ドコモ、ソフトバンク、auといった主要三大キャリアの場合は、スマホとSIMがセットになって提供されるのが通常です。
これに対してMVNOの場合、格安SIMだけでも提供しているので、今使っているスマホに格安SIMを差し替えるだけでおトクに利用することが可能です。
自分のスマホで格安SIMが利用できるかは、MVNO各社が動作確認済み端末を公開していますので、各社のサイトから確認しましょう。
もちろんMVNOでも、スマホとSIMをセットで提供しています。
つまりMVNOの場合、ユーザーが格安SIMだけを契約してもいいし、スマホとSIMをセットで契約してもいいといった選択ができるのです。
ここでは、格安SIMが使える自分に合ったスマホ選びについて考えてみましょう。
ケース別、格安SIMに合ったスマホ選び
ドコモ、ソフトバンク、auのスマホを使う
ドコモのスマホならドコモ系の格安SIM、auのスマホならau系の格安SIMであれば、SIMを差し込めばそのまま使える可能性が高いです。
※ただし、auの場合、2017年8月1日以前に販売されていた機種に関してはSIMロック解除が必要になります。
ソフトバンクのスマホをドコモ系やau系の格安SIMで利用したい場合は、SIMロック解除が必要です。
もちろんMVNO各社のサイトに掲載されている動作確認端末で、手持ちのスマホが動作するかの確認が必要です。
また、SIMの大きさをきちんと確認しましょう(標準SIMか、マイクロSIMか、ナノSIMかを確認する)。
MVNOが販売しているスマホを使う
これは格安SIMを使う上で、最も安全で確実です。MVNOが販売しているスマホは、自社で提供している格安SIMで動作確認をしていることが前提になるからです。
格安SIMを契約してみたはいいが、差し込んでも動作しないといったリスクはありません。
SIMフリースマホを使う
これは格安SIMを使う上で、最も醍醐味のあるケースだと思います。
SIMフリー(キャリアのロックがかかっていない)スマホなら、基本的にはどのMVNOの格安SIMでも利用できます。
ただし、海外のサイトで海外仕様のスマホを購入する場合は、周波数帯のバンドが対応しているか、注意が必要です。
Amazonなどの通販サイトで「SIMフリー スマートフォン」などで検索すると、たくさんの端末が表示されます。
そこから、自分好みのデザインやスペックのものを選んで、MVNOの動作確認端末のリストで契約しようとしている格安SIMが適合するかどうかを確認して、手に入れるのもいいでしょう。
その際には、標準SIMか、マイクロSIMか、ナノSIMかも同時に確認しましょう。
SIMフリースマホを選ぶ時のポイント
SIMフリースマホを選ぶ時のポイントはいくつかあります。
CPUの性能
CPUとは、スマホの頭脳とも言える演算処理を行うチップの事です。
このCPUの性能が高いとスマートフォンの動作もサクサクである度合いが高くなります。
あくまで一般論ですが、オクタコアやクアッドコアというCPUであれば、かなり高性能ですし、デュアルコアだとやや劣り、シングルコアだとやや動作が遅くなるという事は言えると思います。
通販サイトのユーザーレビューなどで使用感を調べてみるのもいいでしょう。
内蔵ストレージの容量
これは、スマホの中のアプリや写真などのデータをためておく場所です。
最近のスマホの一般的な使い方ですと16GB以上は欲しいところかも知れません。
3G対応かLTE対応か
これは、各通信方式に対応しているかどうかです。LTEに対応していれば、より高速なデータ通信が行えます。
いかがでしたか?ぜひ格安SIMならではの選択の幅の広さを楽しんでみてください。
※本記事の内容は、2016年7月19日現在の情報です。