光コラボとフレッツ光はどう違う？仕組みやメリットを解説
T.A
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プロバイダなどでは光回線のサービスもセットで提供している光コラボ事業者が増えてきました。トータルの料金が安く済んだり、キャッシュバックなどのキャンペーンがあったりすることが多いためおトクです。
ただ、どんな事業者が提供しているサービスなのか、通常の光回線とどう違うのかよく分からない人も多いでしょう。
本記事は光コラボ事業者について詳しく解説していきます。
光コラボレーション事業者って何？
光コラボ事業者は、NTT東日本とNTT西日本から光回線の卸売を受けた上で「光コラボ」のサービスを提供しています。主にプロバイダや携帯キャリアなど、自社で光回線の設備を持たない通信事業者が光コラボ事業者としてサービスを提供しています。
光コラボレーションの仕組みについて
光コラボレーションの仕組みを理解するには、まずフレッツ光について知っておく必要があります。フレッツ光はNTT東日本とNTT西日本が提供している光回線サービスです。光回線サービスの中でも代表的なもので、全国で利用できます。光コラボレーションでは、使用する回線はフレッツ光と同じものです。しかし、サービスの提供事業者は、NTT東日本やNTT西日本ではありません。プロバイダや携帯キャリアなどが自社のサービスとして提供します。
つまり、フレッツ光と光コラボはサービスの提供事業者が異なります。そのため、料金の支払いも光コラボ事業者であるプロバイダや携帯キャリアなどに対して行い、NTT東日本やNTT西日本とやりとりすることはありません。
光コラボ事業者のメリットは？
光コラボ事業者を利用することで、次のようなメリットがあります。
窓口を一本化できる
フレッツ光を使う際、NTT東日本/西日本と契約する際は、別途プロバイダの契約が必要です。しかし、光コラボでは、その必要がありません。大半の光コラボ事業者では、光回線のサービスとプロバイダのサービスをセットで提供しています。そのため、窓口を一本化できるのがメリットです。
不具合が発生したときや解約したいときなどの問い合わせも、契約中の光コラボ事業者に対して行うので「こういう場合はどこに問い合わせればいいのかな？」と迷うことも少なくなりますね。
料金が安くなる
フレッツ光のような自前の光回線を保有してサービスを提供している業者はそう多くないため、なかなか競争も生まれにくいのが実情です。その上、フレッツ光を利用する場合には、プロバイダ料金も別途かかるため、どうしてもトータルの料金は高くなってしまいます。
これに対して、光回線とプロバイダのサービスをセットで提供している光コラボ事業者の数は多いので、必然的に競争が生まれます。そのため、フレッツ光を利用しプロバイダを別途契約する場合と比べてトータルでかかる月額料金が割安なことが多いです。
簡単に乗り換えできる
光回線の乗り換えをする際には、通常なら旧業者の回線の撤去工事と新業者の回線の工事が必要になります。そのため、費用と時間がかかることが多いです。契約途中での乗り換えには、違約金がかかる場合もあります。その点、フレッツ光から光コラボ事業者に乗り換える際には工事不要で簡単に行えるのがメリットです。
フレッツ光の回線を使って光コラボに乗り換える場合には、違約金もかからないことが多いです。ただし、光コラボから別の光コラボへの乗り換えに関しては、契約時期によって違約金がかかる場合もあります。
独自のキャンペーンを実施している
光コラボ事業者では、独自のキャンペーンを実施していることが多く、上手く活用すればお得です。例としてビッグローブ光なら、キャッシュバックや月額値引き、工事費実質無料などの特典がつきます。
スマホとのセット割がある
スマホとセットで契約すると月額料金が割引になるサービスも多くの光コラボ事業者で実施しています。ビッグローブ光では、auとUQモバイルがセット割の対象です。現在auかUQモバイルを利用中なら、au・UQモバイルの利用料金が毎月最大1,100円割引になります。BIGLOBEモバイルをご利用ならセット割ではありませんが毎月220円安くなります。
光コラボ事業者のデメリットは？
光コラボ事業者を利用する際には、次のようなデメリットも認識しておきましょう。
フレッツ光の工事費用を分割払いしている場合
フレッツ光から光コラボ事業者に乗り換える際に違約金はかかりませんが、工事費用を分割払いで支払っている場合には要注意です。乗り換えをすれば、工事費用の残債がなくなるわけではありません。乗り換え後も完済するまで残債の請求が続きます。
違約金が発生するケースがある
光コラボ事業者やプランによっては、2年や3年などの契約期間が決まっているところも少なくありません。その場合には、契約更新月以外のタイミングで解約すると違約金が発生するケースもある点に注意しましょう。契約する前に、契約期間や違約金の有無、金額などを確認しておく必要があります。
短期間で乗り換えたり引っ越しをしたりする可能性がある場合には、違約金なしで解約できるプランを選ぶ方が無難でしょう。ただし、違約金なしで解約できるプランは料金がやや高い傾向にあります。
事業者が多く迷いやすい
光コラボのサービスを提供している事業者はかなり多くあります。選択肢が豊富なのは好ましいことですが、どの事業者を選べばいいのか迷いやすいのが実情です。事業者によってサービスに差があり、後からほかの事業者のほうが良かったことに気づくケースも珍しくありません。
複数の光コラボ事業者を比較検討して選ぶにしても、どのような点に着目すればいいのかよく分からない人もいるでしょう。 次章では、光コラボ事業者の選び方について紹介しています。
光コラボ事業者の選び方
光コラボ事業者を選ぶときには、次のような点に着目して選びましょう。
キャッシュバックで選ぶ
光コラボ事業者の多くは、キャッシュバックキャンペーンを実施しています。キャッシュバックの金額は光コラボ事業者によって異なるので、複数の光コラボ事業者をよく比較した上で選ぶようにしましょう。また、条件によってキャッシュバックの金額が異なるところもあるため、条件はよく確認しておきましょう。
月額料金で選ぶ
光コラボ事業者では、契約年数により月額料金が異なるところが多いです。長く利用する予定なら、契約期間が長く月額料金が安いところを選ぶのがいいでしょう。1ギガプランの戸建てだと5,000〜6,000円前後、マンションなら3,500〜4,500円前後がおおよその相場です。また、10ギガプランの場合は6,000円台が相場になることが多いようです。
スマホなどとのセット割引
スマホとセットで利用すると割引になる光コラボ事業者もあります。割引が適用される場合には、その分も考慮して選ぶのがいいでしょう。また、家族が契約しているスマホなど、対象となる範囲などの確認も必要です。家族が多い場合には、家族分が対象になるかどうかで割引金額も大きく変わってきます。
サポート体制
契約後のサポート体制についても気になるところですよね。契約しようとしている光コラボ事業者の公式サイトを見てみると、サポート体制がどんな感じなのかだいたい把握できます。電話番号や受付時間などが分かりやすいところに表記されているかどうかチェックしておきましょう。フリーダイヤルの電話番号が表記されているところなら安心です。
信頼できる会社かどうか
光コラボ事業者の数はかなり多いため、事業者を選ぶときには迷ってしまうと思いますが、まずは名前を知っている会社を選ぶのが無難でしょう。まったく聞いたことがない会社も多数あるなか、それよりは安心感があります。また、会員数や創業年数などもヒントになりうるでしょう。
光コラボに乗り換える方法「転用」とは？
光コラボについて調べるなかで「転用」という言葉に触れたことがあるかもしれません。なにか難しい手続きのように感じますが、転用というのは、現在フレッツ光を利用している人が、回線はそのままで光コラボに乗り換えることを指します。ユーザーの立場では「乗り換え」と同じと考えておいて問題ないでしょう。
工事不要
転用なら、回線のサービス提供業者が変わるだけです。これまで使用していたフレッツ光の回線の撤去工事も、光コラボでこれから使用する回線の工事も必要ありません。また、光コラボ事業者から別の光コラボ事業者への乗り換えの際にも転用が可能です。
転用の流れ
最初に、現在利用中のNTT東日本またはNTT西日本で手続きを行います。それから、乗り換え先の光コラボ事業者に申し込みをしましょう。申し込みが完了すると、しばらくしてから切替日が通知されます。切替日になったら、転用手続きが行われるという流れです。切替日当日は利用者側では特に何もしなくても自動的に切り替えられ、フレッツ光は解約になります。
光コラボはこんな人におすすめ
光コラボは次のような状況の人におすすめです。
光回線をできるだけ安く使いたい
光コラボなら多くの場合で、フレッツ光よりも料金が安くなります。フレッツ光と比べて月額料金が500円安くなったとすれば、1年間で6,000円節約できます。10年利用すればトータルの節約額は6万円と考えれば、決して小さくない金額ですね。
契約をまとめて分かりやすくしたい
フレッツ光とプロバイダを別々に契約していて、支払いなどが面倒だと感じている人にもおすすめです。光コラボ事業者なら、支払先が1ヶ所で済むため、管理が楽になります。
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- IPv6に対応していないサービス/サイトはIPv4接続となります。
- 最大通信速度は光回線タイプによって異なります。最大通信速度はお客さまのご利用機器、宅内配線、回線の混雑状況などにより低下します。
- 2024年11⽉1日時点の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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