1970年代に全盛期を迎えた「8ミリカメラ」。8mm幅のフィルムを使って撮影することから撮った映像を「8ミリ映画」、またカメラや映像を総称して「8ミリ」と呼んで、一般家庭にも普及していました。
しかしフィルム代や現像代がかかることや、ビデオカメラが普及したことで人気は衰退。今では、誰もがスマホで簡単に映像を撮影できる時代になり、8ミリカメラなど忘れさられています。
そんなデジタル全盛の時代に、8ミリカメラで撮影した映像を再現できるアプリが登場。その名も「8ミリカメラ」です。iPhoneでアナログの何とも言えない風合いと、色あせたレトロな映像を簡単に再現できます。
使い方はいたって簡単。その使い勝手や楽しみ方を紹介していきましょう!
目次
「フィルム」を選んで好みの映像に
アプリを立ち上げると、デジカメのような操作画面が現れます。その画面の右下にあるダイヤルを回すことでフィルムを選択できます。
フィルムの種類は「1920」「70s」「60s」「Sakura」「Siena」など、全部で13種類。好みの色合いやボケ具合を簡単に選ぶことができます。
また、ダイヤルの中央にあるボタンをタップすると、コマが上下にズレるフィルムならではのエフェクトを入れることが可能です。
「レンズ」で8ミリ映像をリアルに再現!
さらに、右上にあるファインダーのような部分をタップすると、レンズを選ぶことができます。レンズの種類は全部で8種類あります。
フィルム特有の画面の揺れを再現した「ちらつくフレーム」や、フィルムが感光してできてしまう赤いにじみの入った「光漏れ」、コダックのフィルムの発色をモチーフにした「スーパー8」など、独特なエフェクトが楽しめます。
さまざまなエフェクトでよりリアルに!
このほかにも、さまざまな機能を備えています。
右下にあるダイヤルの横にあるマイクの形をしたアイコンをタップすると「マイク音」「映写機」「無音」と、音声を変えることができます。映写機の「カタカタカタ……」というフィルムを送る音を聞きながら映像を楽しむのも、ノスタルジックで楽しいですね。
このアプリは、フィルム風に加工された映像をリアルタイムで撮影するものですが、これまでに撮った映像をフィルム風にすることもできます。
モニターの右側にある歯車のようなアイコンをタップすると、カメラロールにある撮影済みの動画が表示されます。そこから加工したい動画をタップしてモニターに表示。録画ボタンを押せば、フィルム風の映像が新たな動画として保存されます。
このほかにも、フレームサイズを「4:3」「16:9」から選択できたり、動画の1秒間当たりのコマ数を変更したり、音楽やタイトルを入れることも可能です。
8ミリ風動画を作ってみました!
こちらが「8ミリカメラ」を使って、実際に撮影してみた映像です。
8ミリの映像を「懐かしい!」と思う人も、なじみのないレトロな映像を「新しい!」と感じる人も、ぜひ一度使ってみてください。
卒業式や結婚式などの思い出も、ちょっと違った雰囲気で残せますよ!
「8ミリカメラ」
価格:360円(税込)
対応OS:iOS 8.0以降
ダウンロードはコチラ
※本記事の内容は、2019年4月9日現在の情報です。