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飛行機に乗るためのeチケットとは?
昨今、JALやANAなどで飛行機のチケットを購入すると、eチケットなるものが発券されるようになりました。
eチケットとは、その名の通り電子航空券のことです。予約したフライトの航空券は航空会社のコンピューターシステムに保管されており、チケットレスサービスとも呼ばれています。JALの「タッチ&ゴー」、ANAの「スキップサービス」などでご存知の方も多いと思います。旅行や出張で飛行機に乗ることが多い方には馴染みのあるサービスですよね。
購入時に発券される「eチケットお客様控え」とは?
航空券を購入した際、航空券の代わりに発券されるのが「eチケットお客様控え」。購入したフライトの時刻や便名、発着空港などが記載された旅程の確認書とも言えます。
ここで注意したいのは、これは「搭乗券」ではないということです。このお客様控えを印刷し、航空会社のカウンターにもっていくと、ここで初めて搭乗券を発券してもらえます。
「eチケットお客様控え」と「航空券」の大きな違い
eチケットと航空券で大きく異なる点は、「eチケットお客様控え」は、万一失くしてしまっても再入手が容易だということです。
その名のとおり、電子的に授受をおこなっているため、予約完了時のメールで送られてきていればそれを再度印刷できますし、航空会社のWEBサイトで確認できる場合には、そこから再度印刷ができます。
飛行機の予約は搭乗の1カ月や2カ月前から行うという方もいらっしゃると思いますが、その期間が長ければ長いほど航空券の紛失のリスクが高まりますよね。
何度でも発行できる「eチケットお客様控え」は、この航空券紛失のリスクを軽減してくれるのです。
便利な2次元バーコード。不慣れな人には落とし穴も!
なお、さきほどのJALやANAのように事前に「2次元バーコードの取得」などを行っていれば、航空会社のカウンターにいくことなく、そのまま保安検査場へ進むことができます。
まさに発券不要のチケットレスサービスでとっても便利です。
しかし、ここで注意点をひとつ!
空港でよく見かける光景なのですが、事前に取得していた2次元バーコードを、当日空港についてから見つけられない、という方がときどきいます。
特にご年配の方など、スマホ操作に不慣れな方に多いようです。そのため、事態が起きてしまったときのリカバリーもまた大変。
予約完了時のメールを探し当て、そこから再度2次元バーコード取得までたどり着く、という技を搭乗時刻が刻一刻と迫る中で行わなければなりません。
そんな事態にならぬよう、「eチケットお客様控え」は必ず印刷して持つ、もしくは、2次元バーコードのスクリーンショットを必ずとっておき、すぐに取り出せる見つけやすい場所に保存しておく、などの対策をしておきましょう。
かくいう自分も、2次元バーコードをよく利用する今でも「eチケットお客様控え」は印刷して旅行に出るようにしています。
出番がなく終わることがほとんどですが、ある日突然スマホが使えなくなる可能性だって否定できませんから。
※本記事の内容は、2017年4月20日現在の情報です。