもぽちぽち操作しているついでに、意識せずに電子書籍アプリを利用できてしまうのが良いところ(怖いところかも)です。
KindleやKoboなどの電子書籍が話題になりがちですが、スマホの書籍アプリもこのように負けず劣らず使い心地のよいものがそろっています。特に、カラーページが楽しみたいという人はスマホで電子書籍を楽しむべきでしょう。筆者は電子ペーパーのもっさり感が嫌派なので、「Kindle Paperwhite」には心の中で別れを告げてしまいました。
格安SIMでも通常のキャリアスマホと同じように読書を快適に楽しめますから、節約できた通信代でマンガや小説の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。
※本記事の内容は、2016年7月19日現在の情報です。