フレッツ光の転用とは?ここでは、フレッツ光の転用の手続きや、メリットとデメリット、注意点についてまとめてご紹介します。

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  • 2 最大通信速度は光回線タイプによって異なります。最大通信速度はお客さまのご利用機器、宅内配線、回線の混雑状況などにより低下します。

フレッツ光から光コラボへの転用とは?

フレッツ光の転用とは、NTT東日本・NTT西日本のフレッツ光から、光コラボレーション事業者(以下光コラボ)へ乗り換えることを指します。
転用では、NTT東日本・NTT西日本の光回線をそのまま利用するため工事は必要なく、契約先をフレッツ光から光コラボに変更する手続きだけで完了することができます。

フレッツ光と光コラボの違いは

フレッツ光は、NTT東日本・NTT西日本が提供しているサービスです。一方で、光コラボは、NTT東日本・NTT西日本からフレッツ光などの提供を受けた事業者が、自社サービスと光アクセスサービス等を組み合わせて、サービスを提供しています。

ちなみに、「転用」と「事業者変更」は混同されがちですが、事業者変更は今契約している光コラボから、他の光コラボ事業者もしくはNTT東日本・NTT西日本のフレッツ光に、契約先を変更することを指します。

光回線の10Gbpsプランに変更したらLANケーブルはどうするの?

フレッツ光と光コラボ、契約中の事業者を確認する方法は?

自分が加入しているインターネット回線が、フレッツ光なのか、光コラボなのか調べたい場合は、契約書や支払明細書を確認してみましょう。記載の事業者名などから、フレッツ光、光コラボ、その他の事業者なのかが確認できます。

また、インターネット上の会員専用サイトから自分の「マイページ」にログインすることで、契約内容や契約事業者名を確認することもできます。または、光コラボであれば光コラボ事業者一覧から調べることも可能です。

光コラボの場合は、インターネット回線料金とプロバイダ料金がまとめて請求されているため、引き落としになっている口座やクレジットカードの内容を確認してみるのもひとつです。

光コラボの多くは「ビッグローブ光」などのように「○○光」というサービス名称が使用されていますが、「光」とついていても、「eo光」「BBIQ光」「auひかり」「NURO光」など、光コラボではなく独自回線を使用しているサービスもあります。

光コラボへ転用するメリット5つ

光回線を転用するメリットはあるのでしょうか。ここでは、フレッツ光から光コラボへ転用するメリットについてまとめてご紹介します。

1. 工事不要で乗り換え可能

転用の場合は、NTT東日本・NTT西日本の光回線をそのまま利用するため、工事の必要がありません。工事日程の調整や立ち会う必要がないメリットも大きいですが、なによりもインターネット回線が利用できない期間がない、というのも大きなメリットです。

つまり、インターネット回線を維持しながら、簡単に乗り換えを検討することが可能です。

2. 月額料金が節約できる可能性がある

転用先の光コラボ事業者によりますが、光コラボは、NTT東日本・NTT西日本のフレッツ光よりも月額料金が安く設定されていることがあります。転用することにより、月額料金が節約できる可能性があります。

3. 契約先の選択肢が複数あり自分に合わせて選択できる

光コラボ事業者は、NTT東日本・NTT西日本よりも多くの契約先から選ぶことができます。光コラボは、各事業者で料金プランやオプションサービスが異なるため、自分に合ったサービスを選ぶことができます。

4. 請求や問い合わせが一本化できる

光コラボは、プロバイダ料金とセットで提供されるため、別途プロバイダ契約する必要がありません。請求が一本化できるので、支払いがスムーズになります。

さらに、問い合わせ時にもプロバイダや光回線ごとに連絡する必要がなく、窓口がひとつになりますので、何らかのトラブルがあってもスムーズに解決できます。

5. 転用による特典やスマホセット割を受けられる可能性も

光コラボ事業者では、乗り換えによる特典を提供していることが多々あるため、転用による特典が得られることもあります。また、スマホ回線と併用するとセット割サービスを提供している事業者もあるので、スマホセット割を受けられる可能性もあります。

光コラボへの転用のデメリットや注意点

光コラボへ転用するとき、いくつか注意したい点もあります。光コラボへの転用を検討する際は、以下のデメリットや注意点を踏まえて検討しましょう。

プロバイダにより解約金・違約金が発生する

フレッツ光を提供しているNTT東日本・NTT西日本から、転用による解約金は請求されません。しかし、転用のタイミングにより、プロバイダの解約金や違約金が発生することがあります。

解約金や違約金が発生しないケースもありますので、個別に契約書を確認し、不安であればプロバイダに問い合わせをしておきましょう。

フレッツ光の開通工事残債の支払いは転用先の光コラボ事業者により変わる

フレッツ光の契約時に、開通工事費を分割支払いにしていた場合は、残債の取り扱いについて、転用先の光コラボに確認しておく必要があります。

一般的には、転用先の光コラボ事業者で、引き続き分割支払いができるケースが多いですが、請求金額や請求期間に変更があることもあります。現在の工事費残債の確認や、転用後の工事費の残債の取り扱いについて、確認しておきましょう。

NTT東日本・NTT西日本のサポートを受けられなくなる

転用後は、NTT東日本・NTT西日本との契約はなくなりますので、NTT東日本・NTT西日本のサポートではなく、光コラボ事業者のサポートを受けることになります。

光コラボ事業者への問い合わせ時に、連絡先がLINEやチャットのみなのか、電話での問い合わせも可能なのか、といったサポート体制について確認しておくと安心です。

フレッツ光の一部のサービスが利用できなくなる

転用後、NTT東日本・NTT西日本の会員制のプログラムサービスや、対象ショップの請求をまとめて支払いできるサービスなど、一部のフレッツ光サービスが利用できなくなります。ポイントサービスは、転用前にポイントを消費するなどしておくと良いでしょう。

転用してもIDとひかり電話番号は引き継げる?

転用の場合は、基本的に「お客さまID」や「ひかり電話番号」はそのままで、光コラボ事業者のサービスに切り替えることができます。例外として、 転用と同時にサービスタイプの変更や移転などが伴う場合は、変更があることもあります。転用先の光コラボ事業者に、念のため確認しておくと良いでしょう。

フレッツ光から光コラボへ転用する際の手順

フレッツ光からの光コラボへ転用する際、具体的にはどのような手順で進めていけば良いのでしょうか。ここでは、フレッツ光から光コラボへ転用する際の手順について確認していきましょう。

転用の手続きは、以下の流れで進められます。

  • 「お客さまID」、「ひかり電話番号」などの必要情報を準備する
  • NTT東日本・NTT西日本から「転用変更承諾番号」を取得する
  • 光コラボ事業者へ転用の申し込み手続きをする

まずは、フレッツ光の契約書等を準備しておき、「お客さまID」「ひかり電話番号」もしくは「契約者の連絡先電話番号」「契約者氏名」「利用場所住所」「利用料金の支払方法」の情報を準備しておきます。

次に、NTT東日本・NTT西日本のフレッツ光から、「転用承諾番号」を取得します。フレッツ光の公式サイトや電話で取得することができます。「転用承諾番号」の有効期限は15日となっています。
転用先の光コラボ事業者によっては、“「転用承諾番号」を取得後XX日以内に申し込みが必要”という期限が設けられていることもありますので、事前に転用承諾番号の番号取得のタイミングを確認しておきましょう。

光コラボ事業者の選び方をチェック!

光コラボ事業者は多々サービス展開されており、どれを選べば良いか迷ってしまいます。ここでは、光コラボ事業者の選び方について確認していきましょう。

サポート体制が自分に合っているか

光コラボ事業者によって、サポート体制がまちまちです。なにかトラブルがあった際に、公式サイト上でFAQなどが充実しているか、問い合わせ先がチャットのみとなるのか、あるいは電話での問い合わせが可能なのか、といった違いもあります。

転居や解約など、いざ手続きについて知りたいときに、手続き方法や問い合わせ先がわからないということがないように、必要なサポートが受けられるか確認しておく方が安心です。

料金プランや支払方法、オプションやセット割、特典などの充実度

料金プランの見直しや、特典を得るために転用を検討しているのであれば、月額料金や特典などのメリットが大きい光コラボ事業者をピックアップしてみるのも良いでしょう。

ルーターレンタルなどのオプションサービスでインターネットがより快適に利用できたり、スマホセット割を利用すれば、固定費削減につながります。

さらに、転用による月額料金の割引などの特典が享受できたり、多様な支払方法に対応していると得られるメリットが大きくなります。

高速回線に対応しているか

光回線を利用したい、と考えている方は、やはりインターネットの通信品質や回線速度を重視していることが多いのではないでしょうか。その場合、IPv6(IPoE)接続サービスへの対応や、10Gbpsの回線タイプに対応している光コラボ事業者を目安に選ぶと良いでしょう。

賃貸物件で光回線が導入済みかどうか確認する方法

自分にぴったりの光回線を選ぼう!

光回線の料金を重視する場合や、光回線の請求・問い合わせ先を一本化したい場合は、光コラボへの転用を検討してみても良いかもしれません。ただし、すべての光コラボがフレッツ光よりも安くなるというわけではありません。

また、不適切な電話勧誘を行う代理店もあり、トラブルが発生しているケースもあります。光回線の転用を検討する際は、ぜひ参考にしてみてください。