光回線の利用には工事が必要です。光回線を契約したいけど一体どんな工事をするのか分からなくて、不安を感じてる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、光回線の工事内容から費用や流れまで分かりやすく解説します。この記事を読めば光回線の工事のことが、しっかり理解できますよ。

光回線の工事はなぜ必要?

光回線を利用するには必ず工事を行う必要があります。光回線を利用するには住宅内に光ファイバーが引き込まれてなければいけません。したがって、光回線の工事が完了したあと、パソコンなどのデバイスを設定することにより、住宅内で光回線のインターネットが利用できます。

工事の前に確認や準備しておくこと

それでは工事の前の確認事項や準備事項をみていきましょう。

光回線の導入状況

すでに光回線が住宅に導入されているケースもありますので、管理会社や大家さんに聞いてみましょう。導入されている場合は事業者やプロバイダと契約するだけで、インターネットが利用できます。工事も、後述する無派遣工事と呼ばれる簡単なものを行うだけで済みます。

サービスエリアの確認

希望の光回線が自宅エリアでサービスを提供しているか確認します。フレッツ光や光コラボ、独自回線で、サービスエリアは微妙に異なります。フレッツ光や光コラボ、独自回線については以下の記事で詳しく解説しているので、チェックしてみてください。

光回線とは?仕組みや種類、メリット・デメリットや選び方まで徹底解説

工事の日程調整

まずは、光回線事業者もしくはプロバイダに光回線を申し込みます。申し込みから工事までは一ヶ月~二か月かかる場合もありますので、スケジュールには余裕を持って行動してください。また、休みの人が多い土日は特に混み合います。土日の工事を希望する場合、追加料金がかかることもありますので、事前にしっかり確認しましょう。

接続したいデバイスを準備する

光回線に接続したいパソコンなどを準備してください。工事が終了すれば光回線はすぐに利用できるようになります。その際にパソコンなどがなければ、工事が成功したかどうか分からないため、光回線に接続したいデバイスは事前に用意する必要があることを覚えておいてください。

最近は有線ではなく無線での接続も当たり前になってきました。無線での接続を希望する場合、Wi-Fiルーターを用意する必要があります。Wi-Fiルーターはプロバイダからレンタルできる場合もありますので、購入する前にしっかり確認しましょう。

工事の立ち会いが必要なケースと必要ないケース

光回線の工事には立ち合いが必要なケースと必要のないケースがあります。それぞれみていきましょう。

派遣工事

立ち会いが必要な工事のことを派遣工事と呼んでいます。住宅に光回線が導入されていない場合、フレッツ光や光コラボから独自回線へ乗り換える場合、逆に独自回線からフレッツ光や光コラボに乗り換える場合、などが派遣工事に該当します。住宅内に光ファイバーを通す室内での工事になりますので、居住者の立ち合いが必要です。

無派遣工事

立ち会いが不要な工事のことを無派遣工事と呼んでいます。すでに住宅に光回線の設備が導入されている場合、フレッツ光から光コラボへ乗り換える場合、光コラボから他社の光コラボへ乗り換える場合、などが無派遣工事に該当します。無派遣工事の場合、住宅での工事は不要です。NTT東日本・西日本の局内工事のみで光回線が利用できるようになります。

光回線工事の内容

光回線の工事はどのように行うのでしょうか。工事の内容は戸建ての場合と集合住宅の場合で異なります。それぞれみていきましょう。

戸建ての場合

近くの電柱から光ファイバーを室内に引き込みます。電話線やエアコンダクトを使用し配線を行いますが、住宅状況により利用できない場合も。そのようなケースでは、壁に穴を開けて光ファイバーの引き込みを行います。また、住宅の外壁には光キャビネットを設置します。これを通すことにより、光ファイバーを室内に引き込むことが可能です。

室内に引き込まれた光ファイバーは、ONUやHGWといった通信機器と接続します。通信機器はたいていの場合、工事を行う作業員が持参し、光ファイバーと接続してくれますが、事業者によっては、自分自身で通信機器を設置しなければなりません。それほど難しい内容ではないので、説明書通りに作業を行えば設置は容易に行えますよ。

集合住宅の場合

マンションなどの集合住宅の場合、既に光コンセントが室内に設置されていれば、前述の無派遣工事になりますので、立ち合いは不要です。ただし、光コンセントが室内にない場合は派遣工事を行うことになります。マンションの共有スペースに回線終端装置が設置されていれば光ファイバーは既にマンション内に引き込まれていますので、室内に光ファイバーを引き込む工事を行えば光回線が利用できるようになるでしょう。

回線終端装置が共有スペースにない場合、マンション近くの電柱から光ファイバーを建物に引き込むことから、始めなくてはなりません。また、室内に配線を通すための工事も必要になります。配線の種類は、光配線方式、VDSL方式、LAN方式があり、方式によって配管の設置を行います。VDSL方式とLAN方式は光配線方式に比べて速度が遅くなる場合がありますので、注意が必要です。

工事が終わった後に実施すること

工事が終了したら、すぐに光回線を利用できます。事前にWi-Fiルーターを準備しておきましょう。ONUやホームゲートウェイを光コンセントに接続し、Wi-Fiルーターに繋げます。前述したように、この作業は工事を行った作業員が行うこともあります。

次にスマートフォンやパソコンなど、光回線に繋げたいデバイスを用意します。Wi-Fiルーターに書かれているSSIDとパスワードを確認して、デバイスのWi-Fi設定画面に文字列を入力すれば完了です。これで快適な環境で高速インターネットが利用できるようになりました。なお、SSIDとパスワードはセキュリティ対策のためにも変更することをおすすめします。

光回線の工事が利用できないケースとは?

さまざまな理由で光回線の工事が行えないケースも。順番にみていきましょう。

サービスエリアの対象外

どの光回線でも程度の差はあれど、各地域でサービスを提供しています。しかし、お住まいの地域がサービスエリアの対象外となっているケースも少なからず存在します。事前にホームページなどで、契約したい光回線が居住地でサービスを提供しているか確認しましょう。

光ファイバーを住宅まで引き込めない(戸建て住宅)

こちらはのケースは戸建て住宅が該当します。住宅と電柱の間に距離があると、物理的に光ファイバーが引き込めません。

国の許可が下りない(戸建て住宅)

遠くの電柱から光ファイバーを引き込むために、国道や河川をまたぐ工事が発生するかも知れません。こういったケースで工事を行うには、国の許可が必要になります。たいてい許可は下りますが、場合によっては、国の許可が下りないことがあるのを覚えておきましょう。

大家さんが工事を許可してない(集合住宅)

マンションなどの集合住宅では、工事を行うためには大家さんの許可が必要になります。これは工事により壁に穴を開ける必要があるため。事業者に申し込む前にしっかり確認しておきましょう。

配管が破損している(集合住宅)

マンションなどでは、光ファイバーを配管を通して室内に引き込むことになります。このとき配管が破損していると光ファイバーを室内まで通せないため、工事ができません。

光回線工事の費用相場

最後に気になる工事費用の相場をみていきましょう。

  • 戸建て住宅:20,000~40,000円
  • 集合住宅:15,000~30,000円

おおよそ上記のような工事費用となる場合が多いです。ここで着目してほしいのが、各事業者が実施しているキャッシュバックなどの特典やキャンペーン。キャッシュバックにより、工事費が実質無料になる場合もありますので、各事業者が実施している特典やキャンペーンをぜひチェックしてみてください。

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光回線の新規加入や乗り換えを検討中であれば、選択肢のひとつとして「ビッグローグ光」をおすすめします。「インターネット回線が遅い」「インターネット料金が高い」などとお悩みの方にぴったりです。

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また、IPv6接続(IPoE方式)*1で最大10Gbps*2の光回線で、快適な環境でインターネットが利用できますよ。

  • IPv6に対応していないサービス/サイトはIPv4接続となります。
  • 最大通信速度は光回線タイプによって異なります。最大通信速度はお客さまのご利用機器、宅内配線、回線の混雑状況などにより低下します。