その名の通り、5G回線を使った高速通信が可能な「WiMAX +5G」。

サービス開始からしばらく経ち、5G対応エリアも徐々に拡大。それに伴ってユーザー数も増えつつあるようです。当初は「速度制限がかかって使いづらい」という声も聞かれていましたが、現在はどうなっているのでしょうか。

「WiMAX +5Gには速度制限がない」って本当?

結論から言うと、2024年1月現在、WiMAX +5Gの「ギガ放題プラスS」プランには通信速度制限がありません。データ通信量を気にすることなく、「使い放題」の形でインターネットに接続できます。

ただ、冒頭で紹介した「速度制限がかかって使いづらい」というユーザーの声が過去にあったことは事実ですし、「一定の条件を満たすと速度が制限される」という話も聞きます。いったいどういうことなのでしょうか。順を追って確認していきましょう。

WiMAX 2+は「3日間で10GB」を使うと速度制限がかかっていた

現在は「WiMAX +5G」を主力サービスとしているWiMAXですが、これまでは「WiMAX 2+」をメインのサービスとして展開していました。

高速通信を謳っていたWiMAX 2+ですが、ユーザーからの不満の声がゼロだったわけではありません。3日間で10GB以上の通信を行うと速度制限がかかるため、不便に感じていた人も少なからずいたようです。

当初はWiMAX +5Gにも「3日間で15GB」の制限があった

そんななか、2021年4月にスタートした新サービスが、「WiMAX +5G」です。文字通り5G回線を使えるようになっただけでなく、auの4G LTEにも対応。これによって、利用可能エリアも拡大しました。

WiMAX +5Gの提供開始に伴い、新たな料金プランもスタート。このプランでは、WiMAX 2+に加えて、一部の5Gと4G LTEを月間データ容量上限なしで使えることを売りとしていました。

ところが、このプランには次のような注意書きも添えられていたのです。

“直近3日間にご利用の通信量が合計15GB以上の場合、ネットワーク混雑時間帯に通信速度が概ね1Mbpsの制限を行います。” (https://www.uqwimax.jp/annai/news_release/202103312.html より)

「データ容量上限なし」との記載がある一方で、「3日間で15GB」を使うと速度制限がかかるルールになっていたわけですね。

もちろん、WiMAX 2+の「3日間で10GB」と比べれば緩和されていますし、これだけ大容量の通信を行うことはそうそうないでしょう。ですが、しばらくはこの「速度制限」の存在が、WiMAXを選ぶ際のデメリットとして挙げられがちだったようです。

2022年2月、ついに速度制限を撤廃!

このように、WiMAX +5Gのネックとなっていた速度制限ですが、2022年2月に撤廃されました。

前述の通り、現在は速度制限を気にすることなくインターネットを使えるようになっています。高画質の動画を長時間にわたって見るような場合でも、通信量を意識する必要はありません。

ただし、さすがに「完全無制限」とするわけにはいきませんので、公式サイトには以下のような文言があります。

“一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。” (https://www.uqwimax.jp/wimax/plan/note/5g_speedlimit_15/ より)

具体的な数値が書かれていないのが気になりますが、よほど極端な使い方をしないかぎりは問題ないと考えていいでしょう。ネット上では「100GB使っても大丈夫だった」「50GB使ったら制限がかかった」などの声があり、制限の基準はまちまちとなっているようです。

BIGLOBE WiMAX +5Gの通信速度・速度制限についてはこちら

WiMAX +5GとWiMAX 2+は何が違うのか

ところで、ここまでの説明で取り上げていた「WiMAX +5G」と「WiMAX 2+」について、どのような違いがあるのかピンときていない方もいるかもしれません。

前提としては、前述のとおりWiMAX 2+の後継サービスとしてスタートしたのが、WiMAX +5Gとなります。具体的にはどのような点が強化されたのか、3つのポイントから整理してみましょう。

ポイント1「WiMAX +5Gは光回線レベルの高速通信ができる場合がある」

5G回線に対応しているWiMAX +5Gは、下りで4.2Gbpsもの最高通信速度を記録する場合があります。

「でも、5G非対応の地域なら意味がないんじゃない?」と思う方もいるかもしれませんが、WiMAX +5Gではau LTEとau 5G回線が使えます。

また、昨今の5Gサービスの拡大に伴って、「WiMAX 2+の最大速度が220Mbpsに抑えられている地域が広がっている」という現状もあります。この速度変更は全国で順次適用されているため、なるべく早くWiMAX +5Gに乗り換えたほうがいいでしょう。

ポイント2「4G LTE回線の採用によって通信エリアが大幅に拡大した」

ポイント1で「WiMAX +5Gではauの4G LTE回線が使える」と説明しましたが、この4G LTE回線は、幅広いエリアで利用できます。

WiMAX 2+は非対応の地域もありますし、通信環境によっては「たまに繋がりにくくなる」という声もたびたび聞かれていました。大手キャリアであるauの回線を使えるWiMAX +5Gでは、このような問題もほぼ解消されていると言ってしまって良いでしょう。

ポイント3「通信速度制限がない」

そして最後のポイントが、本記事でも取り上げてきた「通信速度制限がない」という点です。繰り返しになりますが、WiMAX +5Gの「ギガ放題プラスS」プランには通信速度制限がなく、通信量も無制限で使うことができます。ただし、プラスエリアモードには月間30GBのデータ通信容量制限がありますので、注意しましょう。

WiMAX +5Gに乗り換える方法

では、WiMAX 2+からWiMAX +5Gに乗り換えるには、どうすれば良いのでしょうか。

1. 現在契約中のプロバイダでプランを切り替える

簡単かつ手軽なのは、利用中のプロバイダでWiMAX +5Gのプランに切り替える方法です。

先ほどふれた「WiMAX 2+の220Mbps制限」の問題もあり、現在は各社がWiMAX 2+からWiMAX +5Gへの移行を積極的に推し進めています。利用中のプランにもよりますが、乗り換えのための手数料が無料になるキャンペーンを実施しているサービスもあります。

もちろん、同じサービス内での切り替えですので、面倒な手続きなども必要ありません。なお、BIGLOBE WiMAX 2+をご利用の方は特典を利用しておトクに乗り換えることができますので、下記ページから申し込んでみてください。

BIGLOBE WiMAX +5Gへの乗り換えはこちらから

2. 別のプロバイダのWiMAX +5Gに乗り換える

もうひとつは、現在利用中のプロバイダを解約して、別のサービスのWiMAX +5Gに乗り換える方法。解約と新規契約の手続きがそれぞれ必要になるため、若干の手間はかかりますが、場合によっては乗り換えるメリットもあります。

たとえば、新規契約者向けのキャッシュバックキャンペーンなどを利用することで、費用を抑えられるケース。現在のプロバイダのまま5Gのプランに切り替えると費用が発生する場合は、解約して乗り換え先の新規契約者向けキャンペーンを利用したほうが安く済みます。

速度制限が撤廃されたWiMAX +5Gに乗り換えるなら、BIGLOBE WiMAX +5G!

さまざまな事業者から提供されているWiMAX回線ですが、その乗り換え先として当サイトでおすすめしたいのが「BIGLOBE WiMAX +5G」です。

データ容量は無制限で、料金プランもシンプルでわかりやすいのがポイント。月額料金が安くなるキャンペーンもたびたび展開しており、最低利用期間もありません。もちろん、最新のデータ端末も提供中です。

下り最大4.2Gbpsの高速通信が可能*1。本記事で紹介したように速度制限はありません。

WiMAXを契約しようと考えている方は、選択肢のひとつとしてぜひご検討ください。

  1. 5G SA対応の「ギガ放題プラスS」プランでデータ端末L13利用時。下り最大4.2Gbpsは5Gの一部エリアでの提供です。
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