オンラインゲームを楽しむためには、インターネット回線の速度や安定性が不可欠!パソコン本体のスペックはもちろん大切ですが、特にリアルタイムで進行するオンラインゲームにおいて、「ネット環境」は無視のできない重要なポイントです。

少し検索してみるだけでも、「オンラインゲームにおすすめの光回線」といったページがたくさんヒットしますが、本記事で取り上げるのは「WiMAX」について。いろいろな評判の声がありますが、はたしてWiMAX回線はオンラインゲームに適しているのでしょうか?

WiMAXとは?オンラインゲームは快適に楽しめる?

WiMAXは、無線通信技術の一種。正確には「Worldwide Interoperability for Microwave Access」を略した単語であり、広い地域でモバイル回線を提供しているサービス名でもあります。

「無線通信」の技術であるWiMAXは、種別としてはスマートフォンの4G LTE回線などと同様のものと言えます。

では、そんなWiMAX回線は、オンラインゲームを快適にプレイするための条件を満たしているのでしょうか。

快適にゲームをするには「Ping値」をチェック!

オンラインゲームをプレイするにあたって大切な要素として、「Ping値」の存在があります。

これは、インターネット上でデータを送受信するときにかかる時間を指すもの。送信したデータが返ってくるまでの「応答速度」と言い換えてもいいかもしれません。単位はms(ミリセカンド)で表され、この数値が小さければ小さいほど「応答速度が速い」といえます。

複数のプレイヤーがリアルタイムにやり取りを行うオンラインゲームにおいては、この「応答速度」が非常に重要。なぜなら、Ping値が大きいと画面のカクつきや操作の遅延が起こりやすくなる、いわゆる「ラグ」が発生しやすくなるからです。

オンラインゲームを快適に楽しむために必要なPing値の目安は、50ms以下。WiMAXのPing値は、平均35〜45msと言われています。数値上は問題ありませんが、WiMAXのPing値は利用する場所や時間帯に影響を受ける場合があるため、注意が必要です。

また、「50ms以下」も参考数値のひとつに過ぎませんし、Ping値の目安は遊ぶゲームのジャンルによっても異なります。次の項目で詳しく見ていきましょう。

ケース別のPing値の目安は?

Ping値は小さければ小さいほど良いものですが、実際問題として、1桁台に抑えるのは非常に困難です。また、ジャンルによっては、Ping値をそこまで気にせずとも遊べるオンラインゲームもあります。

ここでは、ゲーム機やジャンルといったケース別に、目安となるPing値を見ていきましょう。

オンラインFPSゲームの場合

近年はバトルロイヤルが人気の、FPSゲーム。リアルタイムで対人戦を行うFPS/TPSで必要なPing値の目安は、15〜30ms以下とされています。

特に大勢が同じフィールドで戦うようなタイトルでは、なるべくPing値を下げるに越したことはありません。30ms以上だとラグが発生する可能性が高まるため、15ms程度に抑えるのが理想です。

WiMAXのPing値が平均35〜45msであると想定すると、オンラインFPSを遊ぶ場合は、若干のラグは許容しながらのプレイになるかもしれません。人によって許容範囲は異なりますし、目に見えてガクガクになるほどではないかと思いますので、実際にプレイしてみて、気になるようなら有線接続に切り替えましょう。

PS4/PS5のオンラインゲームの場合

PS4/PS5などのゲーム機でも、WiMAXを使った無線接続でオンラインゲームを楽しむことができます。

Ping値の目安はゲームのジャンルにもよりますが、プレイヤーの多くが有線接続でゲームを遊んでいることを鑑みると、有線接続が理想だと言えるでしょう。MMORPGなら50ms以下でも問題なくプレイできますが、FPSなどの場合はやはり30ms以下に抑えたいところです。

オンライン格闘ゲームの場合

格闘ゲームは、あらゆるゲームのなかでも、トップレベルでPing値を抑えたいジャンルだと言えます。

格ゲーと言えば、熟練のプレイヤーともなると、0.1秒単位の世界で戦っているジャンルのゲーム。応答速度の速さがそのまま勝敗に直結するため、Ping値も常に15ms以下で安定させたいところ。ですので、無線通信のWiMAXでプレイするのは、あまりおすすめできないジャンルだと言わざるを得ません。

オンラインスマホゲームの場合

スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末に対応しているオンラインゲームは、ジャンルを問わず、基本的にはWiMAXでも問題なくプレイできます。バトルロイヤルゲームでもストレスはないでしょう。

先ほどは「FPSはPing値が低いほどよい」と説明しましたが、基本が無線通信であるスマホ向けタイトルの多くは、50〜100msほどのPing値でもプレイに支障をきたしませんし、WiMAXでも十分に楽しくプレイできます。

WiMAXでオンラインゲームをプレイするメリット・デメリット・注意点は?

それでは、ここまでの説明を踏まえつつ、WiMAXでオンラインゲームをプレイすることのメリットとデメリット、そして注意点を整理してみましょう。

WiMAXでオンラインゲームをするメリット

  • 自宅以外でもオンラインゲームができる
  • 回線工事が不要で、すぐに使える

WiMAXならではのメリットとしては、やはり何よりも「無線通信」であることが挙げられます。自宅はもちろん、外へ持ち出して接続することも可能。

これは少数事例かと思いますが、自宅では有線の光回線でオンラインゲームを遊んでいる一方で、「出張先でもゲームをするために、WiMAXとゲーミングノートPCを持って行っている」というコアなゲーマーもいると聞きます。そのような人にとっては、WiMAXも選択肢に入ってくるでしょう。

また、回線工事が不要で、端末が届けばすぐに利用できる点も、WiMAXのメリット。「住宅環境の問題で、どうしても回線工事ができない」という人にとっては、WiMAXの手軽さと通信性能の高さは、十分に魅力的に映ります。

WiMAXでオンラインゲームをするデメリット

  • ジャンルによっては遅延の問題でプレイしにくい
  • 高画質でのプレイは難しい
  • 通信制限に引っかかる可能性がある

逆にデメリットとしては、言うまでもなく遅延の問題が挙げられますね。有線回線と比べてPing値が高くなりやすく、通信速度は安定していたとしても、応答速度の問題でラグが発生しやすい傾向があります。

また、美麗でハイクオリティなビジュアルを売りにしている最新のゲームをWiMAXでプレイする場合は、ビジュアル設定を落としておく必要があるかもしれません。

というのも、高画質のデータは容量も大きく、通信制限に引っかかる可能性が出てくるからです。有線接続でも読み込むのに時間がかかるゲームも最近はありますし、そのような大容量のデータのやり取りが継続して発生すると考えると、WiMAXはあまりおすすめできません。

WiMAXでオンラインゲームをするときの注意点

改めて最後に、WiMAXでオンラインゲームをプレイするときの注意点を確認しておきましょう。

  • 遅延が発生しやすく、FPSや格闘ゲームには不向き
  • WiMAXルーターと端末の位置をなるべく近づける
  • Ping値をなるべく下げたい場合は、混雑しない時間帯に遊ぶ
  • 大容量のデータ通信によって、速度制限に引っかかる可能性がある
  • 大容量のデータ通信を避けたい場合は、画質などの設定を下げておく
  • 周波数帯を2.4GHz帯から5GHz帯に切り替えると、Ping値が改善する可能性がある

いずれもちょっとした工夫ではありますが、WiMAXの特徴と性質を踏まえた設定を行うことで、無線通信でもそれなりに快適にオンラインゲームを遊べるかもしれません。この記事の存在が少しでも参考になれば幸いです。

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以上、WiMAX回線を使ったオンラインゲームのプレイについてまとめてきました。

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