スマホは携帯性にすぐれ、どこにでも持ち運べて非常に便利。ただ、ゲームや動画などの映像系コンテンツでは、画面の小ささから「迫力が足りない」「操作感が悪い」などストレスの原因になることもあります。
そんなちょっとした不満を解決してくれるのが、スマホに繋いで使用できるモバイルモニターです。モバイルモニターの概要とメリットを紹介していきます。
目次
モバイルモニターとは
モバイルモニターを一言で言うと「持ち運べるタイプのサブディスプレイ」です。スマホやノートPCに接続して、画面を大きく表示することができるものです。
スマホの機種によっては「PCモード」を搭載しているものもあり、接続するとPCのような画面でモニターを操作できるようになります。
タブレットとの違いは?
モバイルモニターとタブレットはよく比較されますが、この二つの最も大きな違いは「単体で機能できるかどうか」です。
モバイルモニターの機能は「スマホやPCの画面の表示」や「モニターを通した本体の操作」などに限定され、OSも搭載されていません。
あくまでスマホやPC本体を使うためのインターフェースの一つなので、モニター単体では使えない点に注意が必要です。
モバイルモニターの種類と選ぶ基準
モバイルモニターはさまざまな種類が用意されており、それぞれ使用感が異なります。機種によって細かい違いはありますが、使い勝手に影響するポイントは主に以下の4点です。
画面の大きさ |
使用感・携帯性に直結する。 13.3インチと15.6インチが主流。 |
タッチパネルの有無 |
価格と使用感に影響する。 タッチパネルがあればタブレットのように操作できるがやや価格帯が上がる。 |
バッテリー搭載の有無 |
モバイルモニター本体のバッテリーの有無。 無い場合はスマホ本体から給電するためモバイルバッテリーとの併用がおすすめ。 |
本体の重量 |
持ち運ぶ際の負担に直結する。 700g前後におさえられているものが多いが1kg近いモデルも存在する。 |
実際に商品を検討する際は、最低限、以上の点は注意してみてみるようにしましょう。
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モバイルモニターのメリット
では、具体的にモバイルモニターを持つとどんな風に便利に使えるのでしょうか。おすすめの使い方を三つ紹介します。
映像コンテンツを大きな画面で楽しめる
モバイルモニターを使用すると映像コンテンツを大きな画面で楽しむことができます。
動画の視聴やスマホゲームのプレイでは、画面が小さいことでストレスになることもあるでしょう。特に映画の視聴やアクション系ゲームのプレイでは不満を感じることが多いです。
こんなとき、モバイルモニターがあると、画面が小さいことからくるストレスやイライラは大幅に軽減できます。
外出先での打ち合わせに活用できる
モバイルモニターはビジネスシーンでも活躍できます。スマホの画面を映し出すことができるため、紙の資料を持ち運ぶ必要がありません。
会議室であればプロジェクターを使用できたけど、外出先の仕事では紙の資料を大量に印刷して持ち運んでいた。こんな方にもモバイルモニターはおすすめできます。
低価格で購入できる
「タブレットを使えばよいのでは?」と思う方もいるかと思いますが、価格の点でもモバイルモニターは魅力的です。
モバイルモニターは、タッチパネル搭載の機種でも2万円から3万円の価格が主流です。タブレットを購入する場合と比較すると大きく予算をおさえられます。
もちろん、タブレットとモバイルモニターは根本的に機能が異なるため単純に比較はできません。ただ、スマホを大きな画面で使うことが目的であれば、モバイルモニターでも十分に役目を果たすことができます。
モバイルモニターを使用する際の注意点
タブレットに近い感覚で持ち歩くことができるモバイルモニターですが、一方で使用にあたっての注意点が存在します。
スマホのバッテリーの消費スピードが上がる
モバイルモニターの電力供給に注意してください。バッテリーを内蔵していないタイプのモニターだと、使用中の電力はスマホから供給するため、バッテリーの減るスピードが大幅に上がってしまいます。
スマホと繋いで使う場合、モバイルバッテリーを併用するか、バッテリー内蔵タイプを選ぶのがおすすめです。
接続端子の種類に注意する
モバイルモニターが対応している接続形式も購入前に確認してください。スマホと対応端子が異なる場合、変換アダプターが必要になります。
モバイルモニターの接続端子としては、以下が採用されていることが多いです。
・USB Type-C
・mini HDMI
・HDMI
自分のスマホの接続形式に対応しているか、商品説明をしっかりと確認してから購入を検討しましょう。
大きな画面でスマホを操作するなら一考の余地あり
モバイルモニターとタブレットのどちらが適しているかは使用目的によって異なります。「大きい画面でスマホを使いたい」「ゲーム画面や動画をストレスなく見たい」という希望があるなら、安価で購入できるモバイルモニターを選択する余地はあるでしょう。ぜひ検討してみてください。