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折りたたみスマホは何ができる? Galaxy Z Flipを徹底検証

折りたたみスマホは何ができる? Galaxy Z Flipを徹底検証

折りたたみスマホを試してみた

折りたたみケータイならぬ“折りたたみスマホ”が2020年2月末にauから発売されました。このスマホ「Galaxy Z Flip」は、ディスプレイに特別な部品を使うことで、画面ごと半分にたたんで持ち運べます。

半分にたためると何が便利なのか、実機に触って使い心地を確かめてみました。

折りたためると何が便利?

Galaxy Z Flipは“フォルダブル”というジャンルのスマートフォンです。フォルダブルとは折りたためるディスプレイのことで、スマホでは2018年末頃から数機種の製品が発表されています。

 

Galaxyブランドでスマホを展開するサムスンは、フォルダブルのディスプレイをいち早く製造。この新しいスタイルのスマホを世界に先駆けて投入する大手2社の一角になっています。

2月に発表されたGalaxy Z Flipは同社として2世代目のスマホです。フォルダブルのディスプレイのメリットとはなんでしょうか?

コンパクトに持ち運べる

Galaxy Z Flipの便利さは、「持ち歩きやすい」ということに尽きるでしょう。

InstagramやTwitterのような縦に流して読むSNSが流行っていることで、最近のスマホは大画面化をつづけています。ここ1〜2年では、特に縦方向に細長いスマホが増えてきました。

 

細長いスマホは使うときは便利ですが、持ち運ぶときはポケットに入らないなど、不便な面もあります。ここに目をつけたのが、Galaxy Z Flipです。

▲たたむと縦長スマホXperia 1(右側の青いスマホ)のちょうど半分くらいの大きさになります。

 

先ほど“2世代目のスマホ”と説明した通り、Galaxy Z Flipには折りたたみスマホとしては1つ前の先輩のモデルが存在します。

それは「Galaxy Fold」という機種で、「折りたたむと縦長のスマホとして使えて、広げると大きなタブレットになる」というのが特長でした。

 

それと比べると、Galaxy Z Flipはコンパクトですが、折りたたんだ時に使える機能は限られています。Galaxy Z Flipの特長を説明するなら「スタイリッシュに持ち運べて、プラスアルファでこのスマホならではの機能が使える」という風になります。

▲カラーはミラーブラックとミラーパープルの2色。どちらも光沢感のあるオシャレな色合いです

 

筆者はこのスマホを実際に持ち歩いていますが、やはりジャケットのポケットへの収まりが良く、それでいて使い心地も縦長のスマホと同じような感触なので満足しています。画面の“折り目”の部分には少し凹みがあるのですが、正面から見ると光の反射もなく、ほとんど気になりません。

折りたためるとできること

持ち運びやすさ以外に、このスマホにはいくつか特有の機能が備わっています。

 

分かりやすいのがセルフィー(自撮り)をするための機能です。

このスマホは半分だけ開いた状態で固定できるので、机の上に卓上スタンドなしで設置できます。カメラには「手のひらをかざすとシャッターが切れる」機能が備わっているので、みんなでこのスマホを囲んで写真を撮るのにも便利です。

また、街並みなどを早回し映像で記録する「タイムラプス」を撮るときにも、このスマホなら三脚がいりません。

このスマホは、畳んだときにも実は小さい画面がついています。

ちょうど昔の折りたたみケータイ(フィーチャーフォン)のサブ画面のようにも見えますが、実はフルカラーの画面になっていて、LINEやInstagramなどの通知も読みやすく表示されます。

さらに、閉じた状態で電源ボタンを2度押しするとカメラが起動して、高画質なメインカメラでセルフィーが撮れるという小技も仕込まれています。

折りたたみ以外の性能、見どころは?

ここまで折りたたみの機能を中心に見てきましたが、Galaxy Z Flipは2020年のスマホとしては最高クラスの性能を備えています。動画再生やゲーム、SNSなどスマホでできるあらゆることは、十分に処理できる能力を持っていると言えます。

 

メインカメラはデュアルカメラになっていて、屋内でも屋外でも使いやすい広角カメラと、旅行などで風景を大胆に撮れる超広角カメラという2つの構図を選べるようになっています。

 

セキュリティ機能では電源ボタンに指紋認証センサーを搭載。カメラを使う顔認証も備えています。

 

ただし、注意しておきたいこともあります。このスマホは防水ではなく、おサイフケータイ(FeliCa)にも対応していません(つまりモバイルSuicaも使えません)。

 

また、microSDスロットもないため、写真や動画、アプリなどは本体に保存することになります。その代わり保存領域は大きめの容量が確保されています。

 

具体的な仕様は以下のスペック表でご確認ください。

 

スペック表

メイン画面 約6.7インチ フルHD+ 有機ELディスプレイ
サブ画面 約1.1インチ  有機ELディスプレイ
チップセット(CPU)  Snapdragon 855+ (8コア)
処理メモリ(RAM) 8GB
データ保存用ストレージ(ROM) 256GB
メインカメラ 約1,200万画素(広角)+約1,200万画素(超広角)
大きさ 【閉じたとき】横74mm×縦87mm×厚さ15.5 mm
【開いたとき】横74mm×縦167mm×高さ6.9mm
重さ 約183g

 

気になる価格は?

Galaxy Z Flipは日本ではauが独占で取り扱っています。

 

価格は税込で17万9,360円と、他のスマホよりも高額です(au Online Shopでの発売時価格)。同じ程度の処理性能を持つスマートフォンはおおむね10万円前後で販売されていますので、折りたたみ画面の分だけ販売価格に上乗せされているようなかたちになっています。

 

新しい技術を使っている以上、価格が高くなるのは仕方のないことですが、サムスンでは折りたためる画面のスマホを多く販売していくことで、製造にかかる費用を抑えていく方針をとっています。

数年後には、もっと手頃な折りたたみスマホが販売されるようになるかもしれません。
 

Contributor

石井徹

スマホにハマり100台以上購入。携帯電話専門のニュースサイトで記者を経験後フリーランスに。鉄道旅行好きで全国踏破が目標(残り2県)。ときどき料理男子。

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