通話利用が少ない方は格安SIMにぴったり
格安SIMの通話料は、基本的に30秒あたり22円(税込)です。この料金で1時間通話すると、通話料は2,640円になります。
格安SIMの通話料と大手キャリアの通話料を比較した場合、1カ月の通話利用時間によって30秒あたりの通話料は変わります。
大手キャリアの通話定額プランはどれだけ通話しても1カ月に2~3千円程度の定額料金で設定されているので、長電話する方は大手キャリアの定額プランのほうがおトクです。
通話プランを用意している通信事業者もある
格安SIMの通信事業者によっては、通話料金の割引プランを用意しています。
例えばBIGLOBEモバイルなら、1カ月に最大90分まで通話できて通話料が月々913円(税込)の通話パック90というプランや10分以内の通話がかけ放題でこちらも通話料が月々913円(税込)の10分かけ放題というプランがあります。
通常の通話料と比較するとかなりおトクになります。
通話料を減らせるサービスもある
電話回線での通話以外にも、プレフィックスサービス、IP電話アプリ、無料通話アプリを利用する節約方法もあります。
これらのサービスは利用料が低価格ですが、110、119などの緊急通報やフリーダイヤルに電話をかけられないデメリットがあるので注意しましょう。
通話に関するサービスをいくつか紹介します。
プレフィックスサービス
相手の電話番号の前に4~8桁の番号を付けることで、格安の電話回線を使えるサービスです。
電話をかけるときに自動で番号を付け足してくれるアプリもあるので、いちいち番号を付け足す面倒はありません。
通話回線を利用しているので、通話品質も問題ありません。
IP電話アプリ
インターネット回線を利用した電話サービスで、通話が付いていないデータSIMでも利用できることが特徴です。
IP電話同士なら通話が無料な場合も多く、プレフィックスサービスよりも30秒あたりの価格設定が安い傾向があります。
ただしIP電話は050から始まる電話番号になるため、所有している携帯電話番号をそのまま使用することはできません。
またネット回線が混雑しているときは通話の品質が下がったり、通話が繋がりにくくなったりするデメリットがあります。
無料通話アプリ
LINEやSkypeなどの無料通話ができるアプリです。
同じアプリ同士なら通話が無料だったり、ビデオ通話に対応していたりとアプリごとに異なるサービスが提供されています。
電話番号は取得できないので重要な連絡手段としては他のサービスに劣りますが、友人や家族とおしゃべりする場合には便利です。
通信事業者は、通話サービスも確認を
これらのサービスは、組み合わせるとさらに通話料を節約できます。
格安SIMを利用しようと考えている方は、通信事業者が提供している通話プランの内容や、サービスの内容も確認することをおすすめします。
※本記事の内容は、2016年5月現在の情報であり、紹介している金額はすべて税込です。