近年、注目を集めているのが「メッシュWi-Fi」と呼ばれる通信形態です。従来のWi-Fiが基本的に一台で作動するのに対し、メッシュWi-Fiは親機(メインルーター)と中継器(サテライトルーター)の二台以上で構成されています。複数の機器が作動することによって、まるで網目(メッシュ)のように、安定したWi-Fi電波を広範囲に届けられる仕組みになっています。
メッシュWi-Fiは通常のWi-Fiよりも広範囲を網羅しますが、通信速度が遅いと感じる場合もあります。この記事では、メッシュWi-Fiが遅い場合の主な原因とその対処法について調べてみました。

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メッシュWi-Fiが遅い原因は?

メッシュWi-Fiを導入したからには、それまでと比べて速度もグンと上がるのでは?と思いがちですよね。でも実は、メッシュWi-Fiにすることでむしろ通信速度が遅くなる場合もあります。メッシュWi-Fiはメインルーターとサテライトルーター、少なくとも二台以上の複数のルーターが連携し合うことで電波の範囲を広げてくれます。しかし、ルーターの数が多いとそれだけ情報の経由ポイントも多くなりますから、単体で使う従来のWi-Fiルーターと比べて速度が落ちると感じることもあるのです。従来のWi-Fiより広い範囲まで電波が広がるのは大きなメリットですが、速くなるわけではないんですね。

それでは、メッシュWi-Fiが遅いと感じた時、試していただきたい対処法を紹介しましょう。

対処法その1:電源を一度落として再起動する

多くの電子機器は、何かトラブルが起きた場合は再起動すると解決することがあります。メッシュWi-Fiも、速度の遅さを感じたらひとまず電源を落としてみましょう。また、使っているパソコンやスマホも、一度電源を落とすことをおすすめします。どちらも一度リセットすることで、通信速度が回復する可能性が高まります。
メッシュWi-Fiは新しいWi-Fiの形ですが、電子機器であることに変わりはありません。何らかの違和感が生じたら、再起動してリセットすることをまずは試したいですね。

対処法その2:設置場所を変えてみる

従来のWi-Fiルーターと同じく、メッシュWi-Fiも設置場所によっては通信速度を妨げてしまいます。以下のような場所は、あまりおすすめとは言えません。

  • テレビや電子レンジなど、他の大型電子機器に近い場所
  • 床の上または床に近くて低い場所
  • 窓や水槽に近い場所
  • 本や雑貨などに囲まれた場所

これらの場所に設置すると、Wi-Fi電波が通りにくくなり、通信速度も下がってしまいます。できれば高い棚の上など、なるべく遮るものが少ないところを選びましょう。また、メインルーターとサテライトルーターは、近すぎても遠すぎても電波の混乱が起きやすくなります。それぞれの機器の役割が十分に発揮できるよう、適切な位置に置きたいですね。

対処法その3:サテライトルーターを増やす

メッシュWi-Fiは、メインルーターとサテライトルーターで、最低でも二台の機器を設置する必要があります。4LDK以上や三階建て以上など自宅が広い場合や、インターネット機器を使う家族が多い場合は、サテライトルーターを二台以上に増やすことで各ルーターへの負担が減り、結果として速度の向上に繋がることがあります。この場合、各階の違う部屋にサテライトルーターを設置することを検討してみましょう。

  • サテライトルーターの最大設置台数は製品によって異なります。製品の公式ページを確認してください。

以上、メッシュWi-Fiが遅いと感じたら試していただきたいことを三つご紹介しました。従来のWi-Fiの進化型と言えるメッシュWi-Fi。それまで使っていたルーターを新しくする機会があれば、ぜひ検討したいですね。

ちなみに、メッシュWi-Fiは「ビッグローブ光」でも取り扱っています。高速大容量のIPv6対応で、速度の安定はもちろんセキュリティ対応も充実! 詳しくは公式サイトをご確認ください。

  • この記事の内容は2023年2月時点の情報です。

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