桜の季節になりました。日本では、ただ花と書けばそれは桜を指すとされるほど、花の代表ともいうべき桜を、iPhoneで撮影するコツをまとめてみました。
スマホ一台を片手に気楽にお花見&撮影に行けるのだから、いい時代が来たものですね。使用した機材はiPhone11 Proです。
目次
大前提。背景に余分なものを写さない
桜を撮るときに限りませんが、背景によけいなものが入り込まないように注意しましょう。花見の場合であれば、民家や電線がその代表ですね。
また、背景に太すぎる枝があると、全体が暗くなりがちです。
なるべく桜が中心に来るように画作りしましょう。
ただし、空と桜、桜と湖畔、桜と花畑のように、桜と一緒に写したいものがあるときは別です。
▲よくない例
▲いい例
グリッドを使って構図を作る
iPhoneのカメラにはグリッド機能があります。
画面を九分割する細い線です。この線を利用すると、うまく水平をとることができますし、構図を考える役にも立ちます。
構図とは、ひとことでいえば、バランスや配置のことです。まずなにをどこに配置するかを決めなければ話が始まりません。
▲「設定」→「カメラ」で「グリッド」をオンにする。画面が九分割される
わかりやすい三分割構図
グリッド線には、交点が四つあります。
この交点のいずれかに見せたいものの中心を持ってくると、安定した構図を作ることができます。桜の花を画角いっぱいに大きく撮る場合、中心はおしべの部分にしたいので、おしべをどこかの交点に持ってくるといいですね。バランスを見ながら、強調したい花びらを中央部分に持ってくると、安定した写真となります。
▲桜の花びらのおしべの部分をグリッドの交点にもってくる
対角線構図
被写体を対角線上に配置する「対角線構図」も、簡単で効果のある構図です。桜の奥行きや広がりを感じさせることができます。
画面の右上から左下、あるいは左上から右下に斜めの線を想像し、その上に被写体を乗せてみましょう。枝と桜を同じ画面の中に収めるには、この方法がおすすめです。
▲枝を対角線上に配置する
日の丸構図
「日の丸構図」は名前のごとく、画面の真ん中に被写体を大きく配置する単純な構図です。単純な分、インパクトが出ます。
たとえば、InstagramなどのSNSに投稿することを考えると、スマホの小さな画面のなかで見ることになるので、このような単純な構図が印象に残りやすいといえます。
▲桜の花を中央に大きく配置する
逆光で撮影する
撮影日はなるべく晴れた天気のいい日を選びたいものです。
光を撮影者の背にして撮影することを「順光」と言うのに対して、光を正面にして撮影することを「逆光」と呼びます。撮りやすいのは順光です。明るいわかりやすい写真を撮ることができます。ただ、順光で撮った写真は面白みには欠けるかもしれません。
逆光を利用して撮影する方法もあります。桜の花のような薄くて淡い色の対象物は、光を透かして撮影することで、ドラマチックな印象を与えることができます。空が明るくなりすぎてしまい、肝心の桜が暗くなるようでしたら、露出を変更して明るさを調節しましょう。逆光で撮るときは、画面内に直接太陽が写らない「半逆光」を意識することが大切です。
▲順光(太陽を背にする)で撮影
▲逆光(太陽と対峙する)で撮影
▲半逆光(太陽と対峙するが太陽は画面内に入れない)で撮影
カメラを寄せて撮る
桜の花びらを大きく撮るには、ズーム機能を使わず、自分から寄っていくのが基本です。ズーム機能を使うと、背景の範囲が狭くなり、ごちゃごちゃした印象になりがちです。
▲ズーム機能を使って撮った写真
▲自分から近づいて撮った写真
ピントをロックする
iPhoneのカメラ機能は、画面の好きなところにピントを合わせることができます。ピントを合わせたいところに指を置いて、ピント部分を長押しすると、「AE/AFロック」という文字が表示されます。これがピントをロックした状態です。
たとえば、すこし画面奥にピントを持ってくると、手前の花びらをぼかした写真を撮ることができます。また、この状態のとき、ピントの合っている場所の横に太陽マークが表示されます。この太陽マークを指で上下に移動させることにより、露出を調節して、風景の明るさを調節することができます。
▲ピントを奥に合わせ手前をぼかした写真
▲ピントの横に表示される太陽マークを指で動かし明るくしている
いかがでしょうか。いずれもiPhoneで写真を撮るときの基本的な知識ですが、桜を撮るのに必要なものを抜き出してみました。
桜は自然のなかで撮るものなので、天候をはじめ、風の強さなど、いろいろな影響を受けます。条件が悪いときは時間をずらす、日を改めるなどして、なるべく好条件のもとでの撮影にチャレンジしましょう。
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