シムキチじゃ。
皆が号泣した「SIMロックの歴史」じゃが、反響が凄くての。毎日色々なところから読み聞かせのオファーをもらっておるよ。
そのうちハリウッドで映画化されるかもしれんの。
「今使っているスマホをSIMロック解除したい!」というお方は、契約中の携帯電話会社に確認するとスムーズらしいですぞ。契約中に確認するのが大事じゃよ。
それから朗報もあるぞよ。
シムオによると、実はキャリアから格安SIMに乗り換える場合でも、SIMロック解除が不要なスマホもあるとか。
あ、そうじゃ!忘れんうちに、「SIMロック解除」の章も付け加えておかんとな・・・
それでは、また次回をお楽しみにの。
今回のマンガをテキストで読む
灯台のあるA島の海辺 空も海も青く、白い客船が停泊している。 シムキチの声「昔々といっても、つい最近まで、ご主人様が別の携帯電話会社へ引っ越す時、スマホはSIMカードを抜き取られーー」 シムオ、意識が朦朧としているスマホを抱きかかえ、新しいSIMをその口にあてがいーー シムオ「さあ、新しいSIMカードだよ。しっかりして!」 スマホ「おえっ……ご、ご主人様、このSIMカードは無理です……」 と、目を閉じぐったりしている。 その横に落ちている「みんなで引越し割」のちらし。その上を蟹が歩いていく。 シムキチの声「引越し先では、電話として生き続けられませんでしたーー」 |
読み聞かせ会場 壇上の椅子にシムキチが座り、「悲しい日本史」という本の読み聞かせを行っている。会場からはすすり泣きが聞こえる。 シムキチ「この状態を人々は『SIMロック』と呼びました」 涙でぐしゃぐしゃの顔のシムジロウ、立ち上がり泣きじゃくりながらーー シムジロウ「た、頼むから、スマホを助けてやってくれよぉ」 スマ穂「(客席の後方からしれっと)SIMロック解除すればいいじゃない」 |
シムジロウ「SIMロック解除!?」 シムオが立ち上がってーー シムオ「今は端末を購入した携帯電話会社にお願いすればSIMロックは解除してもらえるんだよ」 「おーっ!」「ほぉぅ」と、声をあげ感心する聴衆たち。 |
シムジロウ「よーし、みんな!SIMロック解除にいくぞー!」 聴衆「オー!」 シムジロウと聴衆たち、走って行ってしまう。 シムオ「叔父さーん、ネットからでも出来るよ〜」 と、慌てて叫ぶがシムジロウには聞こえない。 スマ穂「(スマホをいじりながら)店頭や電話だと解除料がかかるのよね」 シムキチ「解除が不要なスマホもあるのにの」 と、本を持って帰路につく。 |