高速通信が魅力のWiMAXですが、通信サービスにはトラブルが付き物。WiMAXに限った話ではありませんが、急にインターネットに繋がらなくなってしまうと焦るし困りますよね。
回線不良の原因もさまざまですが、具体的にはどのような原因が考えられるのでしょうか。
本記事では、WiMAXが繋がりにくくなる原因と、その対処法を解説。まずおすすめしたいのは「再起動する」ことですが、それでは直らないケースも取り上げつつ説明していきます。接続不良で困っている方の手助けとなれば幸いです。
WiMAXが繋がらない!考えられる8つの原因と対処法
通信における「接続不良」には、さまざまなパターンが考えられます。
周囲の環境の問題で電波が届きにくくなっていたり、端末に問題が発生していたり、あるいはインターネット回線自体に障害が発生していたり。
「再起動したら直った」というケースも多いため、端末の再起動を試してみる価値はあります。ですが、当然それだけでは回復しないケースもありますし、原因ごとに対処法も異なりますので、まずは何が問題になっているのかを把握しましょう。
では早速、考えられる原因と対処法を以下にまとめていきます。当てはまりそうなものがないかチェックしてみてください。
1. ルーターやPCの不具合
まず考えられるのが、インターネットに接続しているルーターやパソコン、スマートフォンなど端末自身の不具合です。
パッと見て不具合が発生しているかどうかはわからないため、判断が難しいところではありますが、特にルーターはただでさえ利用頻度の高い端末です。長時間にわたって起動し続けていたことで、何らかの不調をきたしていたとしても不思議ではありません。
対処法「ルーターを再起動する」
外部からは不具合の有無がわからないとしても、端末を再起動することで問題が解消される場合があります。
ルーターの再起動の方法は製品によって異なりますが、基本的には「電源ボタンを長押しして電源をOFFにしてから、改めて電源をONにする」ことで再起動されます。ルーター本体に「再起動」の項目がある場合もありますので、説明書をチェックしてみてください。
また、接続しているパソコンやスマートフォンも同様に再起動してみましょう。端末の状態をある意味で「リセット」する操作ですので、再起動によって回復することは珍しくありません。繰り返しになりますが、まずは再起動を試してみましょう。
2. ルーターと距離がある or 遮蔽物がある
「ルーターと通信機器(パソコンやスマホ)の距離が離れていて電波が届きにくくなっている」といったケースも考えられます。もしくは、「ルーターと通信機器のあいだに遮蔽物がある」可能性もあるでしょう。
最近のルーターは高性能ではありますが、それでも万能ではありません。距離が離れれば電波を捉えづらくなりますし、壁や大きな家具などの遮蔽物・障害物があれば電波が阻害されてしまいます。
対処法「ルーターと通信機器の距離を近づける」
この場合は物理的な問題ですので、シンプルに「ルーターと通信機器の距離を近づける」ことで解消されます。スマホを使っている場合は自分から近づいてもいいですし、ルーターを置く位置を調整するだけでも繋がりやすくなることがあります。試してみましょう。
3. 家電などの電波が干渉している
遮蔽物の問題とは別に、「家電から電波干渉を受ける」ことで接続不良に陥ることもあります。
家電の種類もさまざまですが、チェックするべきは電波を発生するタイプのもの。
電子レンジはもちろん、テレビやスマートスピーカー、コードレスの電話機などが、電波干渉を引き起こす可能性があります。これらの家電はWi-Fiと近い周波数帯の電波を発しており、それが干渉してインターネットに繋がりにくくなるわけです。
対処法「ルーターと家電の距離を離す」「周波数帯を5GHzに切り替える」
この場合の対処法も至ってシンプルで、ルーターの周囲に家電を置かないように配置を変更すればOKです。
ただしルーターと家電との距離が離れていても、家電を中間に挟むような形でルーターと通信機器が設置されていると、電波が干渉してしまうかもしれません。「ルーターと通信機器のあいだには、なるべく障害物や家電を置かないようにする」ことを心がけましょう。
また、「Wi-Fiの周波数帯を周囲の電波が干渉しないように変更する」方法も有効です。ルーター側で周波数帯を5GHzに切り替えれば、電子レンジなどの家電の電波が干渉することはなくなります。ルーターの設定を変えられる場合は、この方法がおすすめです。
4. ルーターにたくさんの端末を同時接続している
WiMAXの最新のWi-Fiルーターは、10台以上の端末を同時に接続できます。
とはいえ、多くの端末を繋いで通信し続けていると、さすがにルーター側でも処理しきれなくなることがあります。また、上限を超えて接続すると、通信が切れたり、つながりにくくなってしまうので注意しましょう。
対処法「使わない端末は接続を切る」
接続台数が多いと感じたら、頻繁に使うパソコンやスマートフォン以外はなるべくこまめに接続を切ることをおすすめします。
いちいち設定画面を開くのは面倒かと思いますので、「使っていない端末の電源自体を切ってしまう」くらいでもいいかもしれません。節電のメリットもあります。
5. Wi-Fiの設定が間違っている or 接続が切れている
何かの拍子にWi-Fiの接続設定が変更され、通信機器との接続が切れてしまっているという可能性もあります。念のため確認してみましょう。
SSIDやパスワードが間違っていて、エラーが出ていないかどうか、接続されているように見えて、実は別のWi-Fiに繋がっていないかどうかなど。特に出先では、「WiMAXに接続していると思ったらフリーWi-Fiだった」といったこともありえます。
対処法「設定を確認して再接続する」
単純に接続が切れているだけですので、Wi-Fi設定を開いてWiMAXに再接続すればOKです。設定画面から「Wi-Fi」または「ネットワーク」の項目を探して、設定内容を見直しつつ、改めて接続してみてください。
6. 速度制限がかかっている
2022年9月現在、WiMAXの「ギガ放題プラン」にはデータ通信量の上限がなく、基本的には多くの通信をしても速度制限はかかりません。
しかし一方で、有料オプションの「プラスエリアモード」には月間15GBの上限があり、超えると当月中は速度制限がかかります。インターネットには接続できますが、通信速度が遅くなることで「繋がりにくい」と感じているのかもしれません。
対処法「スタンダードモードを利用する」
プラスエリアモードにかかっている速度制限については、翌月になるまで待つほかありません。ただ、速度制限がかかるのはプラスエリアモードだけですので、スタンダードモードに切り替えれば通常通りにインターネットを使えます。
7. 対応エリアの圏外にいる
全国各地の広いエリアで利用できるWiMAXですが、山間部など対応していない地域も一部あります。移動して対応エリアの圏外に出てしまえば当然、インターネットには接続できません。
対処法「対応エリア圏内に移動する」「プラスエリアモードに切り替える」
圏外にいる以上はどうしようもありませんので、WiMAXが使えるエリア内に移動しましょう。出先で困らないようにするためにも、遠くへ出かける際にはあらかじめ対応サービスエリアのページをチェックしておきたいところですね。
また、スタンダードモードから有料オプションのプラスエリアモードに切り替えることで、インターネットに接続できるかもしれません。より広範囲で通信ができるモードですが、それでも繋がらない地域もありますので、やはり事前に対応エリアを確認しておきましょう。
8. 回線が混雑している or 通信障害が発生している
ルーターや端末が不具合なく動作しており、物理的にも離れていないし障害物もない、速度制限も該当しないし対応エリアの圏外にいるわけでもない。にもかかわらずインターネットに接続できないということでしたら、「回線」の側に問題があるのかもしれません。
大勢のユーザーが接続していて回線が混雑しているか、あるいは通信障害によってネットワーク全体が使えなくなっているなどの場合です。通信障害が発生しているかどうかは、プロバイダのホームページで確認できます。
対処法「混雑する時間帯を避ける」「復旧を待つ」
通信障害はユーザー側ではどうにもならない問題ですので、復旧を待つほかありません。回線の混雑に関しても、混雑しそうな時間を避けてインターネットを使うのが無難でしょう。
もし混雑が原因で頻繁に繋がりにくくなるということでしたら、別の回線に乗り換えるのもひとつの手です。現在は多くの選択肢がありますので、通信の速度や安定性が気になる方は、改めて検討してみてはいかがでしょうか。
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